【建具】取手・引手のデザインや種類をまとめてご紹介!建具の細かい部分までこだわった店舗を目指しましょう!

建具の引手取手デザインと種類 建築設計デザインの基礎知識
建築設計デザインの基礎知識

店舗の入口や個室、トイレなど空間を区画するために用いられている建具には取手と引手が必要となってきます。取手と引手の種類やデザインが様々存在し、それらの種類によって使い勝手が異なったり、デザインによって建具のデザインイメージも左右します。

そこで今回は【建具】取手・引手のデザインや種類をまとめてご紹介いたします。建具の細かい部分までこだわった店舗を目指しましょう!

こちらの記事で掲載している店舗の画像は、すべて私たち株式会社TOでデザインいたしました。気になるデザインがございましたら、お気軽にお問い合わせください

取手・引手とは?違いについてご紹介いたします!

取手と引手の違い

取手(とって)とは自身と対象のものが常に平行な状態で、引くもしくは押す事で建具(扉)を開けるために取り付けられているものを指します。ドアノブも取手に該当します。

引手(ひきて)とは引き戸のように左右にスライドさせるときに用いられるものを指します。

その他似た用語として「手掛け」というものがあります。手掛けとは、手を引っかけることで、手前に引き出す動きをさせる事ができるものを指します。特に収納扉や引き出しに用いられることが多いです。他には引き戸の引手としても使用することが可能なものとされています。

取手・引手の種類について

取手種類について

大型取手…出入り口の扉や引戸に使用する取手。
ロングハンドル…幅が約300mmまである長いタイプのハンドル。
取手…家具などに使用するシンプルな取手。
プルプッシュ…引き出しや折戸などにも使用できるプッシュ式のツマミ。
折れ戸用取手…折戸の開け閉め操作をサポートする取手。

引手種類について

大型引手…掌が入るほど大型な引手。
ワンタッチ引手…ワンタッチで取り付けが可能な引手。
手かけ引手(掘り込み)…角形・丸形など形状が様々で、指の掛かる深さ程度の掘り込んで固定する。
棒引手…形状は半円や一文字形が基本となり、その他円形、楕円形、長方形などがある。
つまみ引手…円径や円筒形、T形、L形、などの形状があり、大きさも様々だが、前板の大きさとのバランスを考えて小さめなものを使用すると良い。
環引手…特徴的な形状でアンティーク棚などデザイン要素として用いられることが多い。
下がり引手…サイズが小型なものが意匠的に使いやすく家具に使用されることが多い。

建具の取手・引手をオリジナルのデザインにする方法をご紹介!

1.エントランスの扉取手に店舗のロゴを掘り込みオリジナルデザインに挑戦!

引手取手デザイン

エントランスの扉は店舗にとってお客様をお出迎えする部分となります。ここで扉の取手を店舗のロゴを掘り込みスチールの焼付塗装などで仕上げることで、他にはないオリジナルの取手が出来上がり入店する前に店舗の名前も確認することができます。

2.引手に魅せないスタイリッシュに引き戸にデザインする

引手デザイン

引手は基本的に人の指が入るくらい掘り込んであれば引き戸を引くことが可能です。そこで掘り込み15mm前後で見付20mm程度を扉全体に一本のラインのように入れることでスタイリッシュな引き戸に魅せることができます。

まとめ

建具取手引手

今回は引き戸の取っ手デザインや種類をまとめてご紹介いたしました。取っ手の細かな種類や色々なデザインについてお判りいただけたかと思います。ぜひ本記事を参考に細かい部分までこだわった店舗を目指しましょう!

株式会社TOは、飲食店やオフィスなど、商業施設の店舗デザインを得意とするデザイン設計事務所です。今回ご紹介した建具の細かなデザインもご提案させて頂いております。私たちは役に立つデザイン設計事務所をモットーにお客様にとって「心地よい空間とはなにか」という問いに対して真摯に向き合い、お客様に最適なプランニングをしております。

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