飲食店のカウンターを徹底解説【形・素材・高さ】をまとめました。

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カフェや居酒屋などの飲食店を開店する際には、カウンターを設ける場合が多いです。カウンターと一言でいっても、その用途や機能によって様々な形や素材・高さが設けられています。

本記事では、飲食店のカウンターの種類を形や素材・高さごとに解説いたします。経営者の皆様が店舗を開店する際に、そのコンセプトやお客様のニーズに即したカウンターを設けるための一助となれば幸いです。

なお、カウンターをデザインする際は一緒に厨房レイアウトも考えないといけません。ぜひコチラの記事もご参照下さい。

飲食店のカウンターの種類: 形(かたち)

飲食店のカウンターの種類形別まとめ

まずは飲食店のカウンターの種類を形ごとに分類します。飲食店のカウンターの形は、基本的にコの字型、I字型、L字型の3種類です。その特徴や適当な用途についてご説明いたします。

コの字型カウンター

コの字型カウンターとは、店員の周りをお客様が囲うカウンターの種類のことです。

日本では、寿司・和食店で昔から取り入れられてきました。コの字型の特徴はお客様の様子を見渡すことができ、最小限の移動距離で料理やサービスを提供できる点にあります。

I字型カウンター

I字型カウンターとは、お客様が一列に並び店員と向かい合うカウンターの種類のことです。

比較的スタンダードに用いられるカウンターの種類となっており、幅をとらないため限られた店舗のスペースに収める場合や費用を抑える場合に重宝されます。対面でのコミュニケーションが重要となるバーや居酒屋、カフェなどに向いているカウンターの形です。

L字型カウンター

L字型カウンターとは、I字型カウンターの片方サイドに直角してカウンターが付随されたLの字の形をしたカウンターの種類です。

I字型カウンターに次いでスタンダードに用いられるカウンターの種類となっており、脇から厨房の様子を見ることができることが特徴です。そのため、調理工程がパフォーマンスの一環である寿司店や鉄板焼き店などの飲食店に向いているカウンターの形です。

飲食店のカウンターの種類②素材

飲食店のカウンターの種類素材別まとめ

次に飲食店のカウンターの種類を素材ごとに分類します。飲食店のカウンターの主な素材は、木製、セメント製、石製、メラミン製などさまざまな種類があります。その中でも代表的なものの、特徴や適当な用途についてご説明いたします。

木製カウンター

木製カウンターとは、様々な加工方法によって形成された木材を用いるカウンターの種類のことです。その種類は合板、集成材、突板、無垢材などがあります。価格は、樹種などによって大きな差がでてきます。

木製カウンターの中での価格は無垢材>突板>集成材>合板となります。木材はその有機的な形や色味が特徴となっており、店舗のカウンターに木材を設けると、自然を感じ温かみの空間を演出できます。

作り方によってもコストが変わります。無垢材、フラッシュ、框組(かまちぐみ)など詳細はまた別の機会にご説明します。

セメント製カウンター

セメント製カウンターとは、左官カウンターとも呼ばれモルタルやセメントなどの無機質な素材を用いたカウンターの種類のことです。

セメントカウンターも木製カウンターと同様にその種類は様々存在し、若干異なる色味や質感のなかから店舗のイメージに合う素材を選ぶことができます。

モダンな印象を与えることが可能となりますが、比較的高価であることやひび割れが生じる可能性があるので注意が必要です。

メラミン製 カウンター

メラミン製カウンターとは、メラミン化粧板という人口樹脂でコーティングした素材を用いたカウンターの種類のことです。比較的最近になって登場した種類となっており、無垢材を用いた木製カウンターやセメント製カウンターと比較して費用を抑えることが可能です。

汚れが付きにくいことがメリットです。柄の種類も木目柄、石目柄、金属製柄など、ものすごくたくさんの種類があります。(代表的なメーカー:アイカ工業、イビデンなど)

