【人気上昇中】立ち飲み屋やバルなど「スタンド業態」の店舗デザインのポイント|繁盛するお店の共通点とは

飲食店の店舗デザイン
飲食店の店舗デザイン
「立ち飲み屋を始めようと考えているけど、どのようなデザインがいいんだろう?」
「繁盛する立ち飲み屋の店舗デザインのポイントを詳しく知りたい!」

立ち飲み屋やバルなどのスタンド業態は、開業のしやすさから昨今人気の高まっている業態の一つです。しかし、どのような店舗デザインにするべきか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

この記事では、スタンド業態の店舗デザインのポイントを詳しく解説していきます。安易な店舗デザインにしてしまうと、集客に失敗し流行らないお店になってしまう可能性があります。繁盛する立ち飲み屋・バルにするためにも、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

繁盛する立ち飲み屋の店舗デザインはどう考えるべきか?

繁盛する立ち飲み屋の店舗デザイン

まずは、どのようなお客様をターゲットにするかを考えましょう。店舗デザインを決める上で、ターゲティングは非常に重要なポイントになります。飲食店のマーケティングでよく用いられる5W2H(なにを、なんのために、誰に、いつ、どこで、どのように、いくらで)を活用して深掘りしてみてください。

たとえば、仕事帰りのサラリーマンをターゲットにする場合、回転率を上げるためににぎやかな店舗デザインにするといいでしょう。一方、高級志向やカップルなどをターゲットとする場合、高級感のある店舗デザインや落ち着いた雰囲気の店舗デザインにするといいでしょう。

繁盛する立ち飲み屋にするために重要なこととは?

繁盛する立ち飲み屋

繁盛する立ち飲み屋にするために最も重要なことは2つです。「出店立地の選定」と「集客の施策」です。「出店立地の選定」と「集客の施策」を深堀することで、他店舗との差別化を図ることができ、集客に繋がります。

出店立地の選定

出店地域を選ぶ際は以下3つを必ず考慮しましょう。

  • 周辺地域の環境
  • 競合店の有無
  • 人通りの多さ

上記を考慮することで、最適な出店地を選ぶことができるでしょう。

周辺地域の環境

物件の周辺に会社や若者が住む住宅街が多い場合は、立ち飲み屋やバルのターゲットとなる可能性が高いです。反対に、家族が多く住んでいる住宅街や会社が少ない地域に出店してしまうと、集客に苦しむ可能性が高いです。先程述べたターゲットに合致する人が多く住んでいるかを念頭にチェックするようにしましょう。

競合店の有無

周辺にどのような業態の飲食店があるのかを必ずチェックしましょう。開業予定の立ち飲み屋・バルと似たような業態が周辺にあると、お客様を分けてしまう結果になりかねません。競合店がある場合は、差別化を意識してデザインやメニュー、サービスを工夫する必要があります。

人通りの多さ

人通りの多い通り

フラッと立ち寄るお客様が多いスタンド業態の集客を成功させるためには、お店の前の人通りの多さがカギとなります。開業当初はリピーターのお客様がいないため、如何にして新規のお客様を増やせるかが重要なポイントとなります。事前の調査を入念に行い、平日と休日の人通りの多さを確認しておきましょう。

店舗のデザイン

店舗デザインは集客を成功さえる上で非常に重要な要素の一つとなっています。お店独自のコンセプトを伝える店舗デザインで他店との差別化を図りましょう。メニューやサービスはもちろん重要ですが、それと同じくらい、店舗デザインに焦点を当てて、集客の施策を考えてみてください。

立ち飲み屋の店舗デザインのポイントとは?

