【店舗照明】ダウンライトの照明計画の方法と種類別の使い方分けをご紹介いたします!

店舗ダウンライト計画 建築設計デザインの基礎知識
建築設計デザインの基礎知識

照明は空間を明るく見せるために付けられているのはもちろんのこと、店舗設計では魅せたい商品を照らす役割や空間と天井とのバランスをデザインするものとして照明を計画しています。

今回は店内でよく使用されている「ダウンライト」を用いた照明計画の方法と種類別の使い分けについてご紹介いたします。「店内に魅せたい商品がある」「照明計画について知りたい」「ダウンライトの使い分けを知りたい」などとお考えの方は是非最後までご覧ください。

私達の照明に対する想いと設計のポイントはこちらの特集ページでも詳しくご紹介しています。実際の事例(店舗やオフィスの照明設計)をもとに、解説していますので、ぜひこちらも合わせてご参照ください。

ダウンライトの種類別の使い分け方法について

ダウンライトはいくつかの種類が存在します。それぞれの種類の特徴に合わせて照明器具を使い分けていきます。今回は店舗で主によく用いられている代表的なダウンライトの種類を3つをご紹介いたします。

1.ベースタイプ

ベースタイプダウンライト

ダウンライトの「ベースタイプ」とは空間全般を照らす照明器具とされています。このベースタイプがあることで、空間全体が明るくなり、店内の印象にかかわります。また飲食店の雰囲気やアパレルショップ、オフィスなどそれぞれの店舗や施設などの用途に合わせて必要な配光や配灯が異なるためそれに合わせた配灯を計画することが大切です。

2.ユニバーサルタイプ

ユニバーサルダウンライト

ダウンライトの「ユニバーサルタイプ」とは照らしたいものに対して角度を調整することができるタイプです。ユニバーサルタイプは角度調整が可能な為ベースタイプに比べて価格は高くなりますが、「店内の商品でみせたいものをピンポイントで照らすことができるため店舗では使用頻度の高い器具とされています。

使われる場所としては、商品を販売する物販棚の前や、柱を照らす場合、店内のサインの前ユニバーサルタイプのダウンライトを使用すると空間にメリハリをつける役割を果たします。

3.グレアレスタイプ

グレアレスダウンライト

ダウンライトの「グレアレスタイプ」とは、見た目は光源の周りのコーンが鏡面仕上げになっているのが特徴的で名前のとおり「グレア(まぶしさ)」を考慮したダウンライトとなっています。特に光源の反射が気になりやすいガラス張りの店舗や夜景をメインとしたバーなどに用いられていることが多いです。

ダウンライトの計画方法について

ダウンライト計画ダウンライトの計画では、空間と天井のデザインに関係しています。基本的には、一つの区画された空間に対して壁から壁までの芯に入れます。

また、同じダウンライトを並びで使用する場合は空間や通路の芯に等ピッチで計画していくと空間全体に均等に光をあて、天井を美しく並んだデザインとなります。

また、先程ご紹介した「ユニバーサルタイプ」のダウンライトでは、照らしたい一部の壁や柱に対して計画することで角度を調整してポイントごとに照らすことでグッと雰囲気のある店内に近きます!是非計画では「ベースタイプ」のダウンライトのみで計画するのではなく、必要な場所に「ユニバーサルタイプ」のダウンライトを使用して下さい。

まとめ

店舗ダウンライト計画

今回は【店舗版】ダウンライトの計画方法と種類別の使い方分けをご紹介していきました。ダウンライトのそれぞれの種類の選定器具によって照らす角度が異なることや照明計画によって店内の魅せ方が関連していることがお分かりいただけたかとおもいます。是非本記事を参考に店舗の照明計画をしてみてください。

株式会社TOは、飲食店やオフィスなど、商業施設の店舗デザインを得意とするデザイン設計事務所です。照明計画のサポートも行っております。役に立つデザイン設計事務所をモットーにお客様にとって「心地よい空間とはなにか」という問いに対して真摯に向き合い、お客様に最適なプランニングをしております。何かお困りの際はお気軽にご相談ください。皆様からのご連絡を心よりお待ちしております。