【徹底解説】バーの内装デザインの重要ポイント!オシャレな内装にして集客を増やしましょう!

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飲食店の店舗デザイン
「独立してバーを開業したいけど、内装デザインはどうやって決めればいいんだろう」
「バーの内装デザインで、抑えておくべきポイントはあるのかな」

バーは、雰囲気作りを失敗してしまうと、新規のお客さまが増えない、リピーターに繋がらない、なんてこともありえます。そこで、この記事では、バーの内装デザインを決める際の重要ポイントを解説していきます。ぜひ最後までお読みください。

私たちTO(ティーオー)は、店舗・オフィスなど商業施設の設計を得意とするデザイン設計事務所です。店舗デザインに対して真摯に向き合い、無理のない最適なプランニングをしております。私たちのデザインの流れについてはこちらのページをご参照ください。

バーのコンセプトを明確化する

バーのコンセプト

バーの内装デザインを決める際、まず初めに、バーのコンセプトを決めましょう。バーのコンセプトを明確化することで、スムーズに内装デザインを決めることができます。コンセプト決めは、内装デザインを決める柱になるため、細かく具体的に決めてください。

ターゲット層を決める

バーの内装デザイン

バーのコンセプトを決める上で、一番重要なのは、ターゲットとする客層を決めること。ターゲットの層を明確にすることで、どのようなバーにするか、どのような内装にすべきかが決まります。

例えば、ターゲットをハイクラスの人にする場合、店舗に高級感のある、落ち着いた雰囲気を作り出す内装デザインにするなどです。ターゲットの層を決めることは、内装デザインの方向性を決めるため、コンセプトを決める最初の段階で決めましょう

バーの種類を決める

バーの種類を決めることも、コンセプトを考える中で決めなければならないポイント。バーといっても、さまざまな種類があるため、ターゲットの層に合ったバーにすることを意識しましょう。代表的なバーの種類は、以下の7つです。

オーセンティックバー
多くの人がイメージする本格的なバー。熟練の技術を持ったバーテンダーが、お酒を提供する場合が多いです
ショットバー
→ボトル単位ではなく、1杯ずつ注文するのが、ショットバーの特徴。滞在時間が短いため、回転率で勝負する必要があります。
ダイニングバー
カジュアルテイストのバーで、お酒だけでなく、食事の種類も豊富なのが特徴。調理が必要になるため、キッチンの内装も細かく決める必要があります。
ミュージックバー
ロックやジャズ、ピアノなど特定の音楽ジャンルに特化した空間を作り出すのが、ミュージックバー。スタッフとお客さまが好きな音楽ジャンルで盛り上がれるため、リピーター客がつきやすいです。
スタンディングバー
他のバーと違い、立ち飲みでお酒を嗜むスタイルのバーです。回転率重視になるため、価格設定を他のバーより安くするなど、工夫が必要です。
アミューズメントバー
ダーツやビリヤード、ボードゲームなどをお酒と一緒に楽しむことができるバー。長期滞在になる場合が多いため、お酒を多く頼んでもらえるよう、工夫を凝らすことが重要です。
スポーツバー
野球やサッカーなどのスポーツ見ながら、お酒を楽しむスタイルのバー。チームに特化したバーにすると、リピーターがつきやすいです。

提供する価格帯

内装デザインを決める前に、提供するお酒や料理の価格帯を、ある程度決めておくことも必要です。内装デザインの雰囲気と価格帯があっていないと、怪しいバーのイメージになってしまい、集客が上手くいかない場合があります。

例えば、バーがカジュアル感のある内装にもかかわらず、価格帯が高い場合、新規のお客さまは、不安感や不信感を抱いてしまいます。新規のお客さまに不安を抱かさないためにも、価格帯と内装デザインは必ず一致させましょう

また、理想のイメージを伝えたと思っても実際、思い通りにならなかったということがあります。こちらの記事ではデザインイメージの伝え方について詳しく解説しています。合わせてご参照ください。

