スムーズに伝わる【店舗デザインの伝え方】プロのデザイナーが4つのコツを解説します!

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店舗デザインは、お店の印象を左右する、大切な要素。そしてその店舗デザインは、ふだん見慣れない「図面」や、聞き慣れない専門用語をたくさん使いながら決定していきます。

そこで当記事では「店舗デザインの伝え方」と題して、デザイン打ち合わせをスムーズにする「5つのコツ」を解説します。また、弊社のこれまでの施工事例はこちらのページで掲載しております。ぜひこちらもご覧ください。

そもそも店舗デザインとは?

店舗デザインとは?

店舗デザインとは、お店の「見た目」のこと。店舗の内装設計はもちろんのこと、店舗の入り口部分に当たる外装設計や什器(家具)の選定なども含まれており、色・素材・光・機能など空間づくりに必要な要素を決めていきます。

この店舗デザインを考案するのは、設計者である空間デザイナーの仕事です。デザイナーは予算・スケジュールなどさまざまな条件を考慮しながら、依頼者の要望を図面に落とし込み、最適なプランを提案します。

空間デザイナーの仕事

そしてこのプラン作りの際に最も重要となるのが、依頼者側の「想い」です。「どんなお店にしたいか」や「どんな背景で立ち上がった企業(サービス)なのか」となど、デザイナーが知り得ない運営側の想いを伝えることこそが、よりよいデザインを作る「鍵」となるのです。

デザインを決める際、デザイナーは色やマテリアルの一つ一つに意味を持たせます。このように、依頼者の想いを形にする作業こそが、店舗デザインの醍醐味と言えるでしょう。

デザイナーがまだ決まっていない方は、デザイン事務所の選び方に関してこちらの記事で詳しく解説しておりますので、こちらの記事もぜひご参照ください。

店舗デザインは「伝え方」が重要!打ち合わせをスムーズにする4つのコツを解説

店舗デザインの伝え方

店舗デザインの打ち合わせでは、依頼者側の「伝え方」が重要となります。そのため、まずは「どんなことを伝えるべきか」を知り、その答えを準備しましょう。

・店舗の「コンセプト」を伝える
・理想とする「見本」を伝える
・どんな機能がほしいか、「オペレーションの要望」を伝える
・どのくらい投資できるか、「予算」を伝える

1:店舗の「コンセプト」を伝える

まずは最も重要となる、店舗コンセプトを伝えましょう。これは、新店舗にかける想いやサービス背景となる言葉などを指します。

「どんな想いで立ち上げた店舗なのか」そして「こんな風に使ってほしい」などというキーワードがわかると、デザイナーはその想いを形にします。

またライバル店舗と差別化を図りたい場合、店舗デザインを工夫すると、利用者にその差が伝わりやすくなります。ライバル店舗や参考店舗などがある場合は、どのように差をつけたいかということも伝えるとよいでしょう。

2:理想とする「見本」を伝える

店舗デザインの理想とする見本

理想とする店舗のデザインイメージが明確な場合、その見本をデザイナーに見せましょう。理想とする店舗の写真や使って欲しい素材、さらには店舗ロゴのイメージカラーなどを実際に見せると、デザイナーは店舗デザインがしやすくなります。

たとえば「ナチュラルなテイスト」といっても、北欧のような白を基調とした爽やかなデザインから、古材を使ったヴィンテージ感あふれるデザインまでさまざまです。

見本があるだけで、デザイナーとのコミュニケーションが円滑になり、通常よりも少ないやりとりでデザインプランをまとめることができるでしょう。

3:どんな機能が欲しいか「オペレーションの要望」を伝える

店舗デザインと聞くと、つい色や素材などの外見を気にしてしまいますが、本当に重要なのは「外見」よりも「機能」です。

飲食店の場合であれば席数や厨房に置く機器、レジの位置など、「何をどこに置いたら効率よく営業できるか」ということを考え、その要望をデザイナーに伝えましょう。オペレーションの効率化は、店舗の売り上げにも直結する重要なポイント。時間をかけて検討することをオススメします。

4:どのくらい投資できるか「予算」を伝える

店舗デザインの予算の伝え方

デザイナーが考えるデザインや、選ぶ素材によって工事費用が大きく異なります。そのため店舗デザイン決める前に、投資できる予算感をデザイナーに伝えるようにしましょう。

また一度図面を描いたあとで大幅な修正が発生すると、設計費が追加で発生してしまうことがあります。効率よくデザインを進めるためにも、デザイナーと坪単価もしくは工事総額の目安を共有しておくことをオススメします。

坪単価や施工費など店舗設計の費用区分に関しましてはこちらの記事でも詳しく解説しています。ぜひこちらもご参照ください。

その他:店舗デザインが伝わりやすくなるコツ

店舗デザインを伝える際には、上記の4つを参考に情報をまとめるとスムーズにデザインイメージを伝えることができます。打ち合わせの際に必要となる資料は、参考となる写真やイラスト、店舗コンセプトが分かる資料などです。

他にも、オープンまでの全体スケジュールや周辺の環境情報などを伝えると、スケジュールや周辺にあわせた設計が可能になるため、あわせて準備するとよいでしょう。

店舗デザインは「TO(ティーオー)」へおまかせください!

店舗デザインは株式会社TOへ

我々株式会社TO(ティーオー)は、内装を得意とするデザイン事務所です。お客様にとって「心地よい空間とはなにか」という問いに対して真摯に向き合い、お客様に最適なプランニングをしております。

株式会社TOにご相談いただくお客様の中には、店舗デザインに関わったことがない方も多くいらっしゃいますので、「要望の伝え方がわからない・・・」という方も安心してご相談ください。みなさまからのお問い合わせを、心よりお待ちしております。