店舗内装デザイン設計のポイント建築デザインコンセプトの決め方飲食店のデザイン

【需要増加中】飲食店に個室を導入するメリットと設計のポイントを解説します。

高級焼肉店の個室のデザイン 店舗内装デザイン設計のポイント
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飲食店での個室需要は近年高まってきていると言われています。飲食店の開業・リノベーションで個室を導入するか迷われている、オーナーの方は多いのではないでしょうか。この記事では、飲食店に個室を導入するメリット・デメリットから、個室の設計ポイントを詳しく解説していきます。

個室は、お客様に安心感を与えることができ、快適な空間を提供することができます。ただし、個室のデメリットや設計する際のルールを把握しないまま導入してしまうと、売上に伸び悩んだり、罰則を受ける可能性がありあす。個室導入での失敗を防ぐためにも、ポイントを抑えておきましょう。

また、ウィズコロナの店舗改装リニューアルや新規出店の記事やコラムはこちらでまとめています。こちらも合わせてご参照ください。

個室の種類

個室は、主に「半個室」と「完全個室」の2つに分けられます。どちらを導入するかは、お店のコンセプト(特にターゲット層)によって決めるといいでしょう。

半個室

半個室は、完全に独立していない個室の空間を指します。空間としては仕切られていますが、隣同士の声が筒抜けになります。内装費用を抑えられるため、大衆向けの飲食店に多い個室の種類といえるでしょう。反対に、高級感のある空間を作り出すには工夫が必要です。

完全個室

隣同士が壁で仕切られており、ドアが設けられているのが完全個室の特徴。隣同士の会話の内容が聞こえないため、プライバシーを保護することができます。高級店に導入されることが多い個室です。

 飲食店に個室を導入するメリット

飲食店に個室を導入するメリット

①高級感を演出できる

完全個室にすると、お店の格を上げることができます。仕切りのない飲食店と比べて、落ち着いた雰囲気のお店になるでしょう。個室に使用する壁やドアの素材にこだわることで、より高級感を演出することができます。

②ターゲット層を増やすことができる

個室になると、快適な空間・安心できる空間の観点から、ターゲットの層を広くすることができます。特に、デートや家族連れ、商談などに向いているので、幅広い層の獲得に期待できるでしょう。個室を導入することで、集客面で利点となることは間違いないでしょう。

③個室ごとに雰囲気を変えることができる

個室のない飲食店だと、お店全体の雰囲気を統一しなければなりません。しかし、個室の場合は、個室ごとにある程度雰囲気を変えることができます。たとえば、明るめの店舗の場合、個室は照明を暗めにすることで特別感を演出することができます。他の席と差別化を図ることができ、お客さまに新しさを提供することができます。

なお、こちらの記事で掲載している店舗の画像は、すべて私たち株式会社TOでデザインいたしました。気になるデザインがございましたら、お気軽にお問い合わせください

飲食店に個室を導入するデメリット

飲食店に個室を導入するデメリット

①広いスペースが必要になる

個室を複数作る場合、より広い物件を選ぶ必要があります。広い物件を選ぶとなると、家賃が高くついてしまうので注意が必要です。家賃を抑えて個室を導入したいのであれば、個室の数を少量に抑え、カウンターとテーブル席が中心の飲食店にするといいでしょう。

②内装費用が高くなる

壁や柱を作らなければならないため、内装費用が高くなります。カウンターとテーブル席よりも、初期投資も必要と考えておいた方がいいでしょう。また、建物の柱の位置によっては、理想の場所に個室を作ることが難しい場合もあります。解決策としては、建物の骨組みを変更する工事がありますが、費用と期間が多くかかってしまうので注意が必要です。

③回転率が下がる

個室はゆったりできる空間であるため、お客さまの回転率が下がります。安い単価の回転率で稼ぐ飲食店には向いていないと言えるでしょう。高級店に個室が多い理由の一つとして、回転率を重要視していないポイントがあげられます。

飲食店で個室を設計する際のポイント

①冷暖房効率を考えた個室の配置にする

完全個室にする場合は、冷暖房の配置を慎重に考える必要があります。お店の内装ができあがった段階で、個室の快適度に差が出てしまうと快適な環境をお客さまに提供できません。冷暖房を全体に行き渡るように設置するのか、個室ごとに設置するのかを最初に決めるといいでしょう。個室ごとに温度の差が出ないよう、冷暖房の配置と内装設計を考えみてください。

②換気設備の配置する位置を考える

完全個室の焼肉店や喫煙できる飲食店の場合は、個室ごとに換気設備を配置するといいでしょう。問題は、半個室の喫煙ができる飲食店の場合です。煙が充満しないようにする配置場所と、換気設備の種類を考える必要があります。お客さま全員が快適に過ごせる空間を作るためにも、内装設計事務所のデザイナーに相談して決めるといいでしょう。

③個室に関わるルールを守って設計する

深夜営業をする飲食店で個室を設ける場合は、法律に沿って個室を作らなけらばなりません。以下に守るべきルールを簡単にまとめておきます。

  • 客室が2室以上のときには客室の床面積は9.5平方メートル以上にしなければならない
  • 個室の広さが5平方メートル以下の場合は風俗営業許可が必要になる

上記2つは、必ず守らなければなりません。違反してしまうと厳しい罰則があるので注意しましょう。また、自治体ごとに上記以外のルールが存在する場合があるため、警察署や市役所などで必ず確認しておいてください。設計事務所のデザイナーも詳しいので、相談してみるのもいいでしょう。

個室を導入して集客と売上アップを

この記事では、飲食店に個室を導入するメリット・デメリットから、個室の設計ポイントを詳しく解説してきました。個室はお客さまに快適な空間を提供するのに最適です。しかし、個室の導入は向き不向きがあります。上記のポイントを参考にし、個室を導入して集客と売上アップを狙いましょう。

株式会社TO(ティーオー)は、店舗・オフィスなど商業施設の設計を得意とするデザイン設計事務所です。お客様にとって「心地よい空間とはなにか」という問いに対して真摯に向き合い、お客様に最適なプランニングをしております。

ご相談いただくお客様の中には、店舗デザイン・店舗リノベーションに関わったことがない方が多くいらっしゃいますので、「要望の伝え方がわからない」や「個室の導入はどうなんだろう」と疑問を持たれている方も安心してご相談ください。

みなさまからのお問い合わせを、心よりお待ちしております。私たちTOのデザインの強みに関しましては、こちらのページにて詳しく解説しています。ぜひこちらもわせてご参照ください。

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