リピーター命!通いたくなるスポーツジムの店舗デザインのポイントとは?

店舗リニューアルのポイント
店舗リニューアルのポイント
「スポーツジムを開業したいけど、どんな店舗デザインにすればいいんだろう」
「スポーツジムの店舗デザインのポイントを詳しく知りたい」

このように、スポーツジムの開業を考えているけど店舗デザインをどのようにすればいいか悩まれている方は、多いのではないでしょうか。

この記事では、スポーツジムの店舗デザインのポイントを詳しく解説していきます。最近は、コロナ太りが話題となりスポーツジムの需要が高まってきています。

しかし、スポーツジムといっても大衆型やパーソナル型など種類がさまざま。ターゲット層に合っていない店舗デザインにしてしまうと、集客に苦しむ可能性が。スポーツジムの店舗デザインで失敗しないためにも、この記事をチェックしてみてください。

スポーツジムのコンセプトの明確化

スポーツジムのコンセプトの明確化

まず、スポーツジムの店舗デザインを考える際に重要なのは、ターゲット選定を明確にすることです。ターゲット選定では、以下のような項目が挙げられます。

・女性
・高齢者
・身体を動かしたい人
・サラリーマン
・ダイエットに励む人
・筋肉をつけたい人

上記の他にもさまざまなターゲット選定ができるでしょう。ターゲット選定が明確になると、どのような店舗デザインを施せばいいかの方向性が決まります。たとえば、女性をターゲットとするなら、シャワー室を多く完備するなど。

また、パーソナルトレーニングにするか大衆トレーニングジムにするかなども決まってくるでしょう。ターゲット選定がスポーツジムの店舗デザインの方向性を左右するので、深掘りしてじっくり決めてみてください。

勝負を決めるジムの物件選び

勝負を決めるジムの物件選び

スポーツジムの店舗デザインでコンセプトと同じく重要なのが物件選び。物件選びが集客や器具の配置、動線を左右します。パーソナルトレーニングのスポーツジムにする場合は、路面店舗にする必要はありません。

個室の部屋が確保できるように、2階以上で広い物件を選ぶといいでしょう。一方、大衆のスポーツジムの場合は、会員数を多く獲得する必要があります。路面に面していて、人目につきやすい立地選定がポイントです。

また、女性をターゲットとしているならシャワー室を多く設ける必要があるので、広い物件を選ぶ必要があるでしょう。24時間運営のスポーツジムなら、24時間運営の許可が下りる物件でなくてはなりません。物件選びは、スポーツジムの店舗デザインや集客、売上に大きく関わります。

全てのスポーツジムに共通する店舗デザインのポイント

スポーツジムに共通する店舗デザインのポイント

全てのスポーツジムに共通して取り入れるべきポイントは以下6つです。

  • 防音対策
  • 床の耐久性の対策
  • 臭いがこもらない換気対策
  • 快適な温度を保つ換気対策
  • シャワー室の確保
  • 清潔感のある配色

上記6つそれぞれについてみていきましょう。

防音対策

スポーツジムは器具の使用による音や多くの人が交わす会話など、音に対する問題があります。特に、ビルの一室を借りる場合は防音対策を入念に施す必要があるでしょう。

しかし、ビルの一室になると防音対策の大掛かりな工事ができないの可能性が高いです。そこで取り入れるべきなのが、大掛かりの工事が必要ない防音マットや防音クロスなど。種類も豊富にあるので、最適な防音マットと防音クロスを取り入れてみてください。

床の耐久性の対策

スポーツジムの床の耐久性の対策

スポーツジムでは、耐久性と防音性に優れているゴム床を取り入れるのが最適です。筋トレ器具は、床に負荷をかけます。床が抜けてしまうことも考えられるでしょう。

バーベルなどを落としてしまうと穴が空いてしまったり、キズがつくことも考えられます。ゴム床にしておくと、筋トレ器具を落としてもキズがつきにくいです。グリップ力があるのでフィットネスやダンスにも最適でしょう。

臭いがこもらない換気対策

スポーツジムで問題になりやすいのが臭い。汗の臭いやカビ臭さがジム中に充満する可能性が高いです。換気システムを導入して、空気を循環させる必要があるでしょう。

特に女性をターゲットとする場合は、高機能換気システムの導入が必須です。また、昨今ではコロナウイルス感染対策で高機能換気システムの導入が求められています。集客を左右する部分でもあるので、換気対策を徹底しましょう。

快適な温度を保つ空調設備

室内の全体に温度差が生まれないよう、空調設備の種類と配置を考えるべきでしょう。スポーツジムは熱気がこもりやすいので、空調設備で室内温度を一定に保つ必要があります。

