【癒やされる空間】リラクゼーション・マッサージサロンの店舗デザインのポイントとは

店舗リニューアルのポイント
店舗リニューアルのポイント
「リラクゼーションサロンを開業しようと考えているけど、店舗デザインが決まらない」
「マッサージサロンの店舗デザインで押さえるべきポイントを知りたい」

このように、リラクゼーション・マッサージサロンを開業しようとしているけど店舗デザインをどのようにするか悩まれているオーナーの方は多いのではないでしょうか。この記事では、リラクゼーション・マッサージサロンの店舗デザインを考える際のポイントを詳しく解説してきます。

リラクゼーション・マッサージサロンは、近年人気が高まっており、開業しやすく競合となる店舗が多いのが現実。差別化を考えずに開業してしまうと、集客や売上の獲得で悩んでしまう可能性があります。リラクゼーション・マッサージサロンを成功させるためにも、この記事をチェックしてみてください。

こちらの記事で掲載している店舗の画像は、すべて私たち株式会社TOでデザインいたしました。気になるデザインがございましたら、お気軽にお問い合わせください

リラクゼーション・マッサージサロンの店舗デザインを考える前にすべき2つ

店舗デザインコンセプトを考える女性

「コンセプトの明確化」と「リサーチ」はリラクゼーション・マッサージサロンの店舗デザインを考える前に必ずおこなうべきでしょう。2つそれぞれを詳しく解説していきます。

①お店のコンセプトを明確にする

ラクゼーション・マッサージサロンの店舗デザインですべきことは、コンセプトの明確化です。5W2H(いつ、どこで、だれを、なにを、なぜ、どうやって、いくらで)を用いて深掘りするといいでしょう。特にリラクゼーション・マッサージサロンでは、5W2Hの中の「いつ、どこで、だれを、なにを、いくらで」の5つが重要になります。以下、例をあげてみます。

①いつ営業するのか→10:00〜20:00

②どこで営業するのか→駅近くのビルの2階、自宅兼店舗など
(リサーチをしてできるだけ明確に)

③だれをターゲットとするのか→30代〜50代のサラリーマン、主婦など

④なにを提供するのか→タイ式マッサージ、リンパマッサージ、アロマテラピーなど

⑤いくらで提供するのか→30分4,000円、脚部分のみ2,000円など
(高級店なのか大衆店なのかを明確にする)

記の内容が明確にしたあとは、それをもとに店舗デザイナーに相談しましょう。コンセプトの概要が明らかになっていることで、スムーズに店舗デザインの打ち合わせをすすめることができます。ただし、理想の店舗を作るには、ここさらに何度もコンセプトの見直し(叩き上げ)が必要です。「コンセプトが決まったからOK」ではなく、真摯に何度も相談に載ってくれる店舗デザイン会社を見つけましょう。

②事前リサーチの徹底

リサーチは「競合店のリサーチ」と「出店予定地」のリサーチを入念におこなうといいでしょう。それぞれどのような点に注意してリサーチをすべきか解説していきます。

出店予定地のリサーチ

目星をつけた出店地域に実際に訪れて視察をしましょう。その場に出向かないとわからない情報が多いためです。ターゲット層に合っている地域なのかや、競合となるお店が多いのか少ないのかを見極める必要があるでしょう。時間帯や天候、気温などによって人の流れは変わります。違った条件のもと視察を何度か行うとより精度が高まります。

競合店のリサーチ

出店候補地の競合店のリサーチは必ずおこないましょう。競合店の数、店舗の規模感、内装デザインの確認、集客方法などを意識しながらリサーチしてみてください。外装や内装のデザインなどで差別化を図ることで競合店が競合店ではなくなる可能性もあります。いい部分を取り入れてより優れた店舗にすることも可能です。

リラクゼーション・マッサージサロンの店舗デザインのポイント

リラクゼーション・マッサージサロンの店舗デザインのポイントは以下7つです。それぞれのポイントをこれから詳しく解説していきます。

①非日常感のある空間づくり
② 清潔感のある空間づくり
③ デザインテーマの統一化
④ 落ち着いた配色
⑤ 内装素材の選定
⑥ 安心感を与えるインテリアの導入
⑦ 照明の適切な配置

