店舗デザインで楽しい雰囲気を演出するポイントとは?気軽でカジュアル、にぎやかな雰囲気を作るポイントを解説します

居酒屋の照明 店舗デザインのポイント
店舗デザインのポイント

こんにちは、TOの八木です。

皆さんは、飲食店選びをするときに何を重視されてお店を選びますか?料理はもちろん、利用する人数、予算、空間の雰囲気、予約しやすいかなどなど、TPOに合わせてお店選びをされると思います。

にぎやかなお店は楽しい気分になれるだけではなく、老若男女問わず誰でも気軽に入れるためとても需要が高いですよね。今回は、気軽でカジュアル、にぎやかな店舗を作っていく時のポイントをお伝えします。

賑わいのある店舗をつくりたいのに、なぜか落ち着いたお店になってしまう…、何か既存のお店にプラスαをすることでにぎわいのあるお店にできるのではないか…など悩まれている方に、ぜひご自身のお店と比較して読んでいただけたらと思います。

こちらの記事で掲載している店舗の画像は、すべて私たち株式会社TOでデザインいたしました。気になるデザインがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

カジュアルで楽しく、にぎやかな店舗とは?

カジュアルなお店と言われた時にどんな店舗が思い浮かびますか?私は居酒屋やカフェなどが思い浮かびます。お客さんが沢山入っていて、ガヤガヤとした雰囲気かあって、価格も高くなくて気軽に入りやすい、と言った印象があるのではないでしょうか?

とはいえ、落ち着いていて敷居の高そうな居酒屋やカフェもあります。お店に入る前に何となく入りづらくて たじろいでしまう、SNSに乗っている写真を見て何となく高そうなお店だなーと思うというのは、どんな違いがあるでしょうか?

何となく入ってみたくなる、写真を見て行ってみたくなったというのは、店舗の空間作りにも工夫がされています。また、空間づくりによって接客の仕方などが変わるので、そこでも親しみやすい店舗と高級感のある店舗との違いが出てきます。

では、実際にどんな違いがあるのか次の項目で見ていきましょう。

落ち着いたお店と比較して分かる!入りやすく賑わっている店舗の特徴

先ほど、お伝えしたようにガヤガヤとした賑わいのある空間と静かでゆったりとした空間づくりにはいくつかの違いがあります。どんな違いがあるか見ていきましょう。

店舗の外観について

優しい光を多く取り入れる

接骨院【優希治療院】

人は明るい光の元に集まりやすいです。光を取り入れることで、感覚的に賑わいを演出することが出来ます。ただし、コンビニや薬局のような白い光ではなく、電球色のような光です。コンビニなどの昼白色の色味は、視認性もよくオフィスなど業態によっては良いかと思います。

しかし、飲食店やサロン、クリニックの待合等の場合は電球色にすることで柔らかい空気感を作り出すことができ、それを外観にも取り入れることで、賑わいのある店舗にすることが出来ると思います。

接骨院【優希治療院】大衆居酒屋【えび寿本店】などでは、光を取り入れて外観にインパクトを持たせています。

入り口の作り(中がよく見える、外観から要素を取り入れる)

大衆居酒屋【えび寿本店】

敷居が高く感じやすい、入りにくいと思ってしまうお店の特徴は、お店の中が見えにくいということです。お店の中が見えることで安心感を与えます。

賑わっていない雰囲気を見せたくない、店内が見えない方がいい業態なんです、という場合でも、フロストのガラスにする、お客様の足元だけでも見えるようにする等、人の気配を感じられるような店舗にすることをお勧めします。

店舗の内装について

座席の配置

韓国料理食堂【KASADERAKITCHEN】

最も分かりやすいのは椅子の配置です。賑わいのある空間では、椅子・テーブルの距離を狭く、人と人の距離を狭くとる傾向にあります。一方で落ち着いたゆったりとした空間では、客席1つ1つの空間が広く取られています。パーソナルスペースを広く取る事で落ち着いた雰囲気を作り出します。

隣の人の声が聞こえてくるような距離にすることで、周りの声に対抗するように自然と声も大きくなって行きますよね。また人の熱気も感じやすくなります。そうして賑わう空間づくりができやすくなっていくと思います。

賑わいを作り出す おすすめの配置は下記の通りです。

1.カウンター席とし、1人のスペースを550〜650程度にする。
→お客様だけではなく、お店の従業員さんとも話をする場となることで賑わいを演出します。

2.各テーブルの間隔を狭くし人が横向きで通れる距離(300〜450程度)とする

3.長いテーブル席にして団体でも使いやすい席を設ける。ただし、大勢の方が居ない時は相席になってしまうので工夫が必要です。

4.立ち飲みスタイルやお座敷スタイルにする。
椅子に座るときと比べて、立ったり平座位になったりすることでパーソナルスペースの許容範囲が狭くなり人と人との距離が近くなります。

その他、2~4については、お客さん同士の距離感を近づけています。とはいえ、不快に思うような距離ではいけませんし、オペレーションの妨げにならないように注意しながら配置していくことをお勧めします。

韓国料理食堂【KASADERAKITCHEN】様では、カウンター席やお座敷席を取り入れて、いろんな席が使えるように設計しております。利用用途に合わせてお客様が選択できるというメリットがあるので、様々な席を取り入れるのはオススメです。

 素朴な素材を使う。

焼き鳥居酒屋【こっこ屋】

カジュアルな店舗を設計する場合、予算の都合もあるかとは思いますが、あえて、ブロック塀や節目のあるような木材、コンクリート壁などを使うことで、素材感を出しています。そうすることによって、親しみやすさや、温かみを感じることが出来ると思います。

