【飲食店】入りやすいお店の外装デザインのポイント5選【流動客ターゲット編!】

框組ドア 飲食店の店舗デザイン
居酒屋のデザイン事例
飲食店の店舗デザイン

お客様が飲食店に入ってくるとき、予約や計画を立てていない限り、ほとんどの人は外装を見てお店を選れます。そこで今回は、飲食の店舗を出店する際に、どのようなことに気を付けたら入りやすいお店ができるのか整理しながら記載していきます。

なお、外装以上に店舗に内装は重要な要素です。入りやすい外装と同時に飲食店の内装も意識しましょう。店舗デザインに関してはこちらの記事でも詳しく解説しています。ぜひ合わせてご参照ください。

お店の第一印象はファサード(外観)で決まる!

お店の第一印象はファサード(外観)で決まる!

勧告家庭料理店のファサード

ファサードとは、店舗の正面や外観のことを指します。外壁やドア、看板なども含みます。人初頭効果といい、第一印象を持つと、そのイメージをしばらく保持する傾向があります。そのため、お客様に一瞬で、「入りやすそう」「この店に入ってみたい」と思わせることのできる外観にしなければなりません。

目的客と流動客
ただし、店舗の外観デザインは、店舗のターゲット設定に非常にかかわってきます。目的客をターゲットとする店舗と、流動客をターゲットとする店舗で外観の作り方や看板の出し方が変わります。今回は、流動客をターゲットとする店舗の外観およびサインなどについてお話ししたいと思います。

入りやすいお店にするために外装で伝えるべきこととは?

外装で伝えるべきこととは?

イタリア料理店のファサード

お店のメニュー

イタリアンや、ファミリーレストラン、焼肉屋、お寿司屋などなど、どんな料理があるのかイメージが湧かなければ、中々入店するハードルは高くなってしまいます。そこで、その日のオススメメニューやランチメニュー、お店の人気商品など、メニューの一部分だけでも、お店の前で一目見て、分かるようにしておくだけで入店しやすくなります。

料理の値段

お客様には、その時の食事で使いたいと考えている予算があります。そのため、お店の料理の平均相場がわかるようにしましょう。例えば、お店のオススメ商品の料金や、ドリンクの料金を一部、外装デザインの看板などに記入すれば、予算内でご飯を食べたいお客さんにとって入店しやすくなります。

お店のコンセプト

八百屋のファサード

八百屋のファサード

そのお店が、高級料理店なのか、カジュアルなカフェのようなお店であるのか。お客さんの用途に沿ったお店であるのかを分かりやすくするためには外装デザインからお店のコンセプトを伝える必要があります。また、コンセプトにより、競合店との差別化を測ることにも繋がるのです。

また、店舗のデザインを依頼するとき、伝え方を誤ると、自分の思い通りのデザインにならない場合があります。

こちらの記事では店舗デザインのイメージの伝え方を詳しく解説しています。これからデザイナーを探される方は、こちらの記事も合わせてご参照ください。

店舗の外観・外装デザインのポイント5選をご紹介!

①お店のドアのデザイン

ドアのデザイン

ペットサロンのファサード

ドアは、入りやすく中がよく見えるガラス素材がおすすめです。自然な流れで入店ができますし、ドアが開いたことにより、入らなければならないという気持ちも促進します。

またドアがしっかり閉まった状態ですと、店内の様子があまり分かりません。お客さんの出入りのたびに開閉する自動ドアですと、より外から様子を見ることが出来ます。また、お客様に「親近感」を与えるために、暖かみのあるデザインにするなど、お店のコンセプトに沿ったドアにしましょう。

②お店の外壁のデザイン

外壁のデザイン

接骨院クリニックのファサード

外壁はお店の外観において、もっとも目に入る部分になります。そのため外壁の汚損などがないよう定期的なメンテナンスを行うように心掛けましょう。さらに、外壁の配色なども、他の競合店よりも目立つ色にしたり、お店のイメージがぱっと分かるような特徴のあるデザインにするとよいでしょう。

③お店の看板のデザイン

飲食店の看板デザイン
居酒屋のファサード

お店の名前が書かれる看板は外装デザインにおいて特に重要な部分になります。今回はいくつかある主要な看板の特徴を紹介していきます。

看板の種類①正面看板

こちらはお店の入口上部掲げ、店名を記載する正面から見れる看板です。お店の顔となるため、店舗のコンセプトに合わせたものを用意しましょう。

看板の種類②袖看板

袖看板は店舗の入口に突出して、垂直に取り付けられるため、両側から目に入り、お店の目印になります色や形、電飾、照明などのデザインを工夫することで、より宣伝効果がアップします。

看板の種類③置き看板

置き看板は、スタンド看板ともいわれ、内容を時期や日によって簡単に変更することができます。上記したように、店のオススメメニューや、料金を記載することによって、お客様のイメージが湧くため、入店のハードルを下げることに役立ちます。

看板の種類④のぼり

こちらは旗状になっていてお店の前に揺れている看板です。縦長のものが一般的になっていますのぼりでは、店名に限らず、オススメメニューや、お店のキャッチフレーズ、料金など、車で乗っていても気付くことが出来るようにシンプルデザインしましょう。

【注意】人の流れに逆らっていないか
看板を設置したはいいものの、その看板がお客さんの目に留まらなければ意味がありません。そこで看板をつける際に注意すべきことは、お客さんの流れを確認することです。駅はどこにあり、どの方向からお客さんに一番目に入りやすいのかということを決めたうえでデザインしましょう。視線の高さにあっているかどうかも大事です。

④お店の窓の有無

飲食店のデザイン窓の有無

担々麺チェーンのファサード

お店の外観にガラス窓があることは非常に重要です。入ったことのないお店は、どれくらいの人がいるのか、どのようなスタッフが働いているのか分からないため、ガラスの窓を使って中の様子を外に見せることは重要です。大きな窓であるほど、お店の様子が分かるため、お客様の入店のしやすさが変わります。

⑤サービスの利便性をアピールする

看板でサービスの利便性をアピールする

最近ではキャッシュレス化が進み、多くの人が現金を持ち歩くのをやめ、スマホで決済をすますことのできる時代になってきました。

そこで店の外壁に、キャッシュレスやクレジットカードの利用が出来るかどうかの記載をすることで、お客様の入店がより容易になります。また、ペットの入店可や、Wi-Fiがあるかどうかという、お店のサービスが分かるようにすることも重要です。

まとめ

飲食店の外装デザインのポイント

大衆居酒屋のファサード

今回は飲食店の入りやすいお店外装デザインのポイントを5つ紹介しましたが、参考になったでしょうか?最初に記載したように、飲食店は、お客様がパッと一目みて印象が決まってしまうのです。

より多くの集客を目指すためには、内装デザインやメニューなどだけでなく、外装デザインをしっかりと考えて設計しましょう。そうすることで、お客様がより集まり、口コミが広がり、お店の宣伝効果が期待できます

株式会社TO(ティーオー)は、店舗デザインを得意とするデザイン事務所です。お客様にとって「心地よい空間とはなにか」という問いに対して真摯に向き合い、お客様に最適なプランニングをしております。皆様からのご連絡を心よりお待ちしております。

また、見込み客の来店を増やすと同時にリピーターも獲得することが大切です。リピーターを増やすポイントはこちらの記事で詳しくまとめています。ぜひこちらもご参照ください。