高級クラブ Club ROMANEE　VIPルーム

■デザイン・設計（施工）事例概要

物件名　：　Club ROMANEE　VIPルーム
面積　　：　238㎡
客席数　：　カウンター席、BOX席　VIPルーム×2
工期　　：　計画期間　70日　施工期間　40日　風営法申請期間　　日
請負業務：　デザイン設計業務、デザイン製造業務（特注照明、家具製作、ソファー張地デザインetc）
躯体構造：　RC　改装
竣工　　：　2023.09

■お客様との出会い

2018年のオープン以来、約2年に一度のペースで各所の改装を行っております。お店の調子は非常に良く、錦でNo.1のクラブと称されるほどの盛況を保たれています。

そんな中、さらにお客様のご要望にお応えするため、VIPルームを2室から1室へと拡大し、VIP専用のトイレを設ける計画に参画させていただきました。

▪️設計のポイント

①品と格式のある空間へ

この部屋に入られるお客様にとって、非日常を感じて頂きながら、ホールではなく、個室のVIPルームにいる優越感と居心地の良さを追求しました。アッパーホテルのロビーにいるような居心地を追求しています。
 

②設計のポイント　壁と天井の境目がない空間

これは、玄人目線の話ですが、通常、壁と天井には入角（いりずみ）と言われる境界があります。しかし、この空間では、その境界を３次曲線によって消しました。

それによって、感じられる空気感はなめらかになり、柔らかい印象と感覚に包まれます。これが、この部屋に座られたお客様の居心地となります。凛としつつも、どこか滑らかな感じが品につながる。そんな空気が感じられるこだわりの部分です。

③設計のポイント　下地のように見せる

漆喰の天壁の背面は、オバンコールをベースにした格天井（ごうてんじょう）と格壁（ごうかべ）。壁と天井の境界がない空間の下地は、同じ仕上げでつながっている。そのつながりの演出で、空間全体に一体感と迫力を持たせています。

■竣工後の施主様の声

「トイレができたことが本当に便利！VIPの雰囲気も前回とは全く違い、ラグジュアリーさもありながら、迫力と品もある絶妙な空間です。こんなに変わるんだね。驚きました。ありがとう。」

終盤は少しバタバタしてしまいましたが、今回も素晴らしいプロジェクトに関わらせていただき、誠にありがとうございました。