特に弊社設計の焼き鳥居酒屋【こっこ屋】様がまさにその事例です。あえて素材感を出し、様々な要素を取り入れることで親しみやすく、賑わいのある空間を作りだしています。

店舗のロケーション

こちらは物件を探す時1番最初に悩まれるポイントではないでしょうか。賑わいのある店舗を目指す場合、繁華街や駅近などを選択される方が多いと思います。お客様が入りやすい事や騒音問題もさほど気にする必要がないため、もちろん利点が多いです。

ただし、家賃が高いことや競合が多いことも事実。近年ではSNSでの集客が主流となってきているため、あえて、繁華街から一本外れた場所で家賃抑え、SNSを強化する事も良いと思います。

音楽をかける

先ほどの座席の配置にも記載しましたが、周囲の音が大きいと自然と声が大きくなっていきます。また、シーンとした雰囲気だと居心地が悪くなり購買意欲が下がると言われています。

最新曲やあえて一昔前の曲、クラッシック、オルゴールなど、空間作りにあった選曲をして居心地の良い空間を作りましょう。

内装に色々な要素を増やす

インバウンド向けパチンコ・アミューズメント【EBIS café&pachinko】

モノトーンで物が少ない空間を想像してみて下さい。シーンとした静かな雰囲気を感じませんか?スタイリッシュなお店を目指す場合は、とても良い方法だと思います。

賑わいのある雰囲気を作り出したい場合には、あえてカラーを取り入れると良いと思います。

ただし、店舗の雰囲気や業態に合わせて、カラーを3色以内に抑える等バランスよく配色していくと良い場合もあります。その他にもあえて統一せずに様々な装飾をつけることで賑わいのある空間づくりをすることができると思います。

弊社設計の居酒屋【いけす酒場ぴち天中店】

居酒屋【いけす酒場ぴち天中店】

弊社設計の居酒屋【いけす酒場ぴち天中店】インバウンド向けパチンコ・アミューズメント【EBIS café&pachinko】では、色合いを意識して設計をしています。特に、インバウンド向けの日本の文化の要素を取り入れたり、コンセプトに合わせて装飾をしたりすることで、楽しい雰囲気づくりを行っております。

パーテーションの入れ方

パーテーションの入れ方には様々な方法があり、パーテーションの高さ、素材、配置などで印象は大きく変わります。今回はパーテーションの種類についてみていきます。

[のれん や すだれ など]

のれんやすだれ等の透けていて可動しやすいものは、半個室の雰囲気を出しつつ、場合によっては取り外しができるため便利です。また透けているため圧迫感が出づらく小さな店舗でも取り入れやすいです。

店舗家具

熟成飛騨牛焼肉【GYU-SUKE】

[襖・収納可能な折れ戸など]

襖や可動式の扉は、すだれ等よりも個室感を出すことが出来、可動または取り外しができるので部屋を広げたり狭くしたりすることが可能です。ただし、可動範囲に制限があるので事前の設計でしっかりと注文しましょう。

[格子・ガラスなど]

格子やガラスパーテーション等の場合は、可動することはできないため、制限はありますが、上記の2種類に比べて、高級感を出すことが出来ます。ガラスにはフロストなどのシートをはるなどをすることで、店舗の賑わいを遮らず、人気(ひとけ)を感じることができつつも、お客様同士の目線が気にならないメリットがあります。

【あさい歯科医院】

その事例となるのは、【あさい歯科医院】様や天ぷら・天丼専門店【那古野天丼 忠兵衛】様です。あさい歯科様の場合は、格子とガラスを使って各診察室を分けています。

コンセプト店舗デザイン

天ぷら・天丼専門店【那古野天丼 忠兵衛】

忠兵衛様の場合は、格子を使って、待合、客席、カウンター席などの空間を分けています。また、普通の格子とは違い、円形にカットしたようなデザインを取り入れ、遠近感のある位置に配置することで、空間に奥行を出しています。

ブランディングの要素から見た賑わう店舗

業態、価格設定、ターゲットと店舗空間がマッチしているかどうか

お客様が絶えず賑わう店舗とは、お客様がどんな時に利用したくなるお店かが明確です。

つまり、ターゲット層が明確で、そのターゲットとなるお客様が来やすい価格設定や空間になっている必要があると思っています。そのため私たちは、お店でお出しされるサービス、価格設定、品質、特徴に合わせてデザインをさせて頂いております。

店舗の内装外装、Web、印刷物などのデザインの統一性

おしゃれで、賑わっているお店を作ったとしても、ホームページがなんだか昔ながらで見にくかったり、ショップカードやロゴマークがなんだかお店の雰囲気とあっていないなんてことがあったりします。

弊社では、ロゴマークの作成や名刺・ショップカードの作成、ホームページ制作のご相談も承っております。ご相談ください。(ただし、店舗設計を行った場合に限ります。)

SNSの活用 (Instagram、食べログ、ホームページなどのWebサイト)

近年では、SNSでの集客が主流となってきました。特に新規でオープンされるお店の場合、いくらよいサービスが受けられる店舗であっても周知されないと、賑わう店舗から遠ざかってしまいます。また、最近では少なくなってきていますが、「映え」にも重視する必要があります。

写真を撮る際のフォトスポットの要素を店舗に取り入れるだけではなく、お客様がふと取りたくなるようなキレイな空間を作ることで宣伝効果に繋げることが出来ます。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、賑わいや楽しい店舗つくりをするにはどうすればよいのかに特化してお話させて頂きました。店舗の設計をしていく上で、携わらせて頂いたお店が賑わっているのは、私たちにとってもとてもうれしいことです。そのためにもポイントを押さえて精一杯、お店作りのお手伝いをさせて頂けたらと思います。