人口製品ですので、やはり素材感(マットやツヤ)や柄はたくさんありますが、どこか人工的な雰囲気にはなってしまいます。

飲食店のカウンターの種類③高さ

3つめに飲食店のカウンターの種類を高さごとに分類します。飲食店のカウンターの素材はローカウンター、ミドルカウンター、ハイカウンターの3種類です。その特徴や適当な用途についてご説明いたします。

ここでのカウンタータイプの設定は、カウンター内と客席の床がフラットであることを前提に解説しております。

ローカウンター

ローカウンターとは、テーブルの高さが70㎝程度のカウンターの種類のことです。座った時に地面に足がつくことやお客様の視線が比較的低い位置にあることが特徴です。そのため、比較的お客様のゆったりと長く滞在してもらえることから年配の方に訪れてもらいやすい特徴があり、お酒などを嗜む場として客単価を上げる際にも有効なカウンターの種類です。

ミドルカウンター

ミドルカウンターとは、テーブルの高さが95㎝程度のカウンターの種類のことです。座った時につま先だけが若干地面に触れることや、合わせる椅子があまり出回っていないことが特徴です。どうしてもこの高さ設定になってしまうときは、椅子で高さ調整をすることもできます。

ハイカウンター

ハイカウンターとは、テーブルの高さが105cm程度のカウンターの種類のことです。目線の高さが店員と揃うことや足がつかないことが特徴です。そのため、比較的お客様は短い滞在時間となるため回転率を上げたい飲食店に向いているカウンターの種類となります。

飲食店のカウンターの種類④その他

最後に、飲食店のカウンターの毛色を変える要素ごとに分類します。飲食店のカウンターの毛色をかえる要素は、つけ台の高さ、奥行、幅・間隔の3種類です。その特徴やようとについてご説明いたします。

カウンターのつけ台の高さ

カウンターの付け台とは、お客様と店員の間が一段高くなっている部分のことです。寿司店などで店員が握った寿司を置くスペースをイメージするとわかりやすいでしょう。

カウンターのつけ台の高さは寿司屋などではテーブルから15㎝程度高く設けることが一般的です。付け台をカウンターのテーブルから低い高さで設ける場合や、設けない場合にはその境界線が意識されにくいためにお客様と店員のコミュニケーションが生じやすいとされています。

カウンターの奥行き

一般的なカウンターの奥行きは、45~50cm程度となっています。お客様が注文される料理の皿の大きさを踏まえどの程度の奥行きが必要なのかを算出することを推奨します。居ぬき物件などではカウンターのサイズが定まっているためご自身が提供予定の料理の大きさを木見して慎重に判断しましょう。

カウンターの客席の間隔

一般的なカウンターの幅・間隔は60㎝~90cm程度となっています。お客様同士の間隔が狭すぎると窮屈な印象を与えてしまう可能性があり、反対に広すぎると解放感から安心できない空間となってしまう可能性があります。お客様にとってちょうど居心地の良いカウンター幅・間隔を設定しましょう。

以上カウンターについて解説いたしました。カウンターを考える際は店内レイアウトも一緒に考えましょう。店内レイアウトに関してはこちらの記事で詳しく解説しております。こちらの記事もあわせてご覧ください。

おわりに

飲食店のカウンターの種類について形や素材・高さごとに解説いたしました。様々な種類をご紹介しましたが、カウンターを設計するうえで一番重要なことは、お客様の立場・目線にたってその高さや素材などを考えることです。

居心地の良いカウンターに実際に足を運んで感じることや、構想段階で現場に足を運びお客様の立場でイメージを形成することがとても重要です。

株式会社TOでは、拘りぬいた店舗デザインを多数ご依頼頂いております。「拘りぬいた店舗を実現したい」「競合他社に負けない、おしゃれな空間にしたい」とお考えのお客様は、ぜひご連絡ください。

また、飲食店の内装デザインに関してはコチラの記事でも詳しく解説しております。コチラも合わせてご参照下さい。

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