流行るカフェの内装デザインのポイントとコツ!オシャレな空間を意識して繁盛店を目指しましょう!

おしゃれなコンクリート打ちっぱなしの店舗 飲食店の店舗デザイン
飲食店の店舗デザイン

カフェの開業を考える上で、内装デザインについて悩んでいるオーナーの方は多いのではないでしょうか。カフェの内装デザインは「差別化」「居心地の良さ」を考えることが重要なポイントです。

2つのポイントを抑えないと、集客に苦しむお店になってしまう可能性があります。そこでこの記事では、流行るカフェにする内装デザインのポイントを解説していきます。ぜひ最後までお読みください。

また、2021年コロナ禍での店舗改装リニューアルや新規出店の記事やコラムはこちらでまとめています。こちらも合わせてご参照ください。

流行るカフェの内装デザインのポイント

流行るカフェの内装デザインのポイント

飲食店の中でも特に流行にされやすいカフェ業態。様々な流行のデザインがありますが、普遍的な流行るカフェを作る内装デザインのポイントは以下の4つです。4つのポイントを抑えると、他のカフェと差別化ができます。差別化を上手く利用することで、集客力をアップさせましょう。

①カフェのコンセプトを決める

流行るカフェの内装デザインのポイント

流行るカフェを作るには、カフェのコンセプトを明確にすることが重要です。細かくコンセプトを決めることで、他のカフェとの差別化を図ることができます。

7W1Hを用いたカフェのコンセプト設計

お店のコンセプトをより具体的に考える際には、基本の5W1Hに3つの要素を追加した『7W2H』を使う方法がおすすめです。まずは下記の項目を紙に書き出してみましょう。紙に書き出すことで抽象的な考えがどんどん現実化して来ます。まずはご自身が思うがままにアイデアを書き出しましょう。

ここで書き出したコンセプトは、その後の店舗デザイン設計の際や物件選びに活用することができます。カフェを設計する店舗デザイナーは施主のコンセプトを汲み取り、理想のお店の実現に向けて提案をしてくれます。

店舗コンセプトを決める際の『7W2H』

Why(なぜ)…何のために開業する?
When(いつ)いつまでに開業する?
Where(どこ)…どのエリアで開業する?
Who(誰)…誰が経営する?
Whom(誰に)…ターゲット顧客層は?
What(何)…どのような商品を提供する?
Which(どれ)…商品はどれを優先する?
How(どのように)…どのように経営する?
How much(いくら)…店舗設計の予算は?

カフェのターゲット層の選定

若者や主婦、年配の方などのターゲットとする層を必ず決めましょう。ターゲット層を明確にすることで、内装デザインの抑えるべきポイントが決まります。例えば、以下の例が代表的などです。ターゲットの選定は、コンセプトを決める根幹になるため、時間をかけて決めましょう。

若者をターゲットとする場合
Instagramで映える内装デザインにするなどの工夫
年配の方をターゲットとする場合
目新しい内装より、バリアフリーなどの機能性を重視した内装

競合店となる周辺カフェのリサーチ

これから出店を考えているエリアや近くで流行っているカフェを必ずリサーチしましょう。近隣のカフェとの差別化をする上で、重要になるためです。リサーチするポイントは、客層や価格帯、内装デザインを中心とするといいでしょう。

近くにターゲット層や価格帯、内装などが似ているカフェが存在していると、お客さまを奪い合ってしまいます。確実にお客さまを獲得する、また、お店に独自性を出すためにも、近隣や近くで流行っているカフェを調査してみてください。

カフェメニューの価格帯の設定

ターゲットの選定と競合店のリサーチを終えたら、価格の設定もおこないましょう。提供するモノの価格帯により、高級感のある内装にすべきか、アットホームな内装にすべきかが、決まります。

内装の雰囲気と価格帯がマッチしていないと、お客さまは、不安を抱いてしまう可能性が高いです。お客さまに安心感を与えるカフェにするためにも、内装デザインと提供する飲み物と食べ物の価格帯を釣り合わせることが重要です。

