世の中に良いデザインの照明器具はたくさんあります。その中からマッチする器具を選定して空間に落とし込むこともあります。 しかし、サイズ感であったり、欲しいディティールだったり、痒い所に手が届かない時、オリジナルのその空間にしかない器具をご提案させていただきます。
素材も、色も人の顔も光が当たらなければその表情はわかりません。それを表現する照明は空間デザインの中でとても重要な要素の一つです。 設計する際必ず照明の当て方、見え方、バランスをイメージしながら計画を行います。
世の中に良いデザインの照明器具はたくさんあります。その中からマッチする器具を選定して空間に落とし込むこともあります。 しかし、サイズ感であったり、欲しいディティールだったり、痒い所に手が届かない時、オリジナルのその空間にしかない器具をご提案させていただきます。
お客様が欲しいところに必要な光を計画してあげなければいけません。それと同時に、灯数を増やしすぎるのもいけません。 そのバランスを考え、空間のコンセプトに合わせた、光源を選び、プランすることが大切です。
商業空間は、不特定多数の方に非日常を味わっていただくという要素があります。演出する照明が大切になってきます。 お客様を引き付ける空間を照明を使って表現していくと事が住宅の照明計画との大きな違いだと思います。
私達が手掛けた店舗の照明をご紹介します。ご紹介する事例はあくまでも一例です。 デザイン事例ページには他にも多数のデザイン事例を掲載しておりますので、ぜひご参照ください。
トラットリアという業態に、どこか懐かしい空気感を持たせた空間がコンセプト。 コンクリートにシンプルな素材を合わすなんてもう見飽きました。と施主を説得したプロジェクトです。 オフィス街の夜にホワッと柔らかい光がともっている。そして、その光にお客様が引き寄せられて来店される。そんなイメージのお店です。
店内は、機能照明と意匠照明の2要素で構成されています。 テーブルやカウンターを照らす機能照明、壁面や空間を彩る意匠照明です。 この店舗の肝は、やはりオリジナルのペンダント4灯ですね。大きな乳白のグローブ球が優しい光で、店内を包み込んでいます。
素材の表情を見せる見せ方は、直接光を当て込む方法と、間接光を当てる方法があります。 この店舗は、後者です。壁面の直付けミラーランプは、壁面のレンガタイルの表情を柔らかく浮かび上がらせ、 天井のオリジナルグローブペンダントは、空間全体と梁にある押し花を優しく浮かび上がらせています。
製作前に、サイズおよびディティールの検証を必ず行う。 部材のサイズ感を製作サイドと確認をし合うことが大切です。 現場が進むと、計画とは違うイレギュラーな要素が多く出てきます。特に居抜き物件を改装するときなどです。 その変更をかける時、照明にも影響します。常に私たちは、完成したとき、 どのように見えるかを意識して、変更内容に合わせ、照明計画も変えることを意識しましょう。
高山駅の目の前という立地にこの店舗はできました。 日本一の肉質を誇る飛騨牛の繊細なきめ細かい霜降りや筋肉の繊維を「無機質」×「自然素材」で表現するというコンセプトのもと出来上がった店舗です。 2フロア2階建ての店舗の条件をうまく生かすため、1Fと2Fの客席の一部が1棟に見える様プランしてあります。
その2F部分に採用したのが、チューブライトです。このライトの面白い特徴は、自由な形にできるところです。 今回、施主とライティングの打合せをする際あるメーカーのこの器具にお互いが惹かれました。 そして、この店舗に採用となりました。この器具は、デメリットもありますが面白い器具でした。
この店舗では、間接照明を多く取り入れました。ガラス、外壁、木、それぞれ当てる素材は様々です。 その際、光がどの位置に設置すればどの様に光るのかをイメージし、出来れば検証しましょう。
この器具は、可変する器具として面白さがあります。 ただし、器具の特性上、ジョイントができてしうことと、 器具の自重で思い通りの位置にとどまってくれないということを使用してみてわかりました。 なかなか扱いにくい器具なので、注意しながら使用することをお勧めします。
この店舗は、カウンター鮨業態。カウンターのL型の形状に合わせ意匠として機能照明を利用した例です。 見せるライン照明を2辺にいれ、照明の角を際立たせることで、空間にシャープな印象を創り出しています。 さらに、店舗を広く見せるダークミラーへの反射も考慮し採用しているため、コの字のライン照明に見えるところもおもしろい要素です。
光源をあえて強調し、そのラインでお店のイメージを創り出しています。 途中で途切れさせないことがポイントです。
壁際に配灯された壁面用間接照明と、カウンター上部のライン照明の交わり方をイメージして、連続性を考えることがポイント
天井高が低いが、天井に意匠照明が欲しい時、シーリングライトの発想で、 この店舗は意匠照明を採用しています。業態柄、シャンデリアや吊り下げ照明が欲しくなりがちですが、 天高が低い空間を広く見せ、且つ入店したときの見え方の演出を考え、このライティング計画を採用しました。 すべてキーデザインのディティールに造形されたシーリングカバーをオリジナルデザインで製作し、 そこに各テーブルにあてるダウンライトを入れ込んでいます。
女性が美しく見えることが大切な業態です。 そんな時、顔の影が出ない計画をしましょう。 光の反射をイメージしながら計画をすることがポイントです。
天井高が確保できない空間は多くあります。 ただし、そんな空間でも天井の見せ方は多くあるということを覚えておいてください。 発想の転換がポイントです。
我々のようなデザイン設計事務所にオフィスデザインをご依頼いただく施主様は、 他と違う環境を求めて依頼してくださいます。 ただし、常に働く環境ですから、そこで働く方たちに優しい照明計画と他オフィスとの差別化をバランスよく作り出すことがポイントです。 機能的に重要なのは、明るさと色温度。
弊社の場合、オフィスをデザインする場合、読み書きがありますから、 色温度は3500K~4000Kと普段デザインする空間より、 白い光を意識して計画を行います。その色に合わせ、空間の全体を作りあげていきます。
店舗で特徴あるコンセプトで集客をすることと同じように、 オフィスは企業イメージに直結します。そのことを踏まえ、 照明計画をしてあげることが大切です。 働く環境や内容をしっかり把握し、照明を使い分けて計画をすることがポイント。
ここまで、いろんなタイプの照明計画をまとめましたが、何よりも大切なのは、そこにいる人たちが何をする場所なのかをしっかりと理解し、把握したうえで照明計画をすることが大切です。 その機能を把握しないと依頼者のストレスとなります。そこで働く人や住む人のことを思いやりをもって計画しましょう。
それと同時に空間の意匠的な在り方を我々は、しっかりと考えて照明計画行っています。 光がなければ世の中真っ暗です。 光の質が変われば、空間やものの質が変わります。弊社は、常にそんなことを考えて大切にしながら、一物件一物件に向き合い、お仕事をさせていただいている事務所です。 照明にこだわりたい、照明が好きという方ぜひ一緒に空間づくりをしましょう。