【飲食店】オープンキッチンとクローズドキッチン|それぞれのメリットとデメリットを抑えてこだわりのキッチンを作りましょう!

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飲食店の店舗デザイン

新しく飲食店を開業する時、最も大切な部分であると言えるキッチンをオープンキッチンにするか、クローズドキッチンにするのか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。キッチンをどのように設置するのか、魅せるのかいよってお店の印象は大きく変わります。

そこで、飲食店の開業に向けて店舗デザインをお考えの方が拘ったお店を作れるように、オープンキッチンとクローズドキッチンのメリットとデメリットをそれぞれ解説します。なお、フロアのデザイン設計がまだの方はこちらの記事で客席について解説しています。こちらも合わせてご参照下さい。

オープンキッチンとは

オープンキッチンとは

オープンキッチンとは簡単に言えば、客席からキッチンが見えるタイプの作りです。客席とキッチンの空間が壁などで仕切られていなく、調理の様子や厨房の内部が客席から見渡せるキッチンです。寿司屋や焼き鳥屋、ラーメン屋などが代表的なオープンキッチンの飲食店として挙げられます。

オープンキッチンのメリット

オープンキッチンのメリット

キッチンで料理人が何をしているか、お客様から見えることには様々なメリットがあります。これからその一例をご紹介します。

お客様に安心感を与えられる

客席からキッチンが見えるということで、料理を作る過程をお客様が見ることができます。お客様はどのような食材を使ってどのように料理をしているかを見ることで衛生面の安心感を得ることができます

お客様とコミュニケーションが取れる

近くでシェフが料理しているので、そこでお客様との会話が生まれ、そのお客様がリピーターになることもあります。また、キッチンをオープンにすることでお客様にとって調理自体をエンターテインメントとして楽しんでもらうことができます。

料理が出来上がって提供までに時間がかからない

キッチンがカウンター越しにあれば料理が出来上がってすぐに目の前のお客様に提供することができます。カウンター越しになくても、キッチンからお客様の席が見えることで、料理提供するタイミングを見計らって調理することができます。

オープンキッチンのデメリット

オープンキッチンにはメリットがたくさんある一方、そうすることで常に気を付かなければいけないこともあります。

調理の匂いや油、煙が広がる

料理の匂いや音が客席に流れるのは食欲をそそるというメリットになりますが、匂いと一緒に油煙や煙なども客席へ流れて行ってしまいます。いい匂いだけでなくゴミの匂いなどにも気を遣わなければいけません。レイアウトによっては余計に掃除の手間がかかってしまったり、壁や天井の劣化が早くなってしますうこともあります。

デザイン性の高いキッチンは費用がかかる

お客様に見られるキッチンは調理のしやすさだけでなく、細部のディスプレイなど見え方にこだわる必要もあります。壁や天井の仕上げにも気を使わなければならなくなり、一般的な厨房に比べ、内装費が余計にかかってしまう場合があります。

新人スタッフの教育が難しい

お客様の目の前で新人スタッフを教えながら調理することは、お客様の不安を煽ることになります。営業時間中の教育は難しいため、アイドルタイムやオープン前の時間を有効に活用するなどして新人教育をしていく必要があるでしょう。

オープンキッチンの場合、カウンターにする方が多いかと思います。こちらの記事でカウンターについて詳しく解説しております。ぜひこちらもご参照下さい。

クローズドキッチンとは

クローズドキッチンとは

オープンキッチンとは反対に、客席からキッチンが見えないタイプの作りです。厨房と客席のスペースが完全に区切られているため、調理の様子をお客様が目にすることはありません。ファミリーレストランや、大型の高級レストランなどではクローズドキッチンが多く使われています。

クローズドキッチンのメリット

height=”533″ />クローズドキッチンのメリット

多くの飲食店で採用されている形態ですが、やはり多くの支持を集めているのにはそれなりの理由があります。これから、お客様からキッチンが見えないことで得られるメリットを解説します。

調理により集中できる

厨房のスタッフがオープンキッチンのようにお客様に魅せることや接客をする必要がなく、調理により集中することができます。大型店舗などの多くの料理を一気に作らなければならないお店では、クローズドキッチンの方が向いてるでしょう。

従業員同士のコミュニケーションが的確にとれる

厨房内の会話が客席に聞こえにくいため、従業員同士で指示を的確に伝えられたり、新人教育も実践の中で行うことができます。

クローズドキッチンのデメリット

クローズドキッチンにもメリットがあれば、デメリットもあります。デメリットが受け入れられるものであれば、クローズドキッチンを視野にいれるのもいいかもしれません。

衛生面や整理整頓がおろそかになる

お客様に見られていないため、つい掃除がおろそかになったり整理整頓をしない可能性もあります。衛生面に気をつけるようにするため、掃除や整理整頓はルーティーン化しておくなどの工夫が必要です。

キッチンから客席まで運ぶまでに時間がかかることがある

料理が出来てから、お客様のテーブルに運ぶまでに時間が掛かってしまうことがあります。また、オープンキッチンとは違ってキッチンからお客様の席が見えないため、料理提供のタイミングを見計らうことができません。

ホールのスタッフもいつ料理が出来上がるのか確認したり、お客様の食事の進み具合を逐一伝えるなど、スタッフ同士の連携がとても大切になります

まとめ

オープンキッチンとクローズドキッチンまとめ

いかがでしたでしょうか。オープンキッチンとクローズドキッチンにはそれぞれ良さもあれば気を付けなければいけない部分もあります。お客様にどのような時間を過ごして欲しいのか、どのようなスペースの使い方をしたいのかなど、自分のお店にあったスタイルを選びましょう。

我々株式会社TOはこれまで数々の飲食店の内装設計に携わってまいりました。これまでにもオープンキッチンを取り入れた飲食店の設計も多数承ってまいりました。

リピートも数多く頂いています。厨房設計をはじめとした飲食店の内装設計に関して疑問がある方は、是非一度我々にご相談下さい。皆様のご連絡を心よりお待ちしております。