サロン開業で必要な「美容室の開業届け」について|申請の流れ、提出書類をわかりやすく解説します

店舗独立開業のポイント
店舗独立開業のポイント
「美容室を開業しようと考えているけど、どのように進めていけばいいかわからない」
「美容室の開業に必要な提出書類の一覧を知りたい」

このように、美容室の開業にあたり開業の申請の進め方や開業に必要な書類の一覧を知りたいと思っている、オーナーの方は多いのではないでしょうか。

この記事では、サロン・美容室の開業申請の進め方から提出する書類一覧を詳しく解説していきます。サロン・美容室を開業しようと思っても戸惑ってしまうのが開業申請の流れと提出書類。多くの方が開業申請で多くの時間を割くことになってしまいます。

スムーズにサロン・美容室を開業するためにもこの記事をチェックしてみてください。

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【サロン・美容室】開業届けの申請の流れ

開業届けの申請の流れ

サロン・美容室の開業届けを申請する流れは以下4つの手順で進めていきます。

  1. 管轄の保険所へ事前相談
  2. 保健所へ開業届の提出
  3. 保健所による開設検査
  4. 保健所による確認書の発行

上記の流れを知っておくだけでも、抜けや漏れがなくなりスムーズに開業届けを申請することができるでしょう。

①管轄の保険所へ事前相談

地域によって美容室に求める基準が異なるので、必ず美容室にはなにが必要かを事前相談するようにしましょう。基本的に美容室の開業基準では、照明の明るさや換気設備、作業室面積に対する設置できる椅子の数などが決まっています。

スムーズに開業するには改善要請がないのが理想です。内装の工事開始前に計画図面を持って管轄の保健所に相談するようにしてください。

②保健所へ開業届の提出

開業届けの申請の流れ

営業開始の1週間前までに後ほど解説する必要書類を用意して、保健所へ開業届を提出しにいきます。開業届を提出する際に開設検査手数料(20,000円前後)が必要になるので覚えておきましょう。併せて開設検査の日程調整もおこないます。

保健所による開設検査

開設検査日に保健所の担当者が美容室を確認しにきます。提出した書類を基に美容室の構造や設備の検査が実施されます。

保健所による確認書の発行

開設検査が通ると検査が完了した確認書が発行されます。保健所から連絡が来たら早めに取りに行くようにしましょう。受取の際は受領印が必要になります。

美業室の開業で保健所へ提出が必要な書類一覧

美業室の開業で保健所へ提出が必要な書類一覧

美容室の開業で提出が必要ない書類一覧は以下になります。

  • 開業届
  • 開業する美容院の平面図
  • 開業する美容院の構造設備の概要
  • 開業する美容院の見取り図
  • 従業員一覧表
  • 従業員すべての理・美容師免許、管理美容師の修了書
  • 医師による診断書
  • 登記簿謄本
  • 外国人登録証明書

上記の提出書類に抜けや漏れがないようにチェックするようにしましょう。

開業届

管轄の保健所に行って取得もしくは管轄の保健所のホームページから取得できます。開業予定日や施設の住所、施設の名称など必要な記載事項に漏れがないように記入していきます。

開業する美容院の平面図

美容院の平面図

内装工事の業者より入手できます。美容院に保健所の基準を満たす設備の導入と、設備の設置箇所が基準を満たすように作成します。内装工事業者と保健所職員と相談しながら進めてください。

開業する美容院の構造設備の概要

管轄の保健所もしくは管轄の保険所のホームページから、構造設備の概要を入手できます。事前相談で保健所を訪れる場合はその際に受け取るといいでしょう。建物の規模やシャンプー台の数やセット面、窓や照明の有無などを記載していきます。

開業する美容院の見取り図

美容院の見取り図

開業する美容院の場所がわかるものを用意します。インターネットなどの地図を用意するといいでしょう。ビルの一部などに属する場合はその階の配置図を用意してください。

従業員一覧表

こちらも管轄の保健所もしくは管轄の保健所のホームページから入手できます。美容師の免許を所持している従業員すべての情報(氏名・免許取得年月日・番号)を記入します。

従業員すべての理・美容師免許、管理美容師の修了書

従業員すべての理・美容師免許の本証明書の提出が必要になります。また、美容師が常に2名以上いる場合は、管理容師・管理美容師をおかなければなりません。管理理容師・管理美容師は実務経験3年以上を経て、都道府県知事の指定する講習会を修了すると得ることができます。

医師による診断書

美容師の免許を持っているスタッフは医師の診断書が必要になります。3ヶ月以内に検査した結核・伝染性皮膚疾患の有無がわかるものの用意が必要です。

登記簿謄本

開業する美容院が法人の場合は、6か月以内に発行された法人の登記事項証明書の原本提出が必要になります。個人営業の場合は必要ありません。

外国人登録証明書

外国人のスタッフがいる場合は、有効期限が切れていない外国人登録証明書の本証提示が必要になります。違法労働とならないように必ず提出しましょう。

まとめ

サロン・美容室の開業申請の進め方

この記事では、サロン・美容室の開業申請の進め方から提出する書類一覧を詳しく解説してきました。サロン・美容室の開業申請は保健所チェックが入るため、保健所に早めに必要な設備などを確認しに行きましょう。この記事を参考にして、抜けや漏れがなくスムーズにサロン・美容室を開業してみてください。

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