
物件名 : comedor kito (コメドールキトー)
面積 : 14坪
客席数 : 18席
工期 : 計画期間 50日 施工期間 90日(建物側工事も含む)
請負業務: デザイン設計業務、デザイン製造業務(特注照明etc)
躯体構造: 木造 新築
竣工 : 2019.11
備考 : 四間道(しけみち)のスペイン料理店
お店情報: https://nbs1401.gorp.jp/
1店舗目(エストイジェノ)に続いての依頼をいただきました。名古屋市の四間道(しけみち)という街は、かつて1610年の清州越しにともなって、生まれた街です。
この辺りは、ミシュラン掲載店や、高級店が軒をそろえる地域で、そこに蔵を模した新築木造物件の1FにオーナーK氏は目お付けられ、物件内覧の際、同行依頼のご連絡をいただきました。
新築であるため、物件状態はスケルトン。レイアウトは自由です。K氏としては、この場所で1店舗目より少し高級業態としてスペイン料理のコース料理の店舗を出店したいということでした。
K氏は、店舗ごとにキーカラーを一色決められて出店プロジェクトに望まれます。1店舗目は、オレンジでした。今回は、オリーブグリーン。理由は、内緒です。それと。ソムリエを置きたいため、ワインをサーブするカウンターがほしいという事でした。
お店の入口は、大通りから一本入った通りにあるためまったく目立たない。古い町並みの路地裏沿いにある店舗でした。そこで、路地を通る人から店内が見えすぎず、ちらりと見えるというバランス感を重視してデザイン設計を行いました。
客単価高めのお店で気を付けることは、客席通しの距離感です。これを私は間(ま)と言います。この間(ま)は、居心地をものすごく左右します。居心地は、客単価アップにものすごく影響が大きい要因の一つです。単価と間(ま)のバランスが取れている店舗は、とても良いお店と言えると思います。
店内の特注ペンダントライトのフレームをすべてオリーブグリンとして、シンプルな空間に色が加わるようにデザインをしました。さらに、センターカウンターからキャッシャーに向かって続くように、無垢材天板と床(フローリング)にオリーブグリーンのアクセントライン(スチール)を入れ込みました。
前回の1店舗目は、キーカラーをカウンターの椅子の張地で表現しましたが、今回は、オリーブグリーンを店内のアクセントとして照明器具のフレームなどに取り入れてくれて、とてもいい感じだと思います。ありがとうございます!この四間道の場所で、きちんと流行るように頑張ります!
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