店舗のリニューアルを検討している方で、以下のようなお悩みはありませんか?
店舗リニューアルは、集客力向上や売上アップにつながる大きなチャンスです。しかし、費用面をしっかり把握していないと、予算オーバーや計画が頓挫する可能性もあります。
本記事では、店舗リニューアルにかかる費用相場や内装・外装や業種別の費用目安、使える補助金・助成金などを詳しく解説しています。店舗のリニューアルを検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
なお、株式会社TOでは、店舗のリニューアルに関するご相談を受けています。リニューアル予定の店舗やオフィスに合ったデザインを設計・提案をさせていただきます。もしご興味のある方は、ぜひ株式会社TOにご相談ください。
長く愛される店舗づくりのコツをYouTubeでもご紹介しています。ぜひこちらもご覧ください。
店舗リニューアル(改装)にかかる費用相場
ここでは、それぞれの大まかな費用相場と、坪単価の目安、業種別の費用目安をご紹介します。
- 内装リニューアル(改装)の費用相場
- 外装リニューアル(改装)の費用相場
店舗リニューアルにかかる費用相場は、内装・外装、業種、工事内容によって大きく変動します。
それぞれの費用相場を詳しく見ていきましょう。
内装リニューアル(改装)の費用相場
内装リニューアルの費用相場は、1坪あたり15万円~50万円が一般的です。飲食店や美容室の場合は、厨房設備や水回りなど特殊な工事が必要なので、他業種よりも費用が高くなる傾向があります。
坪単価の目安は下記の通りです。
業種 | 坪単価目安 | 20坪の場合の費用目安 |
飲食店 | 30万~50万円 | 600万~1,000万円 |
美容室・サロン | 20万~40万円 | 400万~800万円 |
小売店 | 15万~30万円 | 300万~600万円 |
上記を参考に、内装リニューアルの費用目安と予算から、店舗リニューアルの検討をしてみてください。
外装リニューアル(改装)の費用相場
外装リニューアルの費用相場は、150万円~250万円が一般的です。塗装や看板設置、照明、植栽など、工事内容によって費用は変動します。
主な工事内容ごとの費用目安は下記の通りです。
工事内容 | 費用目安 |
塗装工事 | 130㎡で約70万円 |
看板設置 | 20万~30万円 |
照明・エクステリアライト設置 | 1基あたり約2万~30万円 |
フェンス・植栽設置 | フェンス1基あたり約2万円、植栽1ヵ所あたり約2万円 |
店舗リニューアル(改装)の費用を抑える4つのポイント
ここでは、費用を抑えるための4つのポイントをご紹介します。
- リニューアルの目的と内容を明確化する
- 複数業者に見積もりを依頼する
- 居抜き物件を活用する
- 補助金・助成金を活用する
店舗リニューアルにかかる費用を抑えるには、事前の計画と準備が大切です。
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
リニューアルの目的と内容を明確化する
リニューアルの目的(集客力向上、売上増加、老朽化対策など)を明確にすると、本当に必要な工事とそうでない工事を区別できます。
目的が不明確だと、デザインや設備に過剰投資してしまう可能性があるため、しっかり決めておくのが大切です。
例えば、飲食店の場合、若年層の集客を増やしたい目的があれば、内装デザインや座席レイアウトに重点を置き、厨房設備の変更は最小限に留めることが可能です。
複数業者に見積もりを依頼する
業者ごとに提示される価格や工事内容には差があるので、複数の見積もりを比較するとコスト削減につながります。
価格だけでなく、工事の提案内容やデザイン性、アフターサポートの有無なども比較すると、自店舗に最適な業者を選択可能です。また、適正価格の相場感が分かるため、過剰な見積もりや不要な工事を避けられます。
なお、株式会社TOでは、お見積もりに関して、具体的な内容をお伺いした上で、お施主様のご希望に合わせて調整しております。企画作成やデザインなどの料金が気になる方は、お気軽にご相談ください。
居抜き物件を活用する
居抜き物件とは、前のテナントが残した厨房設備や空調、什器、配管などをそのまま使える物件のことです。居抜き物件を活用すると、新規設置や解体費用を削減できます。
また、既存の設備や内装を活用すれば、工事期間が短縮され、早期オープンにもつなげられます。
さらに、スケルトン物件に比べて改装費用が抑えられるため、限られた予算でリニューアルを実現できるでしょう。
このため、早めにオープンしたい方や費用を削ってリニューアルしたい方は、居抜き物件の活用がおすすめです。
補助金・助成金を活用する
補助金や助成金は、改装費用や設備投資の一部を支援してくれるため、自己負担額の軽減が可能です。国や自治体が提供する補助金は、業種や目的に応じて選べる種類が豊富なので、それぞれに適した制度を活用できます。
また、補助金は単なる費用削減だけでなく、店舗の競争力向上や新規顧客獲得など、リニューアル後の成功につながる投資を後押ししてくれます。
自己負担額を減らしたい方は、ぜひ補助金や助成金を活用してみてください。
店舗リニューアル(改装)に使える主な4つの補助金・助成金
ここでは代表的な4つの補助金・助成金制度をご紹介します。
- 中小企業新事業進出補助金
- 小規模事業者持続化補助金
- 事業再構築補助金
- 業務改善助成金
それぞれの制度の特徴や概要を理解し、自店舗に合った制度を選んで活用しましょう。
では、上記4つの制度に関して詳しく解説します。
中小企業新事業進出補助金