②カフェのサービス方式を考える

カフェのサービス方式を考える

カフェでは、主に「フルサービス方式」と「セルフサービス方式」2つの方式のどちらかを選ぶ必要があります。どちらを選ぶかによって、考えるべき内装が変わるため、早い段階で決めておきましょう。

フルサービス方式

スタッフが客席まで注文を取りにいき、飲み物や料理を提供するスタイルが、フルサービス方式の特徴です。フルサービス方式を導入する場合は、お客さまだけでなく、フロア内でのスタッフの動線も考えながら、内装デザインを決める必要があります。

セルフサービス方式

お客さまがカウンター越しに注文し、その場で飲み物や料理を渡す方式が、セルフサービス方式です。カフェのチェーン店で多く採用されている方式になります。セルフサービス方式を導入する場合は、お客さまの移動のしやすさや導線をより優先した内装デザインを考える必要があります。

③カフェメの居心地の良さを意識

流行るカフェにするためには、お店の居心地の良さに焦点を当てることも重要です。居心地の良さは、カフェのメインターゲットである固定客の獲得に直結します。居心地の良いカフェを考える上で、重要なポイントを2つご紹介します。

癒しがあるか・リラックスできるか

カフェでは、癒しがありリラックスできる空間が求められます。癒しの空間を作るには、内装や照明の色に焦点を当てて考えると良いでしょう。人が安心感やリラックス感を得る色は、暖色系です。

内装には、茶色やオレンジなどの暖色を採用しましょう。照明には、オレンジがかった色味の電球色を使用すると良いでしょう。また、緑色は、ストレスを軽減させる効果を持っています。インテリアとして、観葉植物を置くなど、緑を多く取り入れることも、癒しやリラックス効果を生み出すポイントの一つです。

読書・仕事がしやすい環境であるか

読書や仕事がしやすい空間作りで抑えておくべきポイントは、「無料wifi」「充電コンセント」「テーブルと椅子の高さ」の2つです。充電コンセントの有無は、パソコンで仕事をするお客さまにとって、カフェを決めるポイントの大部分を占めると言っても過言ではありません。

また、テーブルと椅子を居心地のいい高さにすることも重要。読書やパソコンで仕事をするお客さまにストレスを与えない部分として、焦点を当てるべきポイントです。居心地の良さを売りにする場合は、必ず充電コンセントを導入し、テーブルと椅子を居心地のいい高さにしましょう。

④カフェのインテリアにこだわる

カフェの種類

インテリアは、理想のカフェの種類(コンセプト)に合わせ、こだわりを持って選びましょう。例えば、ビンテージ感のあるカフェにする場合は、年代物の古い家具や雑貨、オーダメイドなどを取り入れると良いでしょう。

インテリア一つ一つを厳選して選ぶことで、カフェのコンセプトがより明確になリます。また、料理の写真を取られることが多いカフェでは、SNSなどで思いがけない集客に繋がる可能性があります。

カフェの壁紙の選び方

壁や壁紙はお店に入ってから特に目立つポイントです。お客様が来店された際の印象を左右するため、店舗に合った壁紙を選ぶようにしましょう。例えば壁紙を明るいものにすると、照明は少し暗くても明るさを保てます。また、重厚感をもたせたい場合はシックな色合いにするなどの考え方をしていきます。

カフェの椅子やテーブルの選び方

椅子やテーブルの高さが合っていないと、お客様が違和感を感じて、居心地が悪くなる可能性があります。そのため、椅子やテーブル選びも慎重に行う必要があります。例えばコーヒーなどゆっくり飲むのがメインのお店なら、椅子やテーブルは低めのものを選ぶと良いでしょう。

