どこにでもあるガラスも加工を施すことで一気に店内の雰囲気を変化させることができます。デザインガラスの加工方法はさまざまですが、加工の種類によって見せ方やメリットとデメリットも異なります。
今回は店舗設計向けのデザインガラス加工の種類別にメリットとデメリットをご紹介します!ご興味のある方はぜひ最後までご覧ください!
デザインガラス加工3種類のメリットとデメリット
1.ガラスに模様を入れる場合:印刷ガラス加工
ガラスに模様を入れる場合は印刷加工がオススメです。主にフルカラーで対応しており、お好きなデザインを再現することが可能となっています。また、印刷加工にも様々な種類が存在しています。
今回はセラミック印刷と中間膜印刷の2つについて詳しくご紹介していきます。見せ方によって、セラミック印刷か中間膜印刷の検討が必要となります。検討する場合は一度サンプルを取り寄せてみましょう!
①セラミック印刷
セラミック印刷とは、ガラスに直接印刷加工するものです。不透明な仕上がりとなり、ガラスの向こうが透けないのがメリットです。デメリットとしては、選ぶ色によってベッタリして見えることがあり、印刷した柄が見えづらくなってしまう恐れがあることが挙げられます。
②中間膜印刷
中間膜印刷とは、2枚のガラスに印刷したフィルムを挟み込んだガラスの印刷加工です。メリットは、オリジナルのデザインをフィルムに印刷することができ、自由自在に表現することが可能となっていることです。
また、太陽や照明の光によって美しく透過するのが特徴です。透けてしまうのがデメリットになる場合もあるかもしれません。透過が気になる場合はセラミック印刷にすると良いでしょう!
2.和モダンな空間に仕上げたい場合:和紙入りガラス加工or布入りガラス加工
和紙入りガラス加工や布入りガラス加工とは和紙や布を2枚のガラスで挟み込み素材を質感を活かした加工です。和風な柄を用いて和モダンや空間に仕上げる場合は、和紙入りガラス加工や布入りガラス加工がオススメです。デメリットとして布や和紙は有機物なものであるため、店舗の外観もしくは外に近い場所では日焼けで色が褪せてしまう恐れがあります。
3.凹凸感を出したデザインガラスにしたい場合:エッチング加工
エッチング加工とは表面にデザインを削り自由な形状に加工するのことです。ガラスで凹凸を出すことにより空間の一部に立体感を表現することができます。また、削る深さを調整することも可能なため、お好みの凹凸でデザインガラスを製作することができます。しかし、表面を削ることで加工面が出てきてしまうためメンテナンスに不向きなところがデメリットとして挙げられます。
まとめ
今回は店舗設計向けのデザインガラス加工の種類別にメリットとデメリットをご紹介していきました。
- デザイン模様を取り入れる場合は、印刷ガラスのセラミック印刷や中間膜印刷を使用しましょう。
- 和風に仕上げる場合は和紙入りガラス加工や布入りガラス加工がオススメです。
- 凹凸感を出したデザインガラスにしたい場合はエッチング加工がオススメです。
それぞれの使い分けもご理解いただけたかと思います。ぜひ、本記事を参考に店舗のデザインに合わせたガラスを製作しただけますと幸いです。
私たち株式会社TOは、飲食店やオフィスなど、商業施設の店舗デザインを得意とするデザイン設計事務所です。
役に立つデザイン設計事務所をモットーに、お客様にとって「心地よい空間とはなにか」という問いに対して真摯に向き合い、お客様に最適なプランニングをしております。何かお困りの際はお気軽にご相談ください。皆様からのご連絡を心よりお待ちしております。