【店舗デザイン】魅力的なエントランスとは?業種別に抑えるべきポイントを解説します

ラーメン店の配色 店舗デザインのポイント
店舗デザインのポイント

店舗デザインを決める際、お店の顔であるエントランスのデザインに悩まれているオーナーの方は多いのではないでしょうか。お店のエントランスは、お客さまの第一印象を左右する部分で、店舗の顔といっても過言ではありません。

エントランスが魅力的でないと、お店への印象や信頼、信用が落ちてしまう可能性も。そこで、この記事では、魅力的なエントランスにするポイントを業種別に詳しく解説していきます。ぜひ最後までお読みください。

こちらの記事で掲載している店舗の画像は、すべて私たち株式会社TOでデザインいたしました。気になるデザインがございましたら、お気軽にお問い合わせください

エントランスがなぜ重要なのか

居酒屋のエントランスデザイン

前述の通りエントランスは、お店の「顔」です。お客様の目に最も触れるエントランスのデザインは、必然的に、お店の売上や集客を左右するといっても過言ではありません。エントランスのデザインで重要なポイントを以下より解説して参ります。

魅力的なエントランスにするポイント

魅力的なエントランスにするポイント

魅力的なエントランスに共通する基本的なポイントは主に4つです。

  1. エントランスを目に止まりやすいデザインにする
  2. エントランスで店舗の内容がわかるようにする
  3. ワクワク感やドキドキ感を与えるエントランスにする
  4. 動線を考えたエントランスにする

上記のポイントを抑えてることで、お客さまや来客者から好感や興味をもたれるエントランスとなるでしょう。それでは、上記4つのポイントを詳しく解説していきます。

ただし、エントランスのデザインは、店舗のターゲット設定によって変わります。流動客をターゲットとする店舗と、目的客をターゲットとする店舗とでは、外観の作り方や看板の出し方が変わってきます。(あえて目立たないようにした隠れ家的なお店などもあります!)今回は、前者の流動客をターゲットとした場合についてお話ししたいと思います。

①ターゲットのお客様の目に止まりやすいデザインにする

お客様の目に止まりやすいデザインにする

まずは、ターゲットとする客層が興味・関心を引くデザインを取り入れましょう。ターゲット層に気づかれず、お店の前を素通りされてしまうと、集客につながらず売上が伸びません。

派手なデザインすることで、集客力が高まると考える方もいますが、注目されるだけで来店にはつながらないでしょう。あくまでも、お店がターゲットとしている客層に合わせたデザインを施すことが重要です。ターゲット層に合わせた素材や色、明るさを用いてエントランスのデザインをしてみてください。

②エントランスで店舗の内容がわかるようにする

居酒屋のエントランス

流動客(通行人)をターゲットとした場合、パッとみただけで「なんのお店なのか」がわかると、立ち止まっていただける可能性が高まります。また、店頭でお店の情報を提示することで、お客さまに安心感を与えられるでしょう。

メニューや看板などを出し「こんなお店です」とアピールする。もしくは、日本料理屋なら砂利を敷いて石畳を作るなど、提供する料理がイメージできるエントランスにするといいでしょう。

③ワクワク感やドキドキ感を与えるエントランスにする

ワクワク感やドキドキ感を与えるには「非日常」をテーマに考えるといいでしょう。入口までの道や入店した瞬間に、日常では味わえない雰囲気を提供することで、リピーターの増加につながります。

特に、高級志向の飲食店、美容院などは、「日常感」の撤廃に力を入れるべきです。「非日常感」の空間を作り出すことを第一に考え、お客さまのモチベーションが上がる工夫を加えていくと、ワクワク感やドキドキ感を与えられるエントランスが完成するでしょう。

④動線を考えたエントランスにする

動線を考えたエントランスにする

流動客を集客をする上で考えなければならないのが、通行人の動線です。どの方向から人が多く流れてくるのかを把握する必要があります。看板やメニューを設置したとしても、人通りが少ない方向に向けてしまうと、気づかれない可能性が高いです。

