施主様にとことん寄り添い「持続可能なお店」を目指します

私たちはこれまで一貫して、長く愛されるお店づくりに向き合って参りました。持続可能なお店を実現するためには、
施主様の「想い」が反映されたデザインと集客戦略、コスト、動線設計などのマーケティング視点の掛け合わせが必要です。
私たちは、施主様と一緒にこれらを徹底的に考え抜き、寄り添い、実践します。
デザインや出店開業リニューアルに関するご相談は無料で対応させていただいております。
日本全国・世界各国の案件を承っておりますので、どなた様もまずはお気軽にご相談いただけますと幸いです。

無料相談する

名古屋で飲食店を始めるときの流れ|独立開業から初出店までのやることをわかりやすく解説します

愛知の店舗デザイン関連トピック
愛知の店舗デザイン関連トピック

名古屋で飲食店を独立開業したいと思っているんだけど、初めての経験でお店のオープンまでどうやって進めていいのか全然わからない、と悩んでいる方も多いと思います。

店舗のことや資金のことなど、しっかり予習をしてから準備を始めたいですよね。今回は名古屋で初めて飲食店をオープンする予定の方に、独立開業までの手順をわかりやすく解説していきます。

私達にデザインをお任せいただいた方々の声をこちらでご紹介しております。私たちは、お客様の最も身近なパートナーとして、企画段階からオープンまで全力でサポートいたします。私たちのデザインへの姿勢やお客様との関係性をご確認ください。

開業計画

はじめに開業計画をたてること、これが最重要ポイントです。一般的にはオープンの1年前から準備をすると良いといわれています。

開業計画には3つのポイントがあります。それはコンセプト設定、資金調達、収支計画です。

店舗のコンセプト設定(12か月前)

コンセプトとは一貫したテーマのことです。コンセプトが決まっていないと、その後の計画も安定しません。

以下の表はサンプルです。どの項目も、自分が納得できるまで掘り下げていきましょう。

どのような環境で(立地) 例:名古屋市営地下鉄「栄駅」付近など
どのようなお店で(広さ、店舗デザイン) 例:上質でシンプルモダンな内装
どんなお客様に(顧客) 例:30~40代の流行に敏感な働く女性
どんな商品を(料理) 例:栄養豊富なバターコーヒー
いくらで提供するのか(売価) 例:400円~600円/1杯

資金計画(12か月前)

開業資金の計画をたてましょう。物件に関わる資金、設備や備品を購入する資金、オープン後に安定するまでの運転資金などが必要になります。

物件を借りるときには、以下のような費用が必要です。

保証金・敷金 賃料の3~12か月分、条件付きで返還あり
礼金 賃料の0〜2か月分。返還なし
仲介手数料 不動産仲介業者に支払う。最大1か月分
前家賃 入居当月の日割り家賃と管理費。翌月の家賃と管理費も含まれる。
保険料 火災保険など。義務付けられた保険と任意保険がある。

※いわゆる居抜き物件の場合は「造作譲渡料」といわれ、既存の内装や設備を買い取る規約がある物件もある。

収支計画(12か月前)

収支計画とは、収入と支出がどの程度あるのかを長期的に予測することです。月単位と年単位で考えるとよいでしょう。

出店を計画している立地では、年間をとおしてどのように人が流れていくでしょうか。大型連休や年末年始など、客足は季節行事や天候に左右されるでしょうか。

しっかりと予測を立てておけば、収支のバランスを欠くことなく長期的な運営が可能になります。ネット上に収支計画のテンプレートがありますので、目安にしてみましょう。

融資相談(10か月前)

条件にもよりますが飲食店の独立開業には、1,000万円以上かかることも多いです。自己資金でまかなえない場合、金融公庫や銀行に相談することになります。

交渉の場では、作成しておいた資金計画や収支計画が役立つでしょう。融資には審査があり、すぐにはおりません。早めに相談しておきましょう。

することリスト

開業計画と並行して、独立開業に必要なその他の準備もすすめましょう。準備に抜け漏れがあると、大幅なロスにつながります。

主に以下のようなことが必要になります。

情報収集・立地調査(10か月前)

