飲食店の床の素材は重要!お客さまの第一印象を良くする床の素材一覧を解説します。

カウンターのある店舗デザイン事例 店舗内装デザイン設計のポイント
「飲食店を開業するにあたって、床の素材にこだわる必要ってあるのかな」
「飲食店の床の素材は種類が多くて、どれを選べばいいか分からない」

このように、飲食店の開業にあたり、床の素材選びに困っているオーナーの方は、多いのではないでしょうか。お店の床の素材は、壁の素材と同じく、お客さまの第一印象を決める重要なポイントの一つです。

床の素材選びをおろそかにしていると、集客やリピーターに繋がらない、なんてこともありえます。

そこで、この記事では、飲食店が使用すべき床の素材一覧と、床の素材選びのポイントを解説していきます。ぜひ最後までお読みください。

飲食店の床の素材選びで意識すること

床の素材選び

飲食店の床の素材選びで意識することは、以下の3つです。

1、理想の店舗デザイン・雰囲気とマッチしているか
2、予算内の価格で収まるか
3、掃除がしやすいか

①理想の店舗デザイン・雰囲気とマッチしているか

床の素材選びをする際は、まず、理想の店舗デザイン・雰囲気をもとに考えてみてください。

例えば、ビンテージ感のあるお店にしたい場合は、無垢木材を使用したフローリングにすると良いでしょう。

高級感のあるお店にしたい場合は、大理石などを使用して高級感を出すのも、一つの選択肢になります。

このように、理想の店舗デザイン・雰囲気をもとに考えると、床に使用する素材の選択肢を絞ることができます。

②予算内の価格で収まるか

飲食店の開業は、初期投資を抑えることがポイントです。そのため、床の素材にどのくらい費用をかけるか、予算を決めておく必要があります。

床の素材にかける初期投資を抑えつつ、理想の店舗デザイン・雰囲気に沿った床の素材選びをすることが重要。開業後の資金で困ることがなくなるでしょう。

反対に、予算がオーバーしてしまうと、開業後の経営が苦しくなる可能性があるため、注意が必要です。

③掃除がしやすいか

掃除のしやすさも重要視するポイントの一つです。飲食店の場合、他の業態と比べて、水や油などの汚れがつきやすいです。汚れが目立つと、お客さまの第一印象が悪くなってしまいます。

そのため、汚れがつきにくい素材か、または、掃除がしやすい素材なのかを、見極める必要があります。お客さまは、清潔感のある飲食店を好むため、床を綺麗に保つと、好印象を与えることができるでしょう。

飲食店に向いている床の素材一覧

飲食店の床材一覧

飲食店に向いている床の素材は以下の5つです。

・フローリング
・クッションフロア
・タイルカーペット
・磁器タイル
・大理石

上記5つの特徴とメリット・デメリットを解説していきます。どの素材が理想の店舗デザイン・雰囲気に合うか見極めてみてください。

フローリング

フローリングは主に「無垢材フローリング」と「合板フローリング」の2つに分けられます。2種類とも家の床の素材として、よく使用される素材ですが、それぞれメリット・デメリットがあります。

無垢材フローリング

天然の木材を使用するのが、無垢材フローリングです。オークやチェスナット、ヒノキ、スギ、パインなどの木材が無垢材フローリングによく使用されます。

無垢材フローリングは、天然の木材を使用しているため、調湿効果・断熱性に優れているのが特徴です。そのため、夏場は、湿度を一定に保つため、快適に過ごすことができます。冬場は、木材が空気を多く含むため、床から冷える底冷えを防ぐことができます。

また、木材の経年変化を楽しむことができるため、他の素材にはない深みを、味わうことができるでしょう。
無垢材フローリングのデメリットは、キズがつきやすく水に弱い点。

使用する素材や塗装によって変わりますが、他の床の素材と比べてキズがつくやすく、水に弱いです。定期的にメンテナンスをする必要があります。

合板フローリング

複数の木板を貼り合わせて作ったのが、合板フローリング。合板フローリングは、「種類が豊富」「価格が安い」「キズや凹みに強い」など、床の素材として使用するのに嬉しいメリットを持っています。