中小企業新事業進出補助金は、最大9,000万円の補助金が受けられる中小企業向けの制度です。店舗リニューアルを含む、新規事業への挑戦や高付加価値事業への進出を支援します。
特に、大規模な改装や新市場への進出を考えている企業に有効で、建物改装費や設備投資、人件費など、リニューアルに必要な経費が補助対象です。
中小企業で補助金を活用したい場合は、中小企業新事業進出補助金を活用するとよいでしょう。
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金は、最大200万円(特定条件で250万円)の補助金が受けられる制度です。小規模な店舗リニューアルや販路開拓を目的とした改装費用を支援します。
特に、部分的な改修や新たな顧客獲得を目指す事業者に最適です。また、店舗改装費だけでなく、広告宣伝費や設備購入費も対象なので、柔軟に活用できるでしょう。
部分的に改修してリニューアルをしたい場合は、ぜひ小規模事業者持続化補助金を有効的に使ってみてください。
事業再構築補助金
事業再構築補助金は、最大1億円の補助金が受けられる制度です。新市場進出や業態転換、事業再編などを通じて大胆な事業再構築に取り組む中小企業を支援します。
補助率は1/2~2/3と高く、最大1億円の補助金が支給されるため、大規模な店舗リニューアルや新規事業展開が実現しやすくなります。
そのため、事業再構築補助金は、店舗リニューアルをともなう新たなビジネス展開に最適です。
業務改善助成金
業務改善助成金は、最大600万円の助成金が受けられる制度です。生産性向上を目的とした設備投資や店舗改装費用の一部を補助してくれます。特に、最低賃金引き上げと業務効率化を同時に目指す中小企業・小規模事業者に適しています。
なお、店舗改装費や省エネ設備の導入、作業効率を高めるレイアウト変更など、生産性向上につながる工事が助成対象です。
店舗リニューアル(改装)にかかる期間
店舗リニューアルにかかる期間は、計画段階で1~3ヵ月、工事段階で1~3ヵ月が一般的です。工事期間は改装範囲や業種による設備要件(厨房、水回りなど)に影響されます。
例えば、飲食店の場合は以下のような期間で進められます。
- 部分的な改修:計画1ヵ月+工事1~2ヵ月(合計2~3ヵ月)
- スケルトンからの全面改修:計画2~3ヵ月+工事3~4ヵ月(合計5~7ヵ月)
上記を参考に、改修にかかる期間を逆算して、リニューアルのスケジュールを立ててみてください。
店舗リニューアル(改装)の成功事例3選
ここでは、株式会社TOが手がけた店舗リニューアルの成功事例を3つご紹介します。
- タコス&バー 【SKY FES】の店舗デザイン
- 和モダンカフェ 【Sun on Tow】の店舗デザイン
- 歯科クリニック 【あさい歯科医院】の店舗デザイン
上記の事例を見てみると、店舗リニューアルの可能性を感じられます。
では、それぞれの成功事例を詳しく見ていきましょう。
タコス&バー 【SKY FES】の店舗デザイン
タコス&バー「SKY FES」の店舗デザインは、限られた条件下で最大限のデザイン効果を引き出し、施主とともに現実的なリニューアルプランを実現した成功事例です。躯体に関わる工事がNGの中、既存の柵を活かしつつ間接照明を用いて開放感を演出しました。
当初提案したニューヨーク風の豊富な植栽量を、管理負担軽減のため約3分の1に調整し、現実的なコストバランスを考慮して造花も活用しています。
和モダンカフェ 【Sun on Tow】の店舗デザイン
和モダンカフェ「Sun on Tow」の店舗デザインは、課題解決力とデザイン性を両立させた成功事例です。家族経営の温かみと和モダンな空間が融合した魅力的なカフェとなりました。
和傘と赤い毛氈(もうせん)のベンチを設置し、写真映えするフォトスポットをデザインしています。また、素材を2種類に絞り込み、それらの素材を和のディティールで表現しています。
歯科クリニック 【あさい歯科医院】の店舗デザイン
歯科クリニック「あさい歯科医院」のプロジェクトでは、大規模な計画変更にも柔軟に対応し、施主の要望や地域への想いを形にできた成功事例です。
交差点角地の目立つ立地条件を活かし、施主の要望である「地域の目印となる高い建物」に応える設計を提案しました。周囲の景観と調和しつつも存在感のあるデザインを採用し、安全性と機能性も確保しています。
店舗リニューアル(改装)する際に知っておくべき注意点
店舗リニューアルを成功させるためには、計画段階での目的設定や予算管理、業者選びを慎重に行い、スケジュールとコンセプトを明確にするのが重要です。
リニューアルの目的(売上向上、集客力アップ、ブランド刷新など)が曖昧だと、費用対効果が低下し、期待する結果が得られない可能性があります。
また、信頼できる業者を選ばないと、施工の質やスケジュールに問題が生じるリスクもあります。上記の注意点をもとに、計画や目的設定、業者選びは慎重に行うよう意識してみてください。
理想の店舗リニューアルを叶えるなら「株式会社TO」にご相談ください!
内装リニューアルの相場は1坪あたり15万~50万円、外装リニューアルは150万~250万円が一般的です。費用を抑えるためには、補助金・助成金の活用や居抜き物件の利用、複数業者からの見積もり取得が有効です。
店舗リニューアルは顧客満足度や売上向上につながる重要な投資なので、計画段階からしっかりと準備を進めるようにしましょう。
なお、株式会社TOでは、店舗のリニューアルに関するご相談を受けています。リニューアル予定の店舗やオフィスに合ったデザインを設計・提案をさせていただきます。もしご興味のある方は、ぜひ株式会社TOにご相談ください!
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