「和モダン」な店舗には「床の間」の要素を取り入れることがオススメです!取り入れやすい「床の間」の要素についてご紹介いたします!

店舗デザインのポイント
店舗デザインのポイント

「和モダン」という言葉を耳にすることは多いのではないでしょうか?これは伝統的な和の要素と、現代的な要素を組み合わせた様式のことを意味します。

壁や床、天井などには土壁や珪藻土、竹、木材など自然素材が多く用いられます。それらの緑や茶、白、グレーなど自然的な色合いにより落ち着きがありながらもスタイリッシュな空間になることが特徴です。

そんな「和モダン」には自然素材や自然の色合い以外にも、「床の間」の要素を取り入れることでより魅力的な空間を演出することが可能です。今回はそんな「床の間」についてご紹介いたします。

「和モダンでお洒落な店舗をつくりたい」
「現在、純和風の雰囲気のお店に現代的な要素を取り入れたい」
「和室をリノベーションして和モダンな雰囲気にしたい」

などとお考えの方は是非参考にしてみて下さい。

和風(和モダン)の店舗をデザイン・施工する場合の考え方と費用、デザイン事例については、下記バナーの特集ページでより詳しく解説しています。私たちTOは、和の伝統を現代に息づかせる和風の店舗デザインを得意としています。ぜひこちらも合わせてご参照ください。

和モダンデザインが特にな店舗デザイン会社

床の間とは

床の間とは

本来は「床」と呼ばれ、格式のある客間に設けられることが多く、花瓶や掛け軸などを飾るスペースのことです。主に掛け軸等を飾る床部分、違い棚や地袋等の収納を行う棚部分、屋外に近い方に設けられる障子窓部分によって構成されますが、建物の規模によって省略されている場合もあります。

現在でも歴史のある家や建築物にはよく設けられているので見たことがあるかたも多いのではないでしょうか?そんな「床の間」の要素と、現代的な要素を組み合わせることでより魅力的な「和モダン」な雰囲気を作ることが可能になります。

取り入れやすい「床の間」の要素

取り入れやすい「床の間」の要素

①違い棚

二枚もしくは三枚の棚板を上下左右にずらして取り付けた飾り棚のことです。棚の間には「海老束」と呼ばれる細い柱が設けられています。そして上の棚の端には「筆返し」と呼ばれる筆が落ちないようにする木材が取り付けられます。

②床柱

床の間に用いられる柱のことを言います。構造的な役割ではなく意匠的な意味で用いられるため美しい木材が使われることが多いです。

③落とし掛け

床の間の垂れ壁の下端に用いられる横架材のことを言います。またこの垂れ壁のことは「小壁」と呼ばれます。

「和モダン」を演出するオススメの方法

「違い棚」「床柱」「落とし掛け」などをそのまま取り入れてしまうと「和」の雰囲気が強く出てしまい「和モダン」とは異なる雰囲気になってしまいます。そのため「和モダン」にするためにはこれらの要素を無機質な素材で再現することがオススメです。

①違い棚

「和モダン」を演出するオススメの方法①違い棚

違い棚を取り入れる際は「海老束」を真鍮やステンレスなど無機質な金属性にすると、「和」の要素を取り入れつつも現代的な雰囲気を演出することが出来ます。また棚自体の素材をガラスを用いる、金属にするなど形状は「違い棚」を活かしつつも素材で工夫することで「和モダン」なイメージになります。

②床柱・落とし掛け

「和モダン」を演出するオススメの方法②落とし掛け・床柱

床柱や落とし掛けは、あえて木材を用いて「和」の雰囲気を強く演出します。そして掛け軸がかかる部分をガラスで再現し、後ろ側の中庭が覗けることで「和モダン」なイメージを演出することが出来ます。また間接照明を「小壁」裏に設置することで幻想的な空間を演出することが可能です。

まとめ

今回は「和モダン」についてご紹介いたしました。今回ご紹介した以外にも「和モダン」な雰囲気を演出する方法はあるので、お悩みの際は是非お気軽にご相談下さい。

株式会社TOは店舗やオフィスなどの商業施設のデザインを多く取り扱っています。「お客様が望まれていること」さらに「お客様のお客様が望まれていること」を実現できるように誠心誠意取り組んで参ります。店舗改装や、新規出店、それ以外のことでも何かお困りのことございましたらご気軽にご相談下さい。皆様の理想を叶えるために尽力させて頂きます。