最近では、湿度調整に特化した空調設備や低酸素の空間を作れる空間設備が出てきています。空調設備の種類は豊富にあるので、開業する店舗に適した性能のモノを選ぶといいでしょう。

シャワー室の確保

シャワー室の有無が集客に大きく関わります。特に、女性をターゲットとするスポーツジムはシャワー室の設置が必須です。シャワー室の確保を考慮した上で、物件選びをする必要があります。また、水配管の施工ができるのかも関わるので、物件を選ぶ際は確認を欠かさずにおこないましょう。

清潔感のある配色

スポーツジムの内装の配色は、さわやかな配色かリラックスできる配色、明るい配色の統一がいいでしょう。女性がターゲットの場合は、パステルカラーなどの明るい色にすると集客力がアップします。

一方、男性がターゲットの場合は、青色や水色などの清潔感のある色でまとめるといいでしょう。色が人に与える印象をうまく利用して集客を成功させましょう。

大衆型のスポーツジムの店舗デザインのポイント

大衆型のスポーツジムの店舗デザイン

大衆型のスポーツジムでは、以下3つのポイントを取り入れるといいでしょう。

  • 多くの人がストレスなく移動できる動線の確保
  • 外から見える内装でデザイン
  • ユニバーサルデザインの導入

上記3つをそれぞれ詳しく解説していきます。

多くの人がストレスなく移動できる動線の確保

大衆型のスポーツジムは、2、3人がすれ違える通路幅を最低でも確保する必要があります。大衆型の店舗は、多くの人が室内を移動します。通路幅が確保できていないと、お客さまはストレスに感じてしまうでしょう。また、トレーニング器具の配置も動線を確保する上で重要なポイントです。

お客さまにどの順序でトレーニングをしてもらうかをシミュレーションした上でトレーニング器具を配置してください。お客さまの動線の確保は、集客を大きく左右します。店舗デザインの専門家と話し合いながら決めるといいでしょう。

外から見える内装デザイン

店舗の中が見やすいように、ガラス張りにするといいでしょう。通行人がどんなジムなのかを認識できると、入会してくれる可能性が高まります。また、外から見える部分のみインパクトのある配色にすると、通行人をキャッチしやすいでしょう。

ユニバーサルデザインの導入

大衆型のスポーツジムは、老若男女また外国人など多くの方が利用します。誰が利用してもわかりやすく理解できるように、ユニバーサルデザインを取り入れるといいでしょう。小さいことや細かいことができているスポーツジムは、人気のある店舗になりやすいです。

パーソナル型のスポーツジムの店舗デザインのポイント

パーソナル型のスポーツジム

パーソナル型のスポーツジムの店舗デザインは、「高級感のある空間づくり」と「個室空間を作る」の2つを意識するといいでしょう。

高級感のある空間づくり

非日常のある空間づくりをするといいでしょう。価格帯に見合った内装デザインが求められます。パーソナル型は、スポーツジムの中でも高級ラインになります。オシャレな家具やインテリア、観葉植物などを置いて大衆店舗と差別化を図るなどがいいでしょう。

個室空間を作る

パーソナル型のスポーツジムは、個室型とオープン型があります。より、パーソナルに特化する場合は、個室型にするといいでしょう。

個室空間をつくることで、トレーニングの姿を他の人に見られたくない層も獲得することができます。プライバシーを確保できるので、多くの層をターゲットにできるでしょう。

まとめ

スポーツジムの店舗デザインのポイント

この記事では、スポーツジムの店舗デザインのポイントを詳しく解説してきました。この記事の重要ポイントは以下です。

  • 防音クロスとゴム床で防音性と床の耐久性を高める
  • 高機能な空調・換気設備で適度な温度調節と換気ができるようにする
  • 女性をターゲットとする場合はシャワー室を多めに設ける
  • 大衆型の店舗は会員数が大事なので外から見える内装デザインを施す
  • 大衆型の店舗は老若男女・国籍問わず使用できるようにユニバーサルデザインを導入する
  • パーソナル型は個室型でオシャレな高級感のある空間を作る

スポーツジムの店舗デザインはターゲット層を絞って考える必要があります。人気店にするためにも、上記のポイントを参考にしてみてください。

私たちTO(ティーオー)は、店舗・オフィスなど商業施設の設計を得意とするデザイン設計事務所です。私たちTOのデザインの強みに関しましては、こちらのページにて詳しく解説しています。ぜひこちらもわせてご参照ください。