これから東京で飲食店を出店したいという方はどんなエリアに進出したらよいのか、しっかりリサーチしなければいけません。飲食店の業態により、出店にふさわしいエリアも変わってくると思います。
どのエリアに出店するか決めかねている方は、この記事を参考に押さえておきたいエリアを確認してみましょう。また、東京で飲食店を出店する際のメリットやデメリット、注意点も合わせて参考にしてください。
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東京で飲食店出店する際に押さえておきたいエリア街
東京はビジネスのチャンスが転がっているとあって、飲食店を出店する店舗も多くあります。中でも押さえておきたいのが人気エリアです。人気エリアは競合店が多いですが人流が激しいため、お客様に認知されると売上拡大のチャンスもある場所。飲食店の業態やターゲット層に応じて出店するエリアを絞っていきましょう。
東京で人気のビジネス街
東京で人気のエリアといえばビジネス街です。ビジネス街といっても、東京にはいくつかエリアに分かれているため、どのビジネス街を選ぶかも重要。ターゲット層も異なるため、各エリアの特徴を以下にまとめてみました。
エリア | 特徴 |
丸の内 | 巨大ビルが立ち並ぶエリアで、女性をターゲットにするのがおすすめ |
西新宿 | ビジネス街で外せないエリア。ラーメン激戦区としても有名 |
渋谷・恵比寿 | ベンチャー企業が多くあり、エリアで若者や主婦も狙えるエリア |
学生街も狙い目のエリア
東京ではビジネス街だけでなく、学生街も飲食店の出店におすすめのエリアです。学生向けの価格帯に設定する必要があるため客単価の低さが難点ですが、リピートのお客様を狙える場所。ビジネス街と大きく違うところは、ピークタイムを分散できるところです。学生さんはランチタイムもバラバラなので、ビジネス街のように昼時に集中することもありません。
東京で飲食店を出店するメリット
東京で飲食店を出店するメリットは、曜日や時間帯にとらわれない営業ができること。ビジネス街だとランチタイムにお客様が集中すると思われがちですが、仕事を終えた会社員の方は夜の飲み歩きスポットとしても利用します。会社に近いので、サクッと飲んで帰られるところもお客様にとっては都合の良い場所。
またエリアによっては会社員や学生だけでなく主婦層も狙えるので、カフェメニューも充実させるとお客様が途絶えることなく来店してくれるでしょう。
東京で飲食店を出店するデメリット
飲食店を東京で出店するのは良いことばかりではありません。成功すればビッグチャンスも生まれる東京ですが、懸念材料があるものたしか。東京で飲食店を出店する際は、入念な下準備が必要です。
競合店が多い
東京は飲食店の激戦区です。その分、競合店の多いのが悩むところ。似たような飲食店も多いため、他店と差別化を図らなければ勝ち残れません。東京で飲食店を出店するときは、狙っているエリアにどのような業態の飲食店があるのか十分なリサーチが必要です。
固定費が高い
人気エリアになるほど固定費の高い東京。飲食店を継続するにあたって、固定費が想像以上にかかります。もし人気エリアで出店する場合、物件を抑えるだけでも高額です。そのため、初期費用としてまとまった資金が必要になります。人件費も東京はもっとも高額なので、固定費を見越した利益を作らなければいけません。
飲食店を東京で出店するときの注意点
東京で飲食店を出店するときは、人の流れにも注意が必要です。「人気エリアだから」という理由で出店しても、必ずしも集客につながるとは限りません。飲食店が軌道に乗るまでは、以下の点に注意しましょう。
平日と週末とでは人流が異なる
東京では、平日と週末の人流が驚くほど違います。ビジネス街を例に取るとわかりやすいと思いますが、平日は会社員のお客様で賑わう店内も週末は客層がガラッと変わります。
そのため、週末は平日ほどの集客が見込めません。売上の計画を立てる際は、平日のみを稼働日とし収支を考えるようにしましょう。もし週末も飲食店をオープンするならば、平日とはまったく異なるメニューを作り、新たなターゲットを呼び込むのも一つの方法です。
SNSをうまく活用する
近年、飲食店はSNSを活用した宣伝が効果的です。積極的にメニューの写真を投稿して、幅広いお客様に店舗を認知してもらいましょう。SNSのいいところは、お客様も宣伝してくれること。お客様がサービスや味に満足すれば、SNSに拡散してくれます。お客様に認められるサービスを提供するよう心がけると、思わぬ集客が見込めるかもしれません。
まとめ
東京での出店は、飲食店にとって夢のある話です。しかし、東京での開業は決して楽ではありません。狙いたいターゲット層を決め、それに合ったエリアを絞っていきましょう。飲食店を出店するエリアによって、初期費用も大きく変わってきます。資金面からエリアを絞っていくのも悪くありません。競合店に負けないよう、差別化を意識した店舗作りを行っていきましょう。
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