バーの内装デザインで重要なポイント

バー内装のポイント

バーの内装デザインで重要視すべきポイントは以下3つです。3つのポイントが、バーのオシャレさを左右すると言っても過言ではありません。バーのコンセプトに、内装デザインで重要な3つのポイントを加えることで、集客が見込めるオシャレなバーを作ることができます。

①バーのカウンター

カウンターの高さ

カウンターは、高さと素材の2つをこだわる必要があります。ターゲットの層やバーの種類に合わせ、カウンターの高さと素材を変えるといいでしょう。2つのポイントをこだわることで、バーの内装デザインのランクがグッと上がります。

カウンターの高さ

カウンターの高さは大きく分けて3つ。「ハイカウンター」「ミドルカウンター」「ローカウンター」です。それぞれ以下の特徴を持っています。バーのコンセプトに合ったカウンターの高さを選びましょう

  • ハイカウンター
    メリット→お客さまとスタッフの目線が一緒。
    デメリット→長時間座ったり、喫食にはあまり適さない。
  • ミドルカウンター
    メリット→喫食もできる、カジュアルな雰囲気に適している
    デメリット→対応しているイスの種類が少ない(オーダメイドが必要な場合も)
  • ローカウンター
    メリット→足が床につくため座り心地が良い。年配の方でも安心して過ごせる
    デメリット→スタッフがお客さまを見下ろす高さになるので工夫が必要

バックバー

バックバーのポイント

バーの内装デザインを決める上で、カウンターと同等に重要なポイントがバックバー。カウンターと同様に、バーの柱となる部分です。バックバーを作る際、2つのポイントを抑えておきましょう。

見栄えを意識

バーでお客さまの視界にインパクトを残すなら、バックバーの見栄えを意識しましょう。バックバーの見栄えをよくするには「棚にこだわる」「ボトルの並べ方」がポイントになります。

棚は、カウンターと素材や色を合わせるといいでしょう。統一感が生まれ、高級感やオシャレ度が増します。ボトルの並べ方は、メーカーの種類ごとに、適切な間隔を取って並べてみてください。お店の印象に関わる部分なので、手を抜かず取り組みましょう。

機能性を意識

見栄えに加えて、意識すべきは機能性の意識です。お客さまの注文に対して、即座に対応できる位置にボトルを配置しましょう。見栄えを気にしすぎて、取りにくい位置にボトルを配置してしまうと、お客さまに提供する時間が遅くなります。

また、スタッフもストレスを抱きやすくなります。お客さまとスタッフの双方が、快適になる空間を作るために、バックバーの機能性を考え、ボトルの配置をしてください。

照明

照明は、お客さまの居心地を左右するポイントです。バーの内装デザインで考えるべきは、照明の「明るさ」と「色」の2つになります。

落ち着いた雰囲気のバーであれば、明るさを抑えめにして、電球色(オレンジががった色味)を使用するといいでしょう。音楽やスポーツバーなどの場合は、照明を少し明るめにし、LEDなどを用いるといいでしょう。

バーのコンセプトに合わせて、照明の明るさと色を調整してみてください。飲食店の照明に関しましては、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひこちらも合わせてご参照ください。

まとめ

バーの店舗デザイン

この記事では、バーの内装デザインを決める際の重要ポイントを解説してきました。バーの内装デザインは、コンセプトを明確にしてから決めることが重要です。上記のポイント抑えて、オシャレな内装デザインを作ってみてください。

株式会社TO(ティーオー)は、内装を得意とするデザイン事務所です。お客様にとって「心地よい空間とはなにか」という問いに対して真摯に向き合い、お客様に最適なプランニングをしております。

ご相談いただくお客様の中には、店舗デザインに関わったことがない方も多くいらっしゃいますので、「要望の伝え方がわからない」という方も安心してご相談ください。みなさまからのお問い合わせを、心よりお待ちしております。

デザイン事務所と相談して店内レイアウトを決めたい場合は、どの様なデザイン事務所を選んだら良いのでしょうか。こちらの記事で解説しておりますので、ぜひご参照ください。