障子は「和室」というイメージがしやすいかと思いますが、色々な店舗でも「和」を連想させる場合や高級感を出したりする素材として用いることがあります。障子というものは主に建具の素材として用いられることが多いです。
障子の基本的なデザインの方法や障子の種類も様々です。そこで今回は【店舗設計】障子の建具を取り入れて上品で和モダンな店舗をつくる方法3選をご紹介いたします!「和モダンな空間をつくりたい」「建具に障子を取り入れたいと考えている」とお考えのオーナー様は是非最後までご覧ください。
私たちTO(ティーオー)は、店舗・オフィスなど商業施設の設計を得意とするデザイン設計事務所です。店舗デザインに対して真摯に向き合い、無理のない最適なプランニングをしております。私たちのデザインの流れについてはこちらのページをご参照ください。
障子の種類について
障子の種類は、製法によって分類されます。「手漉き和紙」と「機械手漉き和紙」の2つに分けられます。現在は大半が「機械手漉き和紙」とされています。最近では「ワーロン紙」という破れにくい障子があります。次にワーロン紙についてご紹介いたします。
新しいタイプの障子紙「ワーロン紙」をご紹介
「ワーロン紙」とは最新の障子紙とされており、原料がプラスチックであることから強度が高く破れにくいのが特徴的です。水のかかる部分にも使用可能とされている上に、見た目は障子紙と変わらない為様々な場所で使われています。
障子の建具を取り入れて上品で和モダンな店舗をつくる方法3選
1.空間の間仕切り障子のパーテーショを取り入れる
障子はパーテーションのデザインとしても用いることができます。障子を貼り付けるパーテーションのデザインは格子のピッチや組子細工または一つの柄を組み合わせたデザインなど楽しみ方は様々です。
店舗のコンセプトに合わせたディティールを揃えていくと空間全体として統一感を出すことができます。また、パーテーションで使用する場合は、取り外しの方法としてスライドさせたり、ケンドン式で落とし込むなど方法が様々あるため、用途や使いやすさに応じて取り外し方法を考えておきましょう。
また、間仕切りパーテーションの場合は人の使用頻度が高いため、先ほどご紹介しました破れにくい「ワーロン紙」を使用して製作すると良いでしょう。
2.小窓に障子建具を取り入れる
店舗では火災関係で排煙窓などが設置されているビルなどのテナントがあります。この場合排煙窓が丸見えのままでは、場所によって店内のイメージが壊れてしまうことがあります。
そんな時は、障子の建具を小窓の前につくることで、店内のイメージに合わせた空間に仕上げることができます。特に高級寿司店など和風に仕上げたいお店にオススメです。
3.障子を用いた襖を取り入れる
障子はよく襖に使用されているのを目にするかと思います。主に引き戸の扉に使用する場面が多いです。襖の形状は様々あり、「源子襖」という形状が障子を使用する襖の種類とされています。
この障子を使用する範囲比率を変えるだけで、デザインが変わるため比率までこだわるとより魅せたい店の空間に近づけることができると思います。
まとめ
今回は障子の建具を取り入れて上品で和モダンな店舗をつくる方法3選をご紹介いたしました。障子の種類で破れにくい「ワーロン紙」についてや和モダンに魅せる障子の使い方などについておわかりいただけたかと思います。ぜひ本記事を参考にしてください。
株式会社TOは、飲食店やオフィスなど、商業施設の店舗デザインを得意とするデザイン設計事務所です。和モダンな店舗の魅せ方を得意としております。
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