
物件名 : burlesque
面積 : 70㎡
客席数 : 22席
工期 : 計画期間 60日 施工期間 40日(風営法申請期間55日)
請負業務: デザイン設計業務、デザイン製造業務(特注照明etc)、ブランディングツール作成業務(ロゴ作成)
躯体構造: RC 改装 スケルトン
竣工 : 2013.9
備考 : 名古屋市北区大曽根
お店情報: https://www.pokepara.jp/aichi/m201/a206/shop2997/
施主様Mさんとは、ある経営者の会で一緒で、そこからご相談を受けました。そのとき、キャバクラを2件営業していて、それに続く3店舗めのお話でした。業態は、ガールズバー。
キャバクラより単価やサービスを抑えて、回転数で売り上げを伸ばしていきたいというMさんの意向をおききし、物件の内覧の立ち合いから、近隣の市場調査に同行(飲み歩き)し、店名は「girls & Bar Burlesque 」と決まりました。新店舗の場所は、駅から3分で1Fだったが、15年ほど空きテナントという場所でした。
このプロジェクトでは、躯体の形状がいびつで、従来の正統派カウンターの形状では空間を効果的に利用できないという課題がありました。そこで、変形カウンターを導入することを考案しました。
カウンター席を最大限に確保するため、入口正面に凸部分が来るように設計し、カウンターの長さを十分に確保しました。また、入口からの視線にも配慮し、見え方が美しく整うよう工夫しました。
夜の業態においては、バックヤードが必須です。そのため、カウンター内との動線が極めて重要になります。このプロジェクトでは、ホールスタッフ、カウンタースタッフ、そしてバックヤードスタッフがスムーズに連携できるよう、動線設計に細心の注意を払いました。また、バックヤードから店内の様子が確認できるように工夫し、効率的かつ円滑なオペレーションを実現しています。
カウンター内センターにステルス戦闘機を思わせるミラーオブジェを制作。カウンターに立つスタッフの後ろ姿をお客さんが楽しめる工夫がしてあります。こういったお店は、男性の欲求を駆り立てる要素をデザインで入れたり、椅子の高さで操作したりする工夫をしています。
こういう業態は、風営法の申請(警察の確認)が必ず必要です。行政書士の方と我々設計側が協力をして申請を通します。いろいろテクニックがあります。特に期間です。風営法の申請は、提出して受理まで最低55日間はかかります。
ですが、この期間中うまく計画を進められる方法を知っているかそうでないかで出店の時期がかなり変わってきますので注意が必要です。弊社は、こういった業態も慣れているので、さまざまなご提案をいつもさせていただいています。
市場調査のかいもあり、近隣のライバル店のお客がみんなこの店に来てしまうぐらいの繁盛店となりました。みんな、この赤い色合いとミラーに引き込まれてきますよ!と高評価いただきました。
こちらこそ、ありがとうございました。
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