反対に、人通りが多い方向に看板やメニューを設置すると、遠くからでも通行人の目に止まる可能性があります。1人でも多くの人の目にとめさせることこそが、集客を成功させる近道です。店舗デザインを決める前に出店する物件を訪れ、周辺の人の流れを調査することが重要になります。人の流れに沿った、適切なエントランス設計を施しましょう。

導線は、店舗の物件選びの際に最も考慮すべきポイントの一つです。飲食店の物件探しに関しましてはこちらの記事でより詳しく解説しています。ぜひこちらも合わせてご参照ください。

業種別のエントランスで抑えるべきこと

業種別のエントランスで抑えるべきこと

最後に、以下3つの業種のエントランスで抑えるべきポイントを紹介していきます。

  • 飲食店のエントランス
  • 衣料品店のエントランス
  • 美容室のエントランス

ただし、エントランスの設計は、そのお店のオリジナリティが溢れる場所になるため、正解は無いと考えています。業種の枠にとらわれず、他の業種のポイントを取り入れると、他の店舗と差別化ができるようになることもあります。

こちらでご紹介するポイントはあくまで普遍的な例となりますので、実際のエントランスの設計の際には、デザイナーと入念に相談を重ねて、そのお店独自のこだわり抜いたデザインに仕上げていただけますと幸いです。

飲食店のエントランス

一般的な飲食店のエントランスで抑えるべきポイントは、提供するメニューの価格帯を想起させるデザインです。お客様に予算をイメージさせ、安心感を与えることが重要です。ガラス戸などでお店の中の雰囲気を見せる、メニュー表やショーウィンドウを用いるといいでしょう。

エントランスに高級感を演出する

一方、高級店の場合は、エントランスに高級感を演出することがポイントです。基本的に、高級店に来店されるお客さまは事前に予約されます。ふらっと寄る通行人をターゲットとしないため、価格提示は必要ありません。

一般的な飲食店は「価格の提示をする」こと。高級飲食店は、「高級感を演出するエントラス作り」に努めることを頭に入れておきましょう。

衣料品店のエントランス

衣料品店のエントランス

衣料品店ではショーウィンドウの入れ替えが重要なポイントです。シーズンや流行に合わせて、こまめにレイアウトを変更する必要があります。お店の「顔」となる部分のレイアウトが、シーズンに合っていなかったり、流行に乗り遅れていると、集客につながりません。

レイアウトを変更するタイミングを事前に決めておき、常にシーズン・流行に対応しているエントランス作りを目指しましょう。また、外からでも中の商品が見えるように、ガラスの種類の選定や照明の明るさにも焦点を当てることが大切です。

美容室のエントランス

美容室の場合は「リラックス」や「安心感」と「非日常感」に焦点をあてたエントランスがおすすめです。観葉植物を多く配置する、木材やレンガを使用するなどで、落ち着いた雰囲気を演出しつつ、ワクワクする雰囲気をもたらすエントランスはいかがでしょうか。

お客さまが入店した瞬間に、日常の疲れが吹き飛ぶ雰囲気の演出ができるといいですね。また、清潔感を出すことも大切になります。エントランスはつねに清潔に、シンプルにまとめることを意識してみてください。

魅力的なエントランスで他の店舗と差別化を

いけすのある居酒屋のデザイン

この記事では、魅力的なエントランスにするポイントを業種別に詳しく解説してきました。エントランスは、さまざまなアレンジを加えることができます。アレンジを加えることが、他の店舗と差別化できるポイントです。ポイントを抑えて、魅力的なエントランスで他の店舗と差別化をはかりましょう。

こちらでご紹介しているデザインは一例になります。私たちTOのデザインの強みに関しましては、こちらのページにて詳しく解説しています。ぜひこちらもわせてご参照ください。