ゲストハウスは、シェアハウスのような形態で、多くの旅行者が気軽にコミュニケーションできる宿泊施設です。インバウンド需要がますます高まる一方の今、シェアハウスにも注目が集まっていますよね。
しかし、どんなポイントを押さえてデザインすべきか、ゲストにとって心地よい滞在を実現するには何が必要かなど、分からないこともあると思います。
今回は、ゲストハウスのデザインのポイントについて詳しくご紹介します。魅力あふれる仕上がりにするためにも、ぜひご覧になってみてください。

ゲストハウスでデザインが重要な理由
はじめに、ゲストハウスではどうしてデザインが重要とされるのか、主な理由について具体的に見ていきましょう。
ほかのゲストハウスとの差別化になる
優れたデザインのゲストハウスは、ほかのゲストハウスとの差別化になります。インバウンド需要が高まる一方の今、ほかのゲストハウスとの差別化は、意識せざるを得ません。
ゲストハウスを選ぶポイントは、立地・料金の安さを重視する人が多い一方で、デザインのよさ、居心地のよさを重視する人も増えてきています。
こうした動きがある中、ほかのゲストハウスとの差別化を進めるためには、デザインが大きな意味を持つといえるのです。
ゲストの顧客満足度が高まる
ゲストハウスが優れたデザインを採用することで、ゲストの顧客満足度が高まります。おしゃれで居心地のよい空間は、何時間も過ごしたくなるからです。
また、旅の疲れを癒やしてくれるため、長期滞在につながりやすいのもメリットといえます。さらに、ゲストの顧客満足度が高まれば、リピーター利用率も比例してアップするなど、よいことばかりです。
口コミやSNSでの拡散につながる
おしゃれで心地よいデザインのゲストハウスは、口コミやSNSでの拡散につながります。滞在中によい印象を受けたゲストは、積極的に口コミやSNSで拡散してくれるものです。
すると、予約が殺到して、たちまち人気施設になることも可能です。自社サイトや自社SNSでの宣伝も重要ですが、ゲストの生の声のインパクトにはかないません。それに、口コミやSNSでの拡散は、広告費用がかからない点も大きなメリットといえます。
ゲストハウスのコンセプトを決める
まずは、ゲストハウスのコンセプトを決めましょう。ここでは、特に人気の高いコンセプトを3パターンご紹介します。
和モダンスタイル
外国人旅行者から圧倒的に人気が高いのが、和モダンスタイルになります。和モダンスタイルは、日本の伝統的な要素にモダンテイストを掛け合わせることで、オリエンタルな雰囲気を味わえるのが特徴です。
和モダンスタイルをコンセプトにしたゲストハウスをデザインする場合、以下のようなポイントを意識してみてください。
- 障子・和傘・掛け軸・盆栽・畳など、和のテイストの内装・インテリアを活用する
- テーブルとイスのスタイルを確保しつつ、和のテイストと融合させる
- 深みのあるブラウン・グリーン・紺色などをベースに、金色や銀色をアクセントに取り入れる
アジアンリゾートスタイル
アジアンリゾートスタイルも、ゲストハウスのコンセプトで高い人気を誇ります。エキゾチックな雰囲気を楽しめることから、特に欧米諸国からのゲストから好評です。
アジアンリゾートスタイルをコンセプトにしてゲストハウスをデザインするときは、以下のようなポイントを参考にして検討してみるとよいでしょう。
- 南国風の観葉植物や藤(ラタン)を使ったインテリアを取り入れる
- 照明は明るくなり過ぎないものを選び、適宜間接照明を使ってムードを出す
- 配色はブラウン・ベージュ・白・緑などをメインにし、水色・赤などのアクセントカラーを効果的に使う
ナチュラル&カントリースタイル
ナチュラル&カントリースタイルは、クセがなく誰にでも好かれるコンセプトの一つです。ゲストハウスに採用すると、ゆったりとくつろげて疲れが癒やされる、長時間滞在したくなるといったポジティブな声が聞かれます。
ナチュラル&カントリースタイルをコンセプトにしたゲストハウスは、以下のようなポイントを押さえてデザインするとよいでしょう。
- 白・ライトベージュ・ライトブラウンを基調に明るい雰囲気の配色でまとめる
- 要所要所に観葉植物などでグリーンをプラスする
- 木のぬくもりを感じさせる内装・備品を効果的に配置する
ゲストハウスのデザインでおしゃれさと心地よさを両立させるコツは?
ここでは、ゲストハウスのデザインでおしゃれさと心地よさを両立させるコツを詳しくご紹介します。
コンセプトに一貫性を持たせる
まずは、ゲストハウスのコンセプトに一貫性を持たせましょう。すべての内装・インテリアのテイストを統一することでまとまりが出て、コンセプトがダイレクトに伝わります。
一方で、明らかにコンセプトに合わないものがあると、せっかくの雰囲気が台無しになってしまい、ゲストの満足度が下がってしまうので注意しましょう。
共有場所を含めて動線のよさを意識する
おしゃれさと心地よさを両立させるには、共有場所を含め、動線のよさを意識してデザインすることも重要です。どんなにおしゃれな雰囲気を演出していても、動線が悪いと心地よいとはいえません。
まずは、ゲストにストレスを与えない動線を実現できるようなデザインを目指しましょう。ゲストがスムーズに移動できる、ゲスト同士が適切な距離感を保てるといったポイントを押さえることで、快適度が格段に上がります。
人気の高いゲストハウスのデザインを参考にする
人気の高いゲストハウスは、優れたデザインを採用していることが多いものです。ここは、ぜひとも、いろいろなゲストハウスのデザインを比較して、よい点を参考にさせてもらいましょう。それぞれのよい点をうまく組み合わせることで、理想的なゲストハウスのデザインに近づきます。
ただし、丸ごとコピーするのではなく、あくまでもデザインを考える際の参考にとどめ、オリジナル性を加味して考えていくことが大切です。
信頼できるデザイン会社にアドバイスしてもらう
おしゃれさと心地よさを両立したゲストハウスに仕上げるには、評判のよいデザイン会社にアドバイスしてもらうのもよい方法です。
評判のよいデザイン会社には、ゲストハウスの設計で豊富な実績があり、センスのよいデザイナーが在籍しています。こちらの要望を的確にくみ取って、理想のゲストハウスに仕上がるようアドバイスをしてもらえます。
私たちTOでも、数多くの内装・外装デザインを手掛けた実績があり、ゲストハウスのデザインでも大変ご好評をいただいています。ご質問などがございましたら、まずはお気軽にお問い合わせいただけると幸いです。
まとめ
ゲストハウスのデザインは、おしゃれさと心地よさの両立を考えて決めることが大切です。インバウンド需要が高まる一方の今、人気の和モダンスタイルを中心に、メインターゲット層に好まれるおしゃれなデザインを考えていくとよいでしょう。
その際、滞在中の心地よさを実現すべく、動線が優れていてストレスを感じさせない、よりリラックスできる空間作りを進めるようにしてみてください。
なお、私たちTOでも、ゲストハウスのデザインのご依頼をお受けしています。経験豊富なスタッフがご要望を丁寧にお伺いし、理想のゲストハウスを実現すべくお手伝いいたしますので、まずは、お気軽にお問い合わせください。