①非日常感のある空間づくり

リラクゼーションサロンの非日常感のある空間づくり

リラクゼーション・マッサージサロンに求められるものの一つに「非日常感」があります。アジアンテイストにしたり、リゾートをあじわえる空間にしたりと、日々あじわうことのできない空間作りをするといいでしょう。店舗に入店した時点で「非日常感」を感じられるように空間作りに努めてみてください。

②清潔感のある空間づくり

マッサージ店の空間デザイン

清潔感もリラクゼーション・マッサージサロンで求められる重要な要素です。おすすめは黒や木目など汚れが目立たない色を内装に使用することです。また、インテリアや雑貨などを置きすぎないように注意しましょう。店内ごごちゃごちゃしていると清潔感がなくなります。

③デザインテーマの統一化

鍼灸院の空間デザイン

内装デザインは統一感を持たせましょう。デザインのテーマは、ターゲット層や提供する価格に応じて決めてみてください。たとえば、価格を高めに設定するなら、「高級ホテルの一室をイメージさせるデザイン」などと空間全体をイメージして統一させるといいでしょう。デザインの統一感がないと居心地が悪くなってしまいます。

④落ち着いた色の配色

スパの空間デザイン

色は人の心理に影響を与えます。一般的に安心感やリラックス感をもたらす色は、緑色と青色、茶色、ベージュといわれています。自然をイメージさせるグリーンや海を連想させるブルー、温もりを与えるブラウンなどで内装の色を統一するといいでしょう。

⑤内装素材の選定

アジアンモダンな内装デザイン

安心感・リラックスに重点を置くなら木材(無垢材)を中心にするといいでしょう。アジアンテイストにするなら、バンブーなど南国をイメージさせる素材の導入が最適です。非日常感に重点を置くなら、コンクリートの打ちっぱなしも一つの選択肢になります。店舗のデザインテーマに沿って内装に使用する素材を決めてみてください。

⑥安心感を与えるインテリアの導入

盆栽の店舗デザイン

安心感・リラックス感を与える代表的なインテリアは、観葉植物とアクアリウムです。植物や生き物が人に与える安心感・リラックス感の心理的効果は絶大でしょう。グリーン・ブルーの色の観点からも安心感・リラックス感を与えるにはピッタリです。また、アジアンテイストの家具やランタンなどもリラックス効果をもたらします。

⑦照明の適切な配置

落ち着いた明るさの店舗の照明

リラクゼーション・マッサージサロンはリラックスできる空間作りが重要なので、照明の明るさは薄暗くするといいでしょう。明るさを調節できるシーリングライトなどが有効です。また、照明が部分的に当たりすぎないように注意しましょう。照明の下は明るすぎる場合があります。照明の下に施術場を作らないなどの工夫が必要です。スポットライトを活用して、明るさを調整できるにするのも手段の一つでしょう。

まとめ

マッサージ店のロビー

この記事では、リラクゼーション・マッサージサロンの店舗デザインを考える際のポイントを詳しく解説してきました。この記事の重要ポイント以下です。

  • 「いつ、どこで、だれを、なにを、いくらで」の5つに焦点を当ててコンセプトを考える
  • 時間帯や天候など違った条件の時に出店候補地のリサーチをする
  • 競合店の店舗デザインや集客方法のリサーチをする
  • 日常では味わえない非日常感に焦点を当てた店舗デザインにする
  • 店内の配色や家具の配置を考えて清潔感のある空間作りをする
  • デザインテーマに統一感を持たせる配色と内装素材の選定をする
  • 観葉植物やアクアリウムなどを取り入れて安心感・リラックス感を与えるようにする
  • 明るさをすぐに調節できるようにスポットライトを活用する

リラクゼーション・マッサージサロンは、店舗デザインや店舗の雰囲気が勝負になります。他店舗のリサーチやインターネット上から人気店の店舗デザインを取り入れるといいでしょう。リラクゼーション・マッサージサロンで成功するためにも、上記のポイントを参考にしてみてください。

私たちTO(ティーオー)は、店舗・オフィスなど商業施設の設計を得意とするデザイン設計事務所です。私たちTOのデザインの強みに関しましては、こちらのページにて詳しく解説しています。ぜひこちらもわせてご参照ください。