【飲食店】トイレのデザインの重要ポイントを徹底解説。お客様の居心地を左右する重要ポイントです!

飲食店のトイレの空間デザイン 店舗デザインのポイント
店舗デザインのポイント

飲食店に行って、ご飯には満足したけど、その後トイレを使うととても汚くて嫌な気分になった…皆さまもこんな経験があるのではないでしょうか?逆に綺麗なトイレがあるとそれだけでお店の印象が良くなることもあるのではないでしょうか。

一説には、トイレなど細かい部分に気を使うお店は売れる、とまで言われています。本記事では具体的にどのような部分に気を使うべきか解説して参ります。また、こちらの記事ではトイレ以外の飲食店の内装デザインづくりに関して解説しております。こちらも合わせてご参照下さい

トイレってどんな場所?

飲食店のトイレ

飲食店におけるトイレはお客さまにとってどのような場所なのでしょうか。というのも、特に女性にとって飲食店のトイレは化粧直しや食事中にできない連絡を返すなど様々な理由でよく利用される場所です。

高級なお店ほど魅力的で落ち着いた雰囲気のトイレ空間であることが多いと思いませんか?トイレはお客さまにとって気を抜ける場所であり、落ち着きある雰囲気であることが望ましいです。

お店のトイレで特に気を付けるべき要素

飲食店のトイレで気を付けるべき要素

ではお店作りをする際に、トイレで特に気を付けてデザインすべき要素はどこなのでしょうか。特に大事だと思われる要素をご紹介します。

香り

トイレはやはり匂いが気になる場所なので、匂いには最大限気をつけましょう。消臭スプレーに加えて、いい香りのアロマや芳香剤を置いてみるのもおすすめです。また、香りはお店の雰囲気にあったものを選ぶといいでしょう。例えば、和食のお店であれば、お茶の香りやヒノキなど和風の香りを選ぶなどの工夫ができます。

清潔感

清潔感はトイレの全体イメージを悪くしないためにとても大切です。清潔感を出すためには、掃除を頻繁に行うことはもちろんですが清潔感が出る雰囲気・デザインにすることも大事です。

ポイントは、照明の明るさや壁や床の素材の工夫をすることです。照明が暗すぎると見えにくい部分がお客さまに見えた時、悪い印象を与えてしまうこともあります。しかし、あまりに明るすぎるとお店の雰囲気に合わなかったり、落ち着きのない感じが出てしまうかもしれません。

そんな時は普通の照明だけでなく間接照明を使ってみる、部分ごとに照明を変える、などといった工夫もできます。また、女性の化粧直しをする鏡の前部分は明るい照明を利用したり、入り口側には間接照明使い圧迫感を無くす、など照明をうまく使いましょう。

お店のトイレの清潔感を保つための工夫

清潔なトイレ
お店のトイレを清潔に保つためにすべきことを具体的にご紹介します。

汚れにくいデザインにする

例えば、水が飛び散りにくいボウル型の手洗い場にしたり、水を流せるタイルを使用するなどです。トイレ空間が汚れてしまってから手を付けるのではなくあらかじめ手間やコストがかからないように設計しておくと便利ですね。特に床材は汚れにくいものにする必要があります。解説します。

掃除の手順を決めておく

飲食店のトイレはルーティーン化して掃除することが大切ですので、あらかじめ掃除が隅々までいきわたるように手順を決めておくといいでしょう。チェックリストを作ることもいいかもしれません。

チェックリスト項目例
・床を掃いて水を流す
・アメニティーの補充
・ゴミ箱の中身を捨てる
・鏡・洗面台周りの水を拭く

アメニティー

トイレのアメニティー

女性にとってはもちろん、男性にとってもアメニティーは大切なポイントです。トイレに置いておくと良いアメニティーは、マウスウォッシュ・綿棒・ティッシュ・脂取り紙・ナプキン・爪楊枝など数多くあります。これらのアメニティーは手洗いスペースにそのまま置くのではなく、お店の雰囲気に合わせた箱にいれるなどの工夫をしましょう。

空間

トイレは、お店の広さや客席数を考えてスペース使い方を工夫する必要があります。あまりトイレのスペースを広く取れないお店では大きな鏡や照明に工夫をして、空間を広く見せる方法もあります。また、こういったお店では手洗いとトイレを別にするのもいいかもしれません。

女性はトイレを利用した後、化粧直しなどして滞在時間が長いので手洗いのスペースを別にしておくことで混まないようにできます。逆にトイレのスペースが広くとれるお店では、ユニバーサルトイレやベビーチェアを設置することで多くのお客様に満足してもらうことができます。

機能

お客さまがトイレを利用しやすいようにできる工夫がいくつかあります。まず、トイレ空間の中で段差をできるだけ無くすことです。そして、お客さまが座りやすいように手すりを付けたり、便座の高さもお店のターゲット層に合わせることが必要です。

まとめ

トイレのデザイン

いかがでしたでしょうか。トイレがいかに店舗の印象を左右するか分かりましたでしょうか。飲食店の内装デザインを考える時は、普段目に見えるところだけでなくトイレ空間にも同じように気を使いましょう。いかに細かい部分まで気を使っているかが、お店のリピーター獲得に繋がるということを覚えておきましょう。

株式会社TO(ティーオー)は、内装を得意とするデザイン事務所です。お客様にとって「心地よい空間とはなにか」という問いに対して真摯に向き合い、お客様に最適なプランニングをしております。

弊社TOでは飲食店をはじめとして多数の店舗デザイン設計を行ってまいりました。また、ご相談いただくお客様の中には、店舗デザインに関わったことがない方も多くいらっしゃいます。

「店舗デザインを行ったことがない」という方もご安心してお問い合わせください。飲食店をはじめとした弊社のこれまでの施工事例は、こちらのページで掲載しております。こちらもぜひご参照下さい。