【建築用語】目地って何?店舗内装の目地デザインの魅せ方3選をご紹介いたします!

建築設計デザインの基礎知識
建築設計デザインの基礎知識

みなさんは目地という言葉は聞いたことがありますでしょうか?ご存じない方も多いかと思います。目地という言葉は建築用語の一つです。

今回はそんな目地について初めて聞いた方にわかりやすく解説していくとともに、店舗内装で使われる場合の目地デザインの魅せ方をご紹介していきます。興味のある方は是非最後までご覧ください。

こちらの記事で掲載している店舗の画像は、すべて私たち株式会社TOでデザインいたしました。気になるデザインがございましたら、お気軽にお問い合わせください

そもそも目地って何?

レンガ目地

目地(めじ)とは、建築部材といわれるタイルやレンガ、石などの外壁に良く使用される材料から他には内装で良く使用されるクロスや突板など様々な建築材料の2材と取り合う場合にできる隙間を目地といいます。また他には、石積などの接合部分を示すこともあります。

例えば、皆さんがよく見かけたことがあるものだとするとレンガが壁面に利用されているときに隙間が目地ということです。その隙間にはコンクリートのようなもので埋め込まれていうかと思います。その部分がモルタルであったり、塗り目地というものであったりと店内や外観の雰囲気に合わせて目地の埋め込む素材やカラーを選ぶのです。

このように部材同士にできた境界の目地は、使用した部材に合わせてデザインの工夫がなされています。今から店舗内装でオススメの部材に合わせた目地デザインの魅せ方をご紹介していきます。

店舗内装でオススメの部材に合わせた目地デザインの魅せ方3選!!

1.目地棒の真鍮カラーでスタイリッシュに魅せる

スタイリッシュ目地

スタイリッシュに魅せたい場合は目地棒がオススメです!目地棒とは、境目にできた目地にはめ込んで使用できる棒です。サイズは3㎜から対応しているものが多くあります。

使用した部材にもよりけりですが、基本は5mmくらいを目安に取り扱われることが多いです。目地棒はカラーも多くありますが、どんな素材にも合い、スタイリッシュに魅せる真鍮(しんちゅう)カラーはデザイナーがおすすめするカラーです!

2.角材でクロスを見切り和モダンな空間に仕上げる

クロス目地デザイン

内装のいたるところに使用されるクロス。クロスは、貼り分けをする際に基本W(ワイド)900㎜で見切られることが多いです。そのクロスとクロスの継ぎ目を隠すようにピッチを合わせて境目にできた目地を白木オーク材などの角材で見切ることでクロスの貼り分けが目立たず見た目もきれいに仕上げることができます。

木材の角材を使うことで和モダンに魅せることもできます。クロスと角材に塗るカラーの組み合わせによって和モダン以外のイメージにもすることができます。ぜひ、オリジナルの組み合わせで素敵な内装にしてみてください!

3.建具(ドア)に目地をつくり、カラーを入れてワンランク上の建具に仕上げる

メラミンフラッシュと目地

建具(ドア)の素材で良く使用されるメラミンフラッシュ。ドアをデザインするときにただメラミンフラッシュを貼っただけでは、のっぺりと見えてしまいがちです。しかし、目地を入れることで一気にデザイン性のあるドアに仕上げります!

他にはドアの仕上げをダークミラー貼りにし目地を入れる組み合わせもおすすめです!ダークミラーで奥行き感がある中に目地をクロスさせたデザインにすることでワンランク上の建具に仕上がります

また、目地のカラーは様々あるため、トイレの扉に目地を持ってきて男性用の扉にはブラックの目地を、女性用の扉にはレッドの目地にすることで上品にわかりやすく仕上げることができます。ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

店舗内装目地デザイン今回は目地についての解説と店舗内装の目地デザインの魅せ方3選をご紹介していきました。ぜひ参考にしていただけますと幸いです。

株式会社TOは、飲食店やオフィスなど、商業施設の店舗デザインを得意とするデザイン設計事務所です。今回ご紹介しました目地を取り入れた建具や店内のデザインの得意としております。

私たちTOは役に立つデザイン設計事務所をモットーにお客様にとって「心地よい空間とはなにか」という問いに対して真摯に向き合い、お客様に最適なプランニングをしております。何かお困りの際はお気軽にご相談ください。皆様からのご連絡を心よりお待ちしております。

私たちTO(ティーオー)は、店舗・オフィスなど商業施設の設計を得意とするデザイン設計事務所です。私たちTOのデザインの強みに関しましては、こちらのページにて詳しく解説しています。ぜひこちらもわせてご参照ください。