チューブライトとは?間接照明や意匠照明として役立つ照明器具についてご紹介いたします!

建築設計デザインの基礎知識
建築設計デザインの基礎知識
「曲線的な壁を照らす照明が欲しい」
「空間のアクセントとなるような照明器具が欲しい」
「新しい照明器具を取り入れて空間のイメージを変えたい」

などお悩みの方は多いのでは無いでしょうか。今回は「チューブライト」についてご紹介いたします。これらは間接照明やデザイン性の高い照明として用いられています。今回はそんな「チューブライト」について種類や使用事例などをご紹介いたします。

私達の照明に対する想いと設計のポイントはこちらの特集ページでも詳しくご紹介しています。実際の事例(店舗やオフィスの照明設計)をもとに、解説していますので、ぜひこちらも合わせてご参照ください。

チューブライトとは

チューブライトとは

「チューブライト」とは柔らかいチューブ状の中に等間隔にLED電球と配線を連ねたLED照明器具のことです。「ロープライト」と呼ばれることもあります。シリコン製のチューブにLED電球が入っているので耐久性が強く屋外での使用が出来るものも多いです。

イメージとしては庭に水を撒く際に使う「ホース」の中にLED電球が入っているような形で、直角などは折れてしまい難しいですが、曲線的な形をつくることは可能です。また光の色や、強さ、長さなどもメーカーにより様々な種類があります。

チューブライトの種類

チューブライトの種類

チューブライトには周りのシリコン性の素材が「透明」なものと「不透明」なものがあります。シリコンチューブ部分が透明なものは、中のLED電球は等間隔に並んでいるため光が点状に光ります。このタイプのチューブライトは夜間の工事現場で足元に設置して作業を手助けしたり、通行人への注意喚起のために三角コーンとともに設置されたりします。

またイルミネーションや、建物などの輪郭に設置して装飾として使用されることもあります。また透明でLED電球の光がほぼ直に目に届くため室内の目に入るような場所に使用すると刺激が強い場合もあるので屋外に使用することがオススメです。

一方、周囲のシリコンチューブが不透明なものはネオン菅のような均等に全面発光します。そのため形を変えてネオンサインの看板として使用したり、間接照明として利用することが可能です。こちらは光源が直接目に入るわけではないので、室内で使用しても眩しく感じることもなく使用が可能です。

チューブライトの使用事例

①天井から吊るして使用

①天井から吊るして使用

切妻の天井からチューブライト特有の曲線的なラインを利用して交わるように配置しています。配置するにあたって空間を3Dで立ち上げてどのように配置するかチューブライトの位置をシュミレーション行い施工して頂いています。そのおかげでインパクトがある空間となっています。

②柱に巻きつけて使用

②柱に巻きつけて使用

こちらは柱に巻きつけた上で、フードの周りを囲むように設置しています。一本のチューブライトで柱から天井を繋げているため流れがあり、空間全体に一体感が生まれています。

またこの店舗はビルの3Fにあるため、街を歩いている方からはお店の天井のみが見えるかたちになります。そのため外を歩いている方がこの天井のチューブライトを見て「あのお店の照明が綺麗」「あのお店は何のお店なんだろう?」など興味が引いて頂けるようになっています。

③塗装の見切りとして使用

③塗装の見切りとして使用

こちらは部屋の半分で塗装の色を変えてその境目部部にチューブライトを設置することで、塗装の見切りのように使用しています。パステルカラーの壁とチューブライトを合わせることでポップな印象を与える可愛らしい空間になっています。

④ネオンサイン看板として利用

④ネオンサイン看板として利用

こちらは細めのチューブライトを曲げて使用してネオンサインとして使用していますチューブライトは色も様々ですが、ピンク色を使用しています。訪れた方が記念に写真を撮れるスポットとしても活躍しています。

まとめ

今回は「チューブライト」についてご紹介いたしました。株式会社TOは店舗やオフィスなどの商業施設のデザインを多く取り扱っています。「お客様が望まれていること」さらに「お客様のお客様が望まれていること」を実現できるように誠心誠意取り組んで参ります。店舗改装や、新規出店、それ以外のことでも何かお困りのことございましたらご気軽にご相談下さい。皆様の理想を叶えるために尽力させて頂きます。
私たち株式会社TOは、施主様と徹底的に向き合い、持続可能な長く続くお店づくりをミッションとしています。私たちがデザインした飲食店の生存率と受賞歴はこちらからご参照ください。