【病院やクリニックと差別化】鍼灸整骨・整体院のデザインのコツとポイントを徹底解説!癒やしと非日常がオススメのコンセプトです

店舗デザインのポイント
店舗デザインのポイント
「鍼灸院を開業しようと考えていけど、店舗デザインがまとまらない」
「鍼灸院や整体院の店舗デザインのポイントを詳しく知りたい」

このように、鍼灸院や整体院の開業で店舗デザインについて悩まれている方は多いのではないでしょうか。この記事では、鍼灸院や整体院の店舗デザインで重要視するポイントと、鍼灸院・整体院で重要な構造設備基準について詳しく解説していきます。

鍼灸院や整体院の開業は、近年増え続けています。増えすぎているため、集客や売上の獲得に苦戦を強いられている鍼灸院や整体院も多いでしょう。鍼灸院や整体院の店舗デザインは、他店舗との差別化に焦点を当てる必要があります。差別化を意識した鍼灸院・整体院店舗にするためにも、この記事をチェックしてみてください。

こちらの記事で掲載している店舗の画像は、すべて私たち株式会社TOでデザインいたしました。気になるデザインがございましたら、お気軽にお問い合わせください

鍼灸院・整体院に求められるもの

整体院に求められるもの

鍼灸院・整体院は以下3つが求められます。

①癒し
②非日常感
③清潔感

お客さまは鍼灸院や整体院に、日頃の疲れを癒す目的で来院します。癒しを提供できる空間にすることで、新規客の獲得やリピート率の向上につながるでしょう。反対に、大きな病院のような殺風景な空間にしてしまうと、新規客の獲得につながりづらく、リピート率も下がる可能性が高いです。

鍼灸院・整体院の店舗デザインは、「癒し」「非日常感」「清潔感」の3つに焦点を当てて、差別化を計るといいでしょう。

鍼灸院・整体院の店舗デザインで重要視するポイント

整体院の店舗デザインで重要視するポイント

鍼灸院・整体院で求められるものを分析し、店舗デザインに取り入れることが重要です。基本的には、これから紹介する5つのポイントに焦点を当てるといいでしょう。

①清潔感のある配色

清潔感のある配色

清潔感のある印象を与えるには淡い色が最適です。白やベージュ、薄い水色、グレーなどが挙げられます。メインカラーを淡い色にし、差し色にグリーンやブラウン、ネイビーなどを使用するといいでしょう。重たい色をメインにした場合、重厚でリラックス感が増します。いずれも清潔感が重要になるので、コンセプトを踏襲しつつ、清潔感を保つ配色を心がけましょう。

②非日常感のあるインテリアの設置

非日常感のあるインテリアの設置

観葉植物やアクアリウムを設置すると、非日常感の空間を作り出せます。さらに植物が多い空間は、非日常感を与えるとともにリラックス効果をもたらします。しかし、観葉植物やアクアリウムは多くの鍼灸院や整体院で取り入れられています。中途半端に観葉植物やアクアリウムを取り入れただけの内装ではなく、コンセプトに凝った内装がおすすめです。

③解放感のある家具の配置

解放感のある家具の配置

高さの低い家具を中心に配置しましょう。解放感のある空間はお客さまに安心感を与えます。一方、高さの高い家具を配置しすぎてしまうと、窮屈感が出てストレスの溜まる空間になります。入口から店舗内を見渡した時、奥まで見えるように家具の配置位置を調整してみてください。

④癒しが生まれる照明の調整

癒しが生まれる照明の調整

まず、店舗全体の明るさを保健所の基準を満たす明るさにし、暖色を使用します。次にお客さまの好みに調整できるように、ダクトレールなどを使用して白色のライトを設置します。照明の明るさと色は人によって好き嫌いが分かれます。

たとえば、落ち着いた空間で施術を受けたい方は、照明の色を暖色にし、明るさを薄暗くするのが最適です。お客さまの好みの明るさにできるように、施術場の照明を調節できるようにしてみてください。

⑤業務効率をあげる動線の設計

業務効率をあげる動線の設計

施術に使用する器具や家具、インテリアの配置が業務効率を左右します。施術室が複数ある場合は、施術室の移動がスムーズにできる動線を作らなければなりません。また、お客自身で使用する器具の配置も工夫することで、業務効率をあげることができます。動線設計は専門家の意見を取り入れた方がいいため、デザイン設計事務所などに相談するといいでしょう。

鍼灸院・整体院の店舗デザインで気を付けるべきは構造設備基準

整体院の店舗デザインで気を付けるべきこと

鍼灸院や整体院は管轄の保健所が定める構造設計基準を守らなければなりません。地域によって異なりますが、構造設備基準の例は以下になります。

・専用の施術室は6.6㎡以上の面積があること
・部屋の面積の1/7以上に相当する部分で空気の入れ替えができるか、またはそれに変わる換気設備があること
・待合室は3.3㎡以上の面積があること
・施術に使用する器具を消毒する消毒設備があること

参照:名古屋市(https://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/cmsfiles/contents/0000011/11530/sejutsusyotebiki.pdf

鍼灸院・整体院は上記の内容を守らなければならないため、店舗デザインをすべて自由にできるわけではありません。基準を満たしていない場合は営業ができなくなるため、注意が必要です。

※管轄の保健所によって細かい基準が異なるため、所在地を管轄している保健所に問い合わせてみてください。

まとめ

鍼灸院や整体院の店舗デザインで重要視するポイント

この記事では、鍼灸院や整体院の店舗デザインで重要視するポイントと、鍼灸院・整体院で重要な構造設備基準について詳しく解説してきました。

鍼灸院・整体院の店舗デザインは、癒しと非日常感、清潔感に焦点を当てつつ、他店舗と差別化を図る必要があります。ありきたりなデザインは、新規客やリピーターの獲得に苦戦するでしょう。この記事を参考にして、鍼灸院・整体院の店舗デザインを考えてみてください。