物件名 : 鮨 てんび 錦
面積 : 50㎡
客席数 : カウンター 8席
工期 : 計画期間20日 施工期間30日
請負業務: デザイン設計業務、
物件状態: スケルトン
躯体構造: RC造
竣工 : 2021年6月
お店情報: https://www.instagram.com/tenbi_nishikiten/
【ミシュランクオリティーのお鮨をリーズナブルに!】をコンセプトに始まった、「鮨てんび」プロジェクト。ついに2号店が、名古屋