このように「新規開業や改装を考えているけど、建築資材の納期が遅れていると聞くけど大丈夫かな?」などと心配をしていらっしゃるオーナー様も多いのではないでしょうか。
実際にコロナ渦で工事内容によって納期が遅れているというのは多くある話です。しかし、建築資材のコロナ渦の影響を把握しておくことで早めに手配を進めておき備えておくことができます。
そこで今回は 建築資材の遅れや欠品の現状について解説していきます。ぜひ、興味のある方は最後までご覧ください。
建築資材のコロナ渦の影響ってどんなことがあるの?
主にコロナ渦で建築資材の高騰に影響を及ぼしている要因としてあげられるのが「ウッドショック」「アイアンショック」「合板ショック」の3つです。詳しい内容は下記記事をご確認ください。
これらの資材の不足や日本への輸入の遅れなどにもより、家具や照明器具など様々なものの納期が遅れが出ています。いまから店舗設計で建築資材の遅れや欠品の現状について解説していきます。
建築資材の遅れや欠品の現状について
家具類の納期の遅れ
椅子やテーブルなど既製品の家具類の商品も海外からの輸入の場合納期が遅れてしまう場合があります。また、在庫も少ない場合があり、すぐ売り切れになってしまうことも。
椅子の場合メーカーにもよりますが、10脚を依頼した約2週間〜1ヶ月程度かかるといったこともあるため、予め家具を早めに選定し、在庫と納期の確認は先に済ませておくことをオススメいたします。
手洗い器の遅れ
コロナ渦の影響でかなり遅れていたのが手洗い器です。コロナ渦真っ只中の時は手に入るのが難しい時期もありました。先に手洗い器だけ確保しておくという現状もありましたが、最近では以前より落ち着いてきており、今まで通りスムーズに購入できるようになってきています。
厨房器具類の遅れ
厨房器具は値上がりと遅れが発生しています。シンク類は造作できるためあまり遅れることはありませんが、コールドテーブルなどの冷蔵庫関係はかなり値上がりしているのと、新品の遅れのためすぐに必要とするオーナー様が中古品を求めていることが多いため、今では中古品と新品の価格がさほど変わらなくなっています。
厨房器具を新しく必要とする方は、早めに厨房器具のリストアップと手配をしておくもしくは知り合いの方から譲り受ける方が良いかと思います。
照明器具の納期の遅れ
照明器具はコロナ渦から現在もまだ納期の遅れがあるものの一つです。特に特徴的な器具を用いて魅せるライン照明などは納期に時間がかかっています。ペンダント照明などこだわって自分で購入する方などは予め納期を確認しておくとよいでしょう。基本的なダウンライトなども照明計画とともに器具をメーカーさんに抑えてもらうようにしておくのが良いです!
看板の製作の遅れ
看板類の金物を使う製作ものもアイアンショックの影響で材料も遅れにより大きな看板の場合納期が約1ヶ月かかってしまうのが現状です。早めに製作図を作成してもらい、手配を進めておくと良いでしょう。
まとめ
今回は建築資材の遅れや欠品の現状について解説していきました。家具類や厨房器具、照明器具などの遅れについて知ることができたかと思います。しっかりと建築資材のコロナ渦の影響を把握して店舗開業に備えておきましょう!
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