流動客(通行人)が入りやすいお店と入りにくいお店の特徴。集客率改善に繋がるポイントを徹底解説します

営業許可証など飲食店の開業で必要な許可 店舗デザインのポイント
店舗デザインのポイント

エントランスはお店の顔です。エントランスの雰囲気がよいお店にはお客様が集まりますが、入りにくいと感じる要素が一つでもある場合は、見込み客や通行客の集客率が低下するでしょう。つまり「入り口の雰囲気」は集客率を左右する重要なポイントなのです。

そこで当記事では「入りやすいお店と入りにくいお店の違い」と題して、それぞれの特徴を徹底解説いたします。記事の最後にはエントランス作りのポイントも紹介しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

目的客と流動客
店舗の外観デザインは、店舗のターゲット設定に非常にかかわってきます。目的客をターゲットとする店舗と、流動客をターゲットとする店舗で外観の作り方や看板の出し方が変わります。今回は流動客をターゲットとする店舗の外観についてお話ししたいと思います。

「入りやすいお店」と「入りにくいお店」の違い

入りやすいお店の特徴

入りやすいお店の特徴

韓国料理店のファサードデザイン

まずはどんなお店が入りやすくて、どんなお店が入りにくいか、両者の違いについて考えてみましょう。入りやすいお店の特徴について考えてみましょう。

・お店の様子が外から確認できる
・明るくて清潔なエントランス
・お店の情報が掲載されている

お店の様子が外から確認できると、通行人の意識をお店に集められます。つまり目的意識のなかった客層へ、入店するきっかけを与えることができるのです。また明るくて清潔なエントランスは、居心地のよい空間のアピールに繋がります。とくに飲食店のように、清潔感が重要視される業種であれば、気にしなければならない要素でしょう。

さらにお店の情報・サービスの詳細がエントランスにあると、初めての方も気兼ねなく入店できるようになります。メニューの内容や価格帯のような情報は、ウィンドウショッピングができない飲食店などの業態に効果的です。

特にガラスを多く用いて店内の様子を見えやすくすることは効果的です。こちらの記事ではガラスを使用した店舗の外観デザインについて詳しく解説しております。ガラスを用いた店舗デザインに興味がある方はこちらも合わせてご参照下さい。

入りにくいお店の特徴

入りにくいお店の特徴

その一方で、入りにくいお店の特徴について考えてみましょう。

・どんなお店なのか確認できない
・入り口が閉鎖的

飲食店・物販店どちらにも共通しますが、外観でどんなお店か確認できない場合、流動客はサービスの内容がわからず入店意欲が下がります。入り口が閉鎖的な場合、入店するのにドアを開ける行為が発生します。そのためよっぽど興味がない限り、通行人の集客率は下がるでしょう。

ただし、目的客をターゲットとする場合、外観の情報を減らし、入り口を閉鎖的にする場合もございます。店舗のコンセプト・ターゲットによってはあえて入りにくくするというデザインもあります。(平たく言えば「隠れ家」的な店舗

入りやすいお店を作るために大切なこと

入りやすいお店を作るために大切なこと

入り口は店舗の顔であるため、店舗の雰囲気にあったデザインが重要です。その中でも「他店との差別化」をアピールすることは非常に効果的で、通行人の関心を集めるきっかけになります。以下にて基本的な改善をご紹介します。

・従業員がお出迎えをする
・看板やポスターを設置する
・エントランスを改装する

一番手軽な方法であれば「お出迎え用の従業員を配置する」ことです。やはり入りにくさを感じる一番の要因は「心理的な壁」であると言われています。そのため従業員が挨拶をしながら入り口の扉を開けるだけで、お客様の意識は大きく変わるでしょう。

看板やポスターの設置も効果的

看板やポスターの設置も効果的

また看板やポスターの設置も効果的です。とくに店内の様子が見えにくい閉鎖的なお店の場合は、積極的に宣伝することをオススメします。置き式の看板や壁掛けのポスターは比較的安価なものが多いので、予算が少なくても始めやすいでしょう。

もしも予算が確保できる場合は、エントランスの改装がオススメです。弊社TOでは数々の店舗設計を行っていますので、お客様のお悩みを解決するようなご提案ができます。ぜひお気軽にご相談ください。看板のデザインに関してはこちらの記事で詳しく解説しております。こちらも合わせてご参照下さい。

集客効果を高める外観作りのポイント

お客様目線の考え方

集客効果を高める外観作りのポイント

ラーメン店のファサードデザイン

よくあるのが、経営者やオーナーの好みのデザインをし、お客様が置き去りになるということです。もちろんそのデザインが好きな人も一定数いますが、外観を見て入ろうとするお客様もいるわけですので、集客効果の高い外観にした方が集客率が高くなります。また、その際に、男性なのか、ひとり客なのか、年齢は何歳かなど、どんなターゲットが来客するかも考えるとなお良いです。

競業他社との比較と差別化

競業他社との比較

大衆居酒屋のファサードデザイン

周りの競合会社と比較して他社より劣っているならば、お客さんが流れていってしまいます。もし、その場合でしたら、他社の優れている要素を真似し、さらに自社のオリジナルを付け加えて差別化してみてください。また、差別化をする際にただ流行りに乗るだけだと危険です。差別化をするときは自分の店のコンセプトに合ったものを取り入れていきましょう。

入りやすいお店のデザイン設計は「TO(ティーオー)」にご相談ください!

デザイン設計は「TO(ティーオー)」にご相談ください!

居酒屋のファサードデザイン

株式会社TO(ティーオー)は、空間を得意とするデザイン事務所です。お客様にとって「心地よい空間とはなにか」という問いに対して真摯に向き合い、お客様に最適なプランニングをしております。

弊社TOでは親しみやすい店舗作りから気が引き締まるような高級店まで、様々な店舗設計に携わっております。まずはお気軽にご相談くださいませ。皆様からのご連絡を心よりお待ちしております。

また、こちらの記事では外観デザインも含めたデザインの基礎知識に関して解説しております。店舗デザインに関しての知識がない方はこちらの記事も合わせてご参照下さい。