何だかお店が暗い?お店を明るくしたい時の照明器具を使ったコストを抑えた対処法についてご紹介いたします!

店舗設計工事の工事中 店舗リニューアルのポイント
店舗リニューアルのポイント

お店にとって照明は印象を左右する大事な要素の一つです。バーやカフェなどあえて間接照明を用いてふわりとした光を演出している場合もありますが、中には薄暗く感じてしまう店もあります。そんな際になるべくコストを抑えた対処法についてご紹介いたします。

「お店の照明器具が一部壊れてしまい薄暗い」
「想像していたより光が広がらずに寂しい感じがする」
「足元をしっかりと見えるようにしたい」

などお困りの方は是非参考にしてみて下さい。

私達の照明に対する想いと設計のポイントはこちらの特集ページでも詳しくご紹介しています。実際の事例(店舗やオフィスの照明設計)をもとに、解説していますので、ぜひこちらも合わせてご参照ください。

お店が暗い原因

まず何故お店が暗いと感じるかよくある事例についてご紹介いたします。

①照明器具が足りていない

照明器具が足りていない

照明器具自体が空間に対して少ない場合はもちろん暗く感じてしまいます。例えばテーブルの天板のみを照らして通路などの動線が照らされていない空間に対して照明の量が見合っていない場合などがあります。

②光の広がり方が足りていない

光の広がり方が足りていない

照明器具の数は十分にあるのにも関わらず暗い場合は光の広がり方が足りていないのかもしれません。

照明には照射角度(ビーム角)が存在します。これは光が出ている角度を示し、主に「狭角」と「広角」に分類されます。「狭角」は狭い範囲を明るく照らすことが出来、「広角」は広い範囲を優しく照らすことが可能です。

そのため対象物がありそれを照らしたい場合は「狭角」、全体を照らしたいときは「広角」を選ぶがことがオススメです。ダウンライトなどが「狭角」が多く使われている場合は照らす範囲が狭くなってしまい暗く感じてしまうことがあります。

また光の広がり方はダウンライトなどの天井埋め込みタイプか、ペンダントライト、ブラケットライトなど空中に存在しているタイプかによっても異なります。天井埋め込みタイプは天井から地面までを照らすのに対し、空中に存在しているタイプは天井や床を必ず照らすものではないので暗く感じてしまう場合があります。

③照明器具の明るさが足りていない

照明器具の明るさが足りていない

照明器具の数が足りていても、そもそもの明るさが小さい場合は空間も暗く感じてしまいます。またあたるべき場所に当たらずに真直ぐ光が降りている場合も暗く感じてしまう原因の一つです。

対処法

空間が暗く感じる場合に、最も効果的な方法は一から照明計画をやり直すことだと思います。しかしそれを行うと天井の補修、新しい照明器具の購入など多くの費用が必要となります。そのため今回はなるべくコストを押さえた対処法についてご紹介いたします。

①壁や机にあたるように角度を調整する

壁や机にあたるように角度を調整

角度を変更出来る照明器具の場合は目線に位置の壁にあたるように調節すると、それだけで明るい印象に見せることが出来ます。

②照明器具の場所は変えずに広角のものに変更

照明器具の場所は変えずに広角のものに変更

照明器具の場所は変えずに「狭角」のものを「広角」に変更すると光が広がるため明るく感じることが出来ます。この場合は照明器具を変える費用はかかってしまいますが天井の補修などはせずに雰囲気を変えることが可能です。

③既設照明を活かして増灯する

既設照明を活かして増灯する

現状の照明器具を活かしたまま、特に暗く感じる部分に増灯を行う方法です。天井補修が必要になる場合が多いですが、増灯を行うため明るさを確実に得ることが出来ます。

④壁や天井の色や材質を変更する

壁や天井の色や材質を変更する

壁や天井の色や材質によって反射率が異なるため同じ照明器具であっても明るさは異なって感じます。特に反射率が低く暗い色味の壁を、反射率が高く白い色味のものに変更するだけで明るい印象にすることが可能になります。

まとめ

今回はお店の暗さへのコストを抑えた対象法についてご紹介いたしました。今回ご紹介したのは一部の例ですので、店舗についてお悩みのことがございましたらお気軽にお問い合わせください。

株式会社TOは店舗やオフィスなどの商業施設のデザインを多く取り扱っています。「お客様が望まれていること」さらに「お客様のお客様が望まれていること」を実現できるように誠心誠意取り組んで参ります。店舗改装や、新規出店、それ以外のことでも何かお困りのことございましたらご気軽にご相談下さい。皆様の理想を叶えるために尽力させて頂きます。