持続可能なお店づくりを一緒に考えましょう

コロナ禍で「続けていける店」と「閉店する店」の2極化が進み、街は変わりました。いま、店舗デザインは変革期を迎えています。これまでの「売れる」のみを目的としてきた店づくりから、「在り方」を考え、持続可能を目指す店づくりに変わってきています。私たちは、一過性の流行にとらわれない、長く続けていける店づくりを施主様と共に徹底的に考え抜きます。

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店舗内装デザイン設計のポイント建築工事の基礎知識

店舗内装工事の工期を徹底解説!着工から開業までの流れとスケジュール管理のポイント(前編)

店舗の内装工事 店舗内装デザイン設計のポイント
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コロナ禍でソーシャルディスタンスが必要な世の中になったこともあり、ゆったりとした落ち着く空間に作り変えたり、狭くともそう感じさせない空間づくりをしたいと思う方もいるのではないでしょうか。

今回は、店舗内装工事を行う際の開業までの流れとスケジュール管理のポイントを中心に、前後編の2回に分けて説明していきます。全編では内装工事の基本的な種類を解説して参ります。

後編では内装工事がどのようなものかを抑えたうえで、実際にどのような工程でどこがポイントになるのかを説明します。前後編に分かれていますので、工事の流れについて見たい方は、こちらの記事を参照してください。

デザイン設計事務所の役割

デザイン設計事務所の役割り

これから紹介する内装工事はあくまで一部にすぎません。施工業者は、このほかにも様々な手法を使って、依頼主の要望に沿う空間づくりを行っていきます。この施工業者と依頼主様を繋ぐ役割りが、私たちのような建築デザイン設計事務所(建築デザイナー)です。

建築デザイナーは、依頼主様からどのような空間を実現したいのか実際に相談し、それを図面にします。そして自らが設計(デザイン)した施工計画を施工業者に依頼し、依頼主様の理想を形作ります。詳しくは後編でお話しできればと思います。

内装工事とは?

内装工事の内容とスケジュール

そもそも建物を建築する際には、基礎工事(建物の土台を作る工事)、躯体工事(建物の骨組みを作る工事)、内装工事と大まかな3つの工程があります。

今回紹介する内装工事はこの最後の部分であり、工事期間の後半以降の部分です。内装工事では、間仕切り壁や建具の設置、壁や床、天井の仕上げ工事が主なものになります。

場合によっては、インターネットの配線工事や、電力提供のための配線工事、水道工事などライフラインの工事も含まれる場合もあります。最終的に建物を使える状態まで仕上げる工事になりますので、この工事次第で建物の印象や使い勝手が決まるわけですので、なかなか妥協はできません。

また、内装工事はいくつかの種類に分けることができます。代表的なものとしては、以下のようなものがあります。それぞれについて、簡単に説明します。

1.LGS
2.パーテーション施工
3.クロス
4.塗装
5.床
6.建具
7.その他

1.LGS工事

内装工事のLGS

テナントの内装工事などで「壁」を指す際の一般的な呼称として使われている言葉で、Light Gauge Steel(Light Gauge Stud)の略で、軽量鉄骨のことを指します。LGSで下地を作り、その上に石膏ボードなどを貼り付け、その上にクロスや塗装を施して、壁を仕上げていきます。この下地(骨組み)を作る工事を軽天工事(軽量鉄骨で天井までの骨組みを作る工事)と言います。

2.パーテーション施工

パーテーション施工

何も仕切りがない空間をいくつかに分けたい場合に、パーテーション施工を用いて間仕切り壁を設置することができます。創出したい空間によって3種類のパーテーションから選ぶことができます。それぞれのパーテーションの特徴は以下の通りです。

アルミパーテーション

軽量で施工しやすく、カラーバリエーションが豊富です。パーティションの中ではデザイン面での自由度が高く好みのデザインにすることができます。オフィスの一角を仕切る場合や、喫煙所や倉庫・更衣室などの間仕切りに最適です。一番安価ではありますが、遮音性や断熱性は高くありません。

スチールパーテーション

見た目を壁に出来るだけ近づけることができ、既存の部屋と馴染ませることができます。遮音性が高いため、会議室や倉庫、バックヤードの仕切りとして使用できます。塗装しやすく、解体・再設置も可能です。

ガラスパーテーション

ガラスパーテーションを使用すると照明を遮らないため、おしゃれで明るい空間を演出できます。アルミパーテーションやスチールパーテーションのフレームにガラスをはめる作りになっているため、強度も問題ありません。オフィスの会議室や喫煙所などに使用します。

3.クロス貼りつけ

内装工事のクロスの貼り付け

クロスとは壁や天井の仕上げに使用する壁紙のことで、内装工事ではよく使うアイテムの一つです。カラーバリエーションが豊富で、ポロ塩化ビニールを使用したビニールクロスや紙を使用している紙クロスなど見た目の質感もさまざまな選択肢があり、作りたい空間によって最適なものを使用することができます。

クロスによって雰囲気を一掃することもできるため、四季の良さを取り入れたクロスで季節感を出したり、南国の雰囲気を演出したりとクロスひとつで空間のイメージが決まってしまうこともあるため、注意が必要でもあります。

4.塗装

塗装工事

壁や天井の仕上げの方法として塗料で塗装する方法もあります。クロスでは出せない質感を出すことで内装を演出することができます。カラーバリエーションが豊富でお洒落な雰囲気を簡単に作ることができます。

反面、塗装による施工はクロスよりも高くなります。しかし、傷や汚れが目立ちはじめた場合、一部分だけ補修することができるので、維持コストはクロスよりも抑えることができます。

5.床の仕上げ

内装工事で貼る床材のクロス

さまざまな種類の床材を貼ることで、床を仕上げていきます。床材を使用することで傷や汚れにも強い床を仕上げることができます。また、あえて、コンクリートや木材のままで終わらせることもあります。

石や木材の代わりに、Pタイルという安価な材料を使用することで本物に近い質感を低コストで実現することができます。他にも、タイルシートやフローリングを使用することでさまざまな空間を演出できます。

6.建具工事

木材をふんだんに使った古民家改装した飲食店のデザイン

建具とは、間仕切りした壁に取り付けるドアや光を取り入れるための窓などのことを指します。そして、建具工事はドアや窓を取り付けることを指します。

他にも、遮音性を高めるための防音建具や強度の高い銅製建具、軽量で加工しやすいアルミニウム製建具などさまざまなものがありますので、用途やイメージに沿ったものを選択することができます。

7.その他の工事

その他の内装工事

これまで説明したものの他にも、インターネット回線や電気配線の変更や給排水設備の設置、ガス配管の設置などが場合によっては必要になってきます。これは専門の知識や技術が必要になるため専門業者が行うことになります。

前編のまとめ

いかがでしたでしょうか。前編では、内装工事にはどのような種類があるのかを説明してきました。今回説明した内容で、少し内装の空間づくりのイメージを少しでもつかんでもらえたら幸いです。

しかし、必ずしも思い通りの工法で空間づくりができるわけではないため、専門家(デザイン会社や施工会社など)と相談しながら、どのような手法で理想の空間を作り上げるのか検討していくことが重要です。

株式会社TO(ティーオー)は、店舗やオフィスの内装設計を得意とするデザイン事務所です。お客様にとって「心地よい空間とはなにか」という問いに対して真摯に向き合い、お客様に最適なプランニングをしております。

後編ではいよいよ、実際の工事から開店までの流れなどを取り扱っていきますので、こちらも読んでいただければ幸いです。

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