カフェの種類

カフェの種類

カフェはそのお店ごとに様々なバリエーションのコンセプトがあります。もちろんオーナ様本人のオリジナルのコンセプトやこだわりを実現すべきですが、闇雲にデザインを想起することは難しいため、今回はカフェの種類は大きく5つにわけてみました。カフェのデザインをイメージする一助になれば幸いです。

ただし、どのカフェの種類が流行りやすいなどはありません。繰り返しになりますが、大切なのはオリジナリティあふれる、差別化できるオーナー様独自のコンセプトです。店舗設計をデザイナーに依頼する際は、思いの丈をありのままにお話してください。もちろん、私たち株式会社TOにもお気軽にご相談いただけますと幸いです。

自然を感じるカフェ(ナチュラルなデザイン)

自然を感じるカフェ(ナチュラルなデザイン)

無垢木材を壁や床に使用し、観葉植物や熱帯魚など自然のモノを多く取り入れたカフェ。新鮮な空気感を作り出すことができる。

スケルトンを活かしたカフェ(ミニマルなデザイン)

スケルトンを活かしたカフェ(ミニマルなデザイン)

内装をコンクリートむき出しにし、デザイン性のある空間にしたカフェ。シンプルで工夫がしやすい。

高級感のあるカフェ

高級感のあるカフェ

優雅な人とときを提供できるカフェ。高級感のある素材を使用し、非日常感のある空間を作り出す。

隠れ家・古民家カフェ

隠れ家・古民家カフェ

古民家など歴史のある木造を改装して作るカフェ。民家であることを生かした落ち着いた雰囲気を提供できる。

レトロ系カフェ

レトロ系カフェ

ビンテージ感のあるカフェ。年代ものの家具や雑貨を取り入れて、他のカフェでは出せない、雰囲気のある空間を作り出すことができる。

カフェの店舗設計にかかる費用相場

カフェの店舗設計にかかる費用相場

初めて店舗を開業される方は、開業にどれくらいの費用がかかるかイメージができないと言う方も多いのではないでしょうか。結論から申し上げると、カフェに関わらず飲食店の開業費用は一概にも目安を出すことが難しくなっています。

基本的に店舗テナントはそのテナントの状態(居抜き物件orスケルトン物件)、立地、必要な内装設備が大きく異なるためです。それを踏まえて、ごく一般的に言われている目安を申し上げると、10〜30坪ほどのスケルトン物件でカフェを開業する場合、一坪あたり40万円〜60万円程度が相場になります。つまり、10坪のカフェを作る場合、400万円から600万円程度がかかるでしょう。

また、店舗の建設費用だけではなく、家賃と保証金(通常は半年から1年分の家賃を前払い)、運転費用を踏まえると、資金は1,000万円程度みておくと間違い無いでしょう。当然、1,000万円という数字は安くありません。融資や補助金、助成金を考慮しながら資金計画を立てていきましょう。

株式会社TOでは、店舗の開業・改装・運営に関する補助金の取得補助を行っております。開業・リニューアルの際には、補助金の申請から建物の完成、受給までを一貫してサポートいたします。補助金取得の流れや過去の採択事例に関してはこちらのページをご参照ください。

まとめ

流行るカフェにする内装デザインのポイント

この記事では、流行るカフェにする内装デザインのポイントを解説してきました。この記事の重要ポイントは以下です。重要ポイントを抑えて、カフェの内装デザインを成功させましょう。

株式会社TO(ティーオー)は、カフェやバーの店舗デザインを得意とするデザイン事務所です。お客様にとって「心地よい空間とはなにか」という問いに対して真摯に向き合い、お客様に最適なプランニングをしております。

弊社TOではカフェやバーをはじめとして、さまざまな飲食店の内装デザイン設計を承ってまいりました。そのため、経験や実績に基づいた設計提案が弊社TOの強みです。レイアウトや什器など、店舗デザインに関するお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ!

店舗のコンセプトの決め方に関しては、こちらの記事で詳しく解説しております。こちらの記事も是非ご参照下さい。