持続可能なお店づくりを目指して

私たちTOは、これまで一貫して、長く愛されるお店づくりに向き合って参りました。持続可能なお店を実現するためには、
施主の「想い」が反映されたデザインと集客戦略、資金繰り、動線設計などのマーケティング視点の掛け合わせが必要です。
私たちは、施主様と一緒にこれらを徹底的に考え抜き、寄り添い、実践します。

TOの施工事例

お店のエントランスや窓に起こる結露に困っていませんか?冬の時期の結露対策についてご紹介いたします。

飲食店に使用される断熱材の種類やメリットデメリット 店舗デザインのポイント
店舗デザインのポイント

冬の寒い時期になるとエントランスや窓に「結露」が起こることがあります。何度も拭くことになり困った経験がある方も多いのではないでしょうか?今回はそんな「結露対策」についてご紹介いたします。

「毎日結露を拭くのが大変で困っている」
「お店の窓ガラスが曇ってしまい、外の様子が見えづらい」
「厨房でお湯をよく使っていてすぐに曇ってしまう」

などとお考えの方は是非参考にして見て下さい。

結露とは

空気には水蒸気が多く含まれています。この水蒸気を多く含んだ空気が冷やされて、「飽和水蒸気量」を超えることによって、水蒸気が凝縮されて何かの表面などで水に変わることで発生します。

そのためエントランスや窓に発生する結露は、空気中の暖かい水蒸気が、外部と接していて冷たいガラス面と接することが原因で発生します。結露はほおっておくとカビやダニなどの原因となったり、壁材や床材などを腐らせてしまうこともあるのでしっかりと対策をとりましょう。

※「飽和水蒸気量」は1㎥の空間に存在出来る水蒸気の質量のことを意味します。

結露が発生しやすい環境

店舗において特に結露が発生しやすい環境についてご紹介いたします。

①外部との寒暖差が激しい

建築用語鴨居

冬の時期に内部に暖房を多く用いていると外部との寒暖差によって結露は発生しやすくなります。

②暖房機器の使用

石油ストーブやガスファンヒーター」などの暖房機器は燃料を燃焼させる際に水蒸気を発生させるため、結露しやすい環境を作ってしまいます。

③換気不足

店舗デザインは外観が大切

換気をしないで長時間過ごしていると、室温が高くなったり、湿度が上がったりと結露しやすい環境を作り出してしまいます。

④厨房機器の使用

特にパスタボイラーなど水蒸気を発生させる厨房機器を使用すると、一気に空気中の水分量が増えて結露が発生しやすくなります。

結露が発生した時の対策

結露が発生しないための対策についてご紹介いたします。

①外部との寒暖差を減らす

寒暖差を減らすといっても冬場は暖房機器が必要不可欠なので室温自体は適正な温度を保ちましょう。ただ結露が発生しやすい窓のガラスなどは二重窓を使用することをオススメします。二重窓とは窓と窓の間に空気の層を入れたもので、この空気の層があることにより外部との寒暖差をやわらげてくれます。

また二重窓への変更が難しい場合は、専用のフィルムを貼ることで、二重窓と比較して効果は小さいですが、外部との寒暖差をやわらげることが可能です。

②水蒸気を発生する暖房機器を使用しない

先程ご紹介したような水蒸気を発生する暖房機器は避けて、エアコンやハロゲンヒーターなど電気を用いた暖房機器を使用することがオススメです。また使用する際も外部と近い部分は寒くない程度に温度を下げるなど、寒暖差を抑える使い方をするとより効果的です。

③換気をしっかりと行う

お店の休憩時間などには窓を二つ以上開いて空気の流れを作った上で換気を行うことが効果的です。ただお店の中が冷えてしまうので、難しい場合は換気扇や除湿器を用いて水蒸気を減らすようにしましょう。またサーキュレーターなど空気の循環を行える機器もオススメです。

まとめ

今回は「結露」についてご紹介いたしました。このように身近なことだけれど困っていることがあるなどありましたら是非ご気軽にご相談下さい。

株式会社TOは店舗やオフィスなどの商業施設のデザインを多く取り扱っています。「お客様が望まれていること」さらに「お客様のお客様が望まれていること」を実現できるように誠心誠意取り組んで参ります。店舗改装や、新規出店、それ以外のことでも何かお困りのことございましたらご気軽にご相談下さい。皆様の理想を叶えるために尽力させて頂きます。