種類が豊富で価格が安いため、床の素材に費用を割けない飲食店に、向いている素材と言えるでしょう。しかし、合板フローリングは寿命が10年〜20年と短いため、同じ場所で長く運営を考えている場合は、リフォームが必要になります。

また、合板フローリングには調湿効果がないため、夏場・冬場に快適な空間を作り出すことができません。

クッションフロア

塩化ビニールを使用した床の素材が、クッションフロアと呼ばれます。クッションフロアは、素材の表面がビニールのため、耐水性に優れており、汚れがつきにくく、掃除が簡単です。

また、適度な弾力性を兼ね備えているため、足腰に優しい素材の一つです。価格帯は安価なものが多いので、飲食店の床にピッタリな素材になります。

取り扱いの注意点としては、塩化ビニール素材であるため、熱や火に弱い点。火を頻繁に使用する飲食店は、クッションフロアの導入をよく考えた方が良いでしょう。

タイルカーペット

オフィスなどに良く使用されているのが、タイルカーペット。タイルカーペットは、他の素材と違い、部分的に取り外しができるため、印象的な床のデザインを作り出すことができます。

カジュアルな印象を与えたい飲食店に、向いている素材と言えるでしょう。カーペットの素材になるため、吸音性や保湿性に優れているのがメリット。寒い冬でも足元から冷える心配がなくなります。

反対にタイルカーペットの唯一のデメリットは、安っぽく見えてしまこと。デザインでカバーすることはできますが、フローリングなどと比べてしまうと、高級感はありません。高級感を出したい飲食店には向かない床の素材となります。

磁器タイル

石英や長石を混ぜて焼き上げて作り、吸水率が1%以下のタイルのことを、磁器タイルと呼びます。磁器タイルは、耐水性や耐久性、耐摩擦性に優れているのが特徴。

汚れにくくお手入れが簡単で、メンテナンスを頻繁にする必要がありません。また、磁器タイルは表面が落ち着いたコーティングになるため、おしゃれな高級感のある雰囲気を、作り出すことができます。

高級感のある空間を作りたい飲食店に、向いている素材といえるでしょう。磁器タイルのデメリットは、冬に床が冷たくなること。靴を履いていても底冷えをしてしまう可能性があるため、底冷えの対策が必要です。

大理石

高価な料理を提供する飲食店に向いているのが大理石。大理石は、独特の光沢感を持ち、美しい模様があるため、高級感のある空間を作り出すことができます。

加えて、ゴミ・ほこりが目立ちにくい、耐久性・耐水性に優れいています。ハイクラスの飲食店に必要な特徴を兼ね備えているのが、大理石の特徴です。

しかし、大理石は、アルカリ性や酸性の液体を垂らしてしまうと、変色してしまう可能性があるので、注意が必要。

雨の日に滑りやすく、冬には床が冷たくなるデメリットなどもあります。床の素材として使用する場合は、部分的に絨毯を使用するなど、工夫が必要です。

飲食店の床の素材で注意すべきポイント(保健所の検査)

飲食店の床材デザイン

保健所の検査では、「防水工事をおこなっているか」「掃除がしやすい床かどうか」「平な床であるか」のポイントに注意する必要があります。

スケルトン物件で一から内装工事をする場合は、施工業者が床の施工を保健所の規定に沿って、おこなうため、心配は入りません。

しかし、居抜き物件の場合、床の素材に凹凸があったり、穴が空いていたりと、思わぬ欠陥が見つかることがあるため、注意が必要です。細心の注意を払って、保健所のチェックに引っかからないようにしましょう。

まとめ

飲食店の床材

この記事では、飲食店が使用すべき床の素材一覧と、床の素材選びのポイントについて解説してきました。

この記事の重要ポイントは以下です。

・飲食店の床の素材選びでは「理想の店舗デザイン・雰囲気とマッチしているか」「予算内の価格で収まるか」「掃除がしやすいか」の3つを意識する
・居抜き物件の床は、保健所のチェックで引っかかる可能性がある。

上記の重要ポイントを意識して、お客さまの第一印象を良くする、床の素材を選んでみてください。

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