<行列のできる店舗>
この業界で関わらせていただいた案件数は、おそらく独立前で、300件ほど。
独立してから、200件ほど規模は様々ですが、多種多様な業態、業種の空間をデザインさせていただいて、私が担当した案件はほぼ90~95%の確立で生き残っています。
それが、なぜなのかと聞かれると、お客様が頑張られているからだと思うのですが、私の目線から、生き残られてる方といなくなってしまった方の違いについて書いてみようと思います。
【流行を追いかけている店はなくなる。】
これは断言できます。
流行ばかり追いかけて、その先の自分のお客様が見えていない人が多いんです。
「流行を追いかけないことが鉄則です!!」
ただし、流行を知っておくことは必要なので、それをキャッチするアンテナは持っておいた方がいいです。
逆に、生き残っている施主様はどんなことを考えているのか?
流行っているモノは把握されています。(たまに全く知らない施主もいます(笑))
それを知ったうえで、自分なりに分析をし、自分の得意なものややりたいことに応用をしている人が
多いように思えます。
これは、考え方が柔軟なんだと思います。
あとは、皆さんチャレンジされています。
安全なところにビジョンを置きに行くような人はいないです。
それと、自分の店に来てくれるお客様(ターゲット)を明確にされています。
出店場所を選ぶ際、私に内覧の同行を依頼する。
これは、ケースバイケースですが、
出店場所を検討されるタイミングで、私にご相談されるお客様は、結構な確率で生き残れています。
物件契約後、弊社にご相談される方は、余分に費用が掛かってしまったり、思うようなものができない条件
があったりとちょっとした障害があり、苦労をされた方もいました。
私は、物件内覧に同行させていただく際、施主様(特に新規開業の方)に必ず確認させていただくことがあります。
・ターゲット
・客単価
・業務の内容(料理やサービスの内容)
・オペレーション
・なぜここなのか?ここで何がしたいのか?
その際、答えられなかった施主様には、「今はまだタイミングじゃないんじゃないですか?」
と伝えます。それでもどうしてもやる!という施主様は、とことんサポートさせていただいています。
逆に、すべてに自分の考えを持っている施主様には、意見や確認はしますが、「やりましょう!」とお伝えします。
大切なのは、「自分で決断する」
店をオープンすれば、いいときもあれば悪いときもあります。
悪いとき、出店する自分自身で決断していない施主様は、100%他人のせいにして店は一向に良くならないんです。
そして、諦めてしまいます。
だから私は、自分で決めてもらうように話をします。
ここで自分で決めれない施主様が、確実に失敗をするんです。
なので、決断し、責任をとれるように準備しておくことが大切です。
作り手の人たちは、施主様にとって一番想い入れを共有できる存在で、かつ一番のお客様になる確率が高い
人たちなのですが、そんな人たちを見下して接している施主様は、うまくいっていません。
現場の空気もそういう現場は悪いです。現場の雰囲気が悪い案件はうまくいきません。
たまに、一時良い場合もありますが、ても長続きしないんです。
老舗になっていく店、広がっていく店、価値が上がっていく店、など方向性はバラバラです。
ただし、どの店も一店舗目から始まっています。
その一店舗目の決め方と覚悟さえもっていれば、その先はさまざまな展開できる可能性が広がっていくと思います。
ぜひ、みなさんにも生き残れる店づくりをしてほしいです。
写真のお店のデザイン事例はこちら
テイクアウトたこ焼き店【なんば一番TABETOCO】の店舗デザイン
店舗デザイン、開業に関するご相談は、お問い合わせフォームまたは、お電話(052-414-4224)にて、お気軽にご連絡ください。私たちは、施主様の想いを汲み取るために「施主様から直接お話を聞く」というフェーズを大切にしております。まずは、施主様の想いを、ありのままにお話頂けますと幸いです。持続可能な店舗を一緒にデザインしていきましょう。