立ち飲み屋の店舗デザイン

ここからは繁盛する立ち飲み屋・バルの店舗デザインのポイントを掘り下げて考えます。下記5つのポイントに焦点を充ててご紹介します。

  • 動線を考えた設計
  • 外から中が見える
  • カウンターの種類
  • 回転率を考えた客席
  • 客層にマッチした雰囲気作り

動線を考えた設計

基本的に回転率重視となる立ち飲み屋・バルは、如何に早く飲み物や料理を提供できるかがポイントになってきます。スムーズにスピーディーに料理やお酒を提供できるよう、厨房から喫食スペースまでの動線設計は非常に重要です。

さらに、立ち飲み屋・バルは小スペースであることが多いです。動線を入念に考えないと、効率が悪くなるだけではなく、居心地が悪いお店になりかねません。デザイン設計事務所に相談して、アドバイスを受けながら厨房設計をするのがベストです。

外から中が見える

立食店舗

通行人など、通行人を引き込むためには、中の活気が伝わるように、外から中が見えるデザインにすることをおすすめします。店内に人が多く賑わっていると、人気店だと判断するため、自分も入ってみたいなと思う気持ちになります。

外から中が見えることで、入店のハードルが下がります。反対に薄暗い雰囲気で中が見えない場合は、入店をためらう人が多いでしょう。なにか特別なコンセプトがある場合以外は、外から中が見えるデザインがおすすめです。

カウンターの種類

立ち飲み屋・バルの多くは、カウンターを採用しているお店も多いです。カウンターは、飲み物や料理の提供が早く済み、効率のいい動線を構築することができるでしょう。カウンターの種類や形は多岐に渡りますので、デザイナーと相談しながら最適なカウンターを設置しましょう。

また、料理の種類によっては、カウンターから料理を作っている姿が見れるライブ型にするのも集客を成功させる方法の一つです。近年、寿司店や焼き鳥店などで、調理過程を見せるデザインが流行しています。

回転率を考えた客席

多くの立ち飲み屋・バルは、回転率の良さが売上に直結します。回転率を上げることを考えた客席が、重要なポイントとなります。たとえば、イスの高さを足がつかない程度に高くしたり、席と席の間隔を少し狭めるなどの工夫が見られます。

ただし、回転率を重視する余り、居心地が悪くなってしまっては本末転倒です。立食でありながらも以後心地の良い高さのテーブル、賑やかさを感じながらも窮屈にならない程度の間隔など、絶妙なバランスが求められます。

客層にマッチした雰囲気作り

ターゲットの客層にマッチした雰囲気を店内に作ることも重要なポイントです。繁盛するには、流動客だけではなく、定期的に立ち寄ってくれるようなリピーターのお客様の存在も欠かせません。

新規のお客様をリピーターにするためには、お店の雰囲気をターゲットに合致させる必要があります。ターゲットとしているお客様の層が何を好むのかを分析し、内装の雰囲気作りに取り入れて見てください。

まとめ

たちのみのバル

この記事では、スタンド業態の店舗デザインのポイントを詳しく解説してきました。この記事の重要ポイントは以下です。

  • 立ち飲み屋・バルの店舗デザインは狙うターゲット層に合わせる
  • 物件の立地を選ぶ際は「周辺地域の環境」「競合店の有無」「人通りの多さ」を意識する
  • 繁盛する立ち飲み屋・バルにするには外観に焦点を当てた集客施策を練る
  • 立ち飲み屋・バルは、極力移動距離の少ない厨房の動線設計にする
  • 入店ハードルを下げるために外から中が見える店舗デザインにする
  • 回転率を重視した設計にする(ただし居心地との両立が重要)
  • ターゲット層にマッチした雰囲気づくりが重要

立ち飲み屋・バルの店舗デザインは、回転率と居心地を両立させる絶妙な設計が必要です。上記のポイントを意識して、デザイン設計事務所から専門的なアドバイスを聞きながら店舗デザインしていくのが最適です。

私たちTO(ティーオー)は、店舗・オフィスなど商業施設の設計を得意とするデザイン設計事務所です。店舗デザインに対して真摯に向き合い、無理のない最適なプランニングをしております。私たちのデザインの流れについてはこちらのページをご参照ください。