スケルトン天井を使った店舗デザイン|むき出しの天井のメリット・デメリットとは?

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「店舗の天井をスケルトンにしようと思っているけど、どうなのかな」
「店舗の天井をスケルトンにすると、実際どんなメリット・デメリットがあるの」

スケルトン天井は、おしゃれな空間を作り出すのに、適している天井のデザインです。しかし、よく考えないでスケルトン天井にすると、思っていたのと違った、なんてこともありえます。

そこで、この記事では、店舗の天井をスケルトンにする際のメリット・デメリットを、詳しく解説していきます。ぜひ最後までお読みください。

天井デザインに関しては、スタッフおすすめのデザイン事例をこちらの記事で詳しく記載しています。ぜひこちらも合わせてご参照ください。
スタッフおすすめの天井デザイン3選!天井のデザインで店舗イメージががらりと変わる!?

スケルトン天井とは

天井のデザイン

スケルトン天井は、ごく簡単に説明すると、躯体(主にコンクリート)が、むきだしになっている天井のことです。

一般的な天井の多くは、コンクリートを隠すため、石膏ボードを天井に貼り、その上にクロスや塗装などのデザインをするのが一般的です。

しかし最近では、シンプルで洗練されたおしゃれな空間を作り出せるという理由から、天井にデザインを施さないスケルトン天井の需要が高まってきています。

スケルトン天井のメリット

スケルトン天井のメリット

①開放感がある

スケルトン天井は、デザインを施している天井と比べ、床から天井までが高くなり広々とした空間を演出できるのが特徴的です。開放感のある空間は、重苦しい雰囲気にならないため、お客さまから好印象を持たれやすく、居心地の良いお店と思われやすくなります。

②デザイン性が増す

壁や床の内装、インテリアを引き立たせる効果を持つのが、スケルトン天井の魅力の一つです。無機質で目立たないコンクリートは、壁や床、インテリアに使用される素材や色をより目立たせます。アパレル店での採用がイメージしやすいですね。

③非日常感のある空間の演出

需要が高まってきているスケルトン天井といえども、オフィスや家庭に取り入れているのは、後述するデメリットがあるためまだまだ少ないです。普段あまり見慣れないスケルトン天井は、お客さまに対して非日常感を与えるのに適しています。

スケルトン天井のデメリット

スケルトン天井のデメリット

①空調効率が悪くなりやすい

スケルトン天井にすると、石膏ボードやクロスなどの内装がなくなるため、当然ながら外気の影響を受けやすくなります。

外の気温に左右されやすくなるため、きちんと施工しないと冷暖房のパフォーマンスが下がりやすくなります。施工を依頼する際は、そういったデメリットを払拭する技術と実績をもった施工会社に依頼しましょう。

②部屋が暗く感じる

天井が高くなる分、一般的な天井と同じ照明だと暗く感じてしまうでしょう。店舗が暗くなってしまうと、お店のいい部分が失われてしまう可能性があるため工夫する必要があります。

例えば、天井のコンクリートの色を白くしたりペンダントライトを上手く使用するなどです。照明の明るさを補いつつ、おしゃれな空間を損なわないデザインをデザイナーと相談しましょう。

③配線配管処理が大変になる

天井をむき出しにすると、配線などを隠す工事費用が余分にかかってしまう可能性があります。コンクリートむき出しの場合は、配線などを隠す場所がありません。

シンプルでスッキリとしたスケルトン天井のデザインメリットを保つためにも、内装業者に配線などを隠す工事を依頼する必要があります。

④原状回復コストがかかる

物件契約を解約する際は、物件を元の状態にしてから返さなければならない「原状回復義務」があります。

スケルトン天井ではない物件を借りてスケルトン天井にした場合、原状回復費用がかさんでしまいます。物件契約の際は、退去時の原状回復の費用という点も、しっかり考えるようにしましょう。

スケルトン天井にする際の注意点

スケルトン天井の注意点

直天井と二重天井

天井仕上げ方法は、直天井と二重天井の2種類があります。どちらの仕上げ方法で作られているかによって、スケルトン天井にする際の工事費用が左右されます。

直天井は、コンクリートの天井にクロスを張っているだけなので、スケルトン天井にするの費用はさほどかかりません。

反対に二重天井は、電気などの配線スペースを確保できるように、天井組を用いて作られています。そのため、全てを取り除く撤去作業が必要で、工事費用が多くかさんでしまいます。

コンクリートの状態(劣化等)

一番厄介なのが、コンクリートの劣化です。内装解体工事で天井を開いてみるまでわからないのが難点です。

コンクリート自体が経年劣化を起こしていると、見た目が悪いため塗装などで隠さなければなりません。余分な費用がかかってしまう可能性があるため、最悪な事態も想定しておきましょう。

消防法や建築基準法などの法律

消防法や建築基準法は、店舗デザインをする際に必ず抑えて置かないといけないポイントです。スケルトン天井にする予定で店舗デザインを設計していても、法律上スケルトン天井の導入ができない可能性があります。

事前に消防法や建築基準法の他、スケルトン天井にできない物件などの情報を入念に確認しておきましょう。消防法と建築基準法は、スケルトン天井の件以外でも使用する知識になるため知っていて損はありません。

店舗の開業に際して必ず守る必要がある消防法の基準に関しては、こちらの記事で詳しく記載しています。こちらも合わせてご参照ください。
【5分でわかる】店舗の開業で必要な消防法の知識

まとめ

スケルトン天井の重要ポイント

この記事では、店舗の天井をスケルトンにする際のメリット・デメリットを解説してきました。この記事の重要なポイントは以下です。

  • スケルトン天井は、床から天井までの距離が伸びるため、広々とした空間を生み出せる
  • 普段あまり目にしない天井のため、非日常感の空間を作り出すのにピッタリ
  • 外気の影響を受けやすいため、エアコンの料金が高くなる可能性がある
  • 照明の工夫をしないと、店舗が暗くなってしまう
  • スケルトン天井にする場合は、配線などを隠す工事や原状回復の費用を考慮する必要がある
  • 直天井なのか二重天井なのかによって工事費用が左右される
  • コンクリートの経年劣化などにより、塗装費用などが余分にかかる可能性がある
  • スケルトン天井の導入を検討している場合は、消防法と建築基準法を必ずチェックする

スケルトン天井は、おしゃれな空間を作り出すのに、ピッタリな内装デザインです。上記の重要ポイントを考慮した上で、スケルトン天井を導入するかを考えてみてください。

洗練されたスケルトン天井と合わせて、ぜひご検討いただきたいものが「高級感」のあるデザインです。ぜひこちらの記事も合わせてご参照ください。
「高級感」が出るデザインのポイント3選。高級店の特徴をデザイナーが詳しく解説します!
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