このように、飲食店を運営または開業を考えていて、ダムウェーターの導入を検討しているオーナーの方は多いのではないでしょうか。飲食店でダムウェーターを導入する際のポイントを詳しく解説していきます。ダムウェーターの導入で失敗しないためにも、チェックしてみてください。
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ダムウェーターとは?
ダムウェーターは、簡潔に言うと、料理や食器を運ぶ小型のエレベーターです。主に荷物を運搬する際に使用され、人が乗ることはできません。一般に床面積1平方メートル以下、高さ1.2メートル以下のエレベーターを指します。最近では2、3階建ての居酒屋、焼き肉店、中華料理屋などに用いられています。
ダムウェーター導入のメリット
ダムウェーターを導入すると、「効率のいい料理提供ができる」と「事故を防げる」の2つのメリットがあります。料理を持ったまま階段を上り下りするとなると、一回で運べる数量が限定されます。しかし、ダムウェーターを導入すると、一回ボタンを押すだけで料理を送りたい階に素早く送ることが可能です。また、階段での思わぬ事故を防ぐこともできます。
ダムウェーターを飲食店で導入する際のポイント
ダムウェーターを飲食店で導入する際は以下3つポイントを押さえておきましょう。
- ダムウェーターと内装の色を統一する
- お客さまから見えない厨房の中に設置する
- 必要な機能を備えたダムウェーターの選定
上記3つのポイントを取り入れることで、ダムウェーターの導入を後悔することがなくなるでしょう。
ダムウェーターと内装の色を統一する
ダムウェーターと壁の色を統一しましょう。壁の色とダムウェーターが一体化することで、お客さまから見えたとしても違和感がなくなります。ダムウェーターが目立ってしまうと店内の雰囲気を壊しかねません。
お客さまから見えない厨房の中に設置する
小型のエレベータは使用回数が増えるにつれて汚れていきます。お客さまから見えるところに設置してしまうと、お店の雰囲気が台無しになってしまう可能性があります。ダムウェーターは厨房の中やお客さまから見えづらい位置に配置することがポイントです。お客さまから見えづらく、業務効率がよくなる設置場所を探しましょう。
必要な機能を備えたダムウェーターの選定
ダムウェーターの種類もさまざまです。大きさや速度の調整が可能かどうか、素材(さびや熱に強いか)など見極めるべきポイントは多くあります。提供する料理の種類や料などから、どの程度の機能が備わっているダムウェーターが必要なのかを把握しましょう。
ダムウェーターに適応される建築基準法とは?
ダムウェーターは昇降機の一種になるので、建築基準法では第129条の3の適用範囲に従う必要があります。また、建築基準法第34条の基準を満たす必要があります。
以下が建築基準法施行令第129条で記されている適用の範囲の説明です。
・特殊な構造又は使用形態の小荷物専用昇降機で国土交通大臣が定めた構造方法を用いるものは適用外
出典:建築基準法施行令第129条の3
以下が建築基準法第34条の基準になります。
出典:建築基準法第34条
建築基準法第34条を守らないと罰則の対象となってしまうので注意しましょう。
まとめ
飲食店でダムウェーターを導入する際のポイントを詳しく解説してきました。飲食店でダムウェーターを導入する際は、作業効率と、店内の雰囲気を壊さないかを重要視して、導入を検討してみましょう。
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