コンセプトに沿った最適な物件を探しましょう。SNSやネットで人気のエリアを探したり、飲食店の出店情報に詳しい不動産業者などに相談しましょう。

例えば、ターゲットとなる顧客層・年齢層の利用率が高いSNSでリサーチをすると、投稿の多いライバル店やメニュー、価格帯がわかります。

必ず現地を訪れて客層をみたり、競合他社の確認をしましょう。不動産業者に訪問するときも収支計画があれば、家賃相場や予算に沿った無駄のない相談ができます。

物件契約(5か月前)

複数の候補物件から、最適な物件を決めたらいよいよ契約に進みます。テナントの規約や共益費、ゴミの処分ルールなど細かな部分にも注意します。

特に退去時のルールは、必ず確認しましょう。原状回復の費用はどのような負担割合になっているか、退去の告知期限などがあります。

店舗デザイン・工事(5か月前)

C工事

物件が決まったら、店舗の内装・外装工事の段階です。

実際の工事期間は3週間~2か月ほどですが、デザインの打ち合わせや設計期間を含めると5か月前から準備を始めるのがおすすめ。

店舗デザイン・工事は、独立開業の中で一番コストがかかる部分になりますが、特に店舗デザインは妥協をしたくないポイントかと思います。

株式会社TOでは飲食店の独立開業のサポート、設計・デザイン、施工監理、メンテナンスまでトータルで行っております。まずはご相談からでもお気軽にお問い合わせください。

厨房機器・造作家具(5か月前)

提供する料理の種類にもよりますが、厨房機器は早めに手配しましょう。メーカーによっては、納品までに時間がかかる場合があります。

造作家具に関してもおなじく、海外輸入部品の仕入れや、制作時期によっては納品までに数か月かかる場合があります。発注の際に、納品は必ず内装工事が完了するタイミングになるように調整しましょう。

仕入れ業者選定(2か月前)

独立前に取引のあった仕入れ業者と、引き続きお付き合いをする場合も多いでしょう。提供するメニューを変えたり、もっと条件の良い業者を探そうとすると、選定に時間がかかることが予想されます。

取引契約書の取り交わしなどは1週間〜1か月もあれば完了しますが、仕入れ業者の状況によっては数か月前から契約しておくと良いです。

スタッフ採用・研修(2か月前)

店舗デザインの会議

スタッフ応募は2か月ほど前から動き出しましょう。

近年では売り手市場のため、アルバイト採用もスムーズにはいきません。もし良い人材に出会えたとしても、その人材が前職を辞めるのに1か月程度かかるからです。

調理・接客・レジなど、オペレーションの研修も控えていますので、万全な状態でオープンするためにスタッフ採用は早めを意識しましょう。

届出の提出・資格取得(1か月前)

飲食店の開業で、必要な届出や資格は以下の通りです。オープン直前にあわてないように余裕を持って対応しましょう。

食品衛生責任者(1か月前)
食品営業許可(開業の10日前まで)
防火管理者(1か月前)
防火管理者選任届(オープンまでに)
防火対象物開始届(使用開始の7日前まで)
防火対象物工事等計画届出書(工事着工の7日前まで)
深夜における酒類提供飲食店営業開始届出書(0時以降にお酒を提供する場合)
個人事業の開業届(開業から1か月以内)
労働保険加入(労働者を雇用した日から10日以内)
社会保険加入(会社設立から5日以内)

出店場所の管轄によってそれぞれ提出する場所が異なります。事前に確認しましょう。

例:食品営業許可/栄(名古屋市中区)は名古屋市保健所中保健センター

例:個人事業の開業届/栄(名古屋市中区)は名古屋中税務署

オープン告知(1か月前)

開業スタートから売上を確保するためにもオープン告知は必須です。ホームページを外注で作成する場合は数か月前から準備が必要ですが、SNSアカウント作成であれば1か月もあれば充分でしょう。

投稿にはメニューの作成、料理の撮影、店舗ロゴデータの準備などが必要です。特にロゴデザインや料理の画像は、ずっと使用するものなので外注するのがおすすめです。

まとめ

飲食店を独立開業するためには、1年ほど前から念入りに準備をする必要があります。

経営者として試行錯誤を繰り返す日々のスタートとなりますが、ひとつひとつ解決することによって夢の実現に近づいていきます。

TOでは開業を目指す方を最後までトータルにサポートいたします。どうぞお気軽にご相談ください。私たちのデザインの流れについてはこちらのページをご参照ください。