「モールディング」ってご存じでしょうか?店舗をクラシックに彩る装飾についてご紹介いたします。

建築設計デザインの基礎知識
建築設計デザインの基礎知識

モールディングってご存知でしょうか?見たことは合っても中々詳しくは知らない方も多いのではないのでしょうか?今回はそんなモールディングについてご紹介いたします。

「アンティークな雰囲気のお店をつくりたい」
「お店がシンプルなので装飾をプラスしたい」
「西洋的でクラシックな雰囲気を出したい」

などお考えの方は是非参考にしてみて下さい。

私たちTO(ティーオー)は、店舗・オフィスなど商業施設の設計を得意とするデザイン設計事務所です。店舗デザインに対して真摯に向き合い、無理のない最適なプランニングをしております。私たちのデザインの流れについてはこちらのページをご参照ください。

モールディングとは

モールディングとは

壁や天井などに用いる仕上げ材の一つで、陰影が出来るように彫りや段差が施されたデザインをしています。本来はローマやギリシアなどの古典建築で用いられた装飾的な石材の意匠が原型となっています。近年では石材だけでなく木材や合成樹脂などの材質もあり、空間を彩る建材として活躍しています。

モールディングのオススメの使い方

モールディングのオススメの使い方

モールディングは洋風な雰囲気を好む方にはオススメの建材になっています。また西洋的でクラシックなイメージにしたい方は幅が広く装飾的なものを、モダンな雰囲気を好む方は幅が狭く装飾が少ないものを使用することがオススメです。今回はそんなモールディングのオススメの使い方についてご紹介いたします。

①腰の見切り材(チェアレール)

腰の見切り材(チェアレール)

元々は椅子を引いた際に壁が傷つくのを防ぐために使用されていました。現在は上下の仕上げを分ける際の境界部分が綺麗に納まるように使用されています。モールディングのデザインや幅によりゴージャスなイメージを演出することが可能になります。

②天井廻り縁(クラウン)

天井の仕上げ材と、壁材の隙間部分に使用します。仕上げ材の見切りにも使用可能で装飾として空間にアクセントをつけることが可能です。

③額縁(ケーシング)

額縁(ケーシング)

写真や絵などを飾る際の額縁として使用が出来ます。また腰壁部分に四角で囲むかたちで使用すると壁面に凹凸が生まれてクラシックな空間になります。壁に使用する際のはただ貼り付けるだけではなく、壁面部分も凹ませる、もしくは膨らみをもたせるとより空間に奥行きが出るのでオススメです。

④巾木

巾木

壁の仕上げ材と床の仕上げ材の境界部分に使用します。巾木は壁面を保護したり、隙間が出来るのを防ぐ役割として使用されます。モールディングの巾木を使用することでゴージャスな雰囲気を演出することが出来ます。色味は他で使用したモールディングと合わせるとより統一感が生まれるのでオススメです。

⑤机の小口

「小口」とは部材の横断面のことを意味します。クラシックな雰囲気を演出したい際に小口部分がシンプルだと少し味気ない印象になってしまうかもしれません。その際にモールディングを机を囲むようにまわすこたでゴージャスな印象にすることが可能になります。

⑥家具の装飾

家具の装飾

西洋的なイメージにしたい場合は、天板と扉のみの家具だと物足りない印象になってしまうかもしれません。その際、家具にモールディングで装飾をすることで豪華なイメージにすることが出来ます。具体的には天板の小口部分や、巾木にモールディングを使用したり、天板の小口部分に取り付けることで印象が変わります。

まとめ

モールディングとは

今回はモールディングについてご紹介いたしました。西洋的なイメージやゴージャスな空間に興味がある方は参考にして頂けますと幸いです。また今回紹介したものだけに関わらずお客様の空間に合った使用方法があるかもしれません。是非お悩みの際はお気軽にご相談下さい。

株式会社TOは店舗やオフィスなどの商業施設のデザインを多く取り扱っています。「お客様が望まれていること」さらに「お客様のお客様が望まれていること」を実現できるように誠心誠意取り組んで参ります。店舗改装や、新規出店、それ以外のことでも何かお困りのことございましたらご気軽にご相談下さい。皆様の理想を叶えるために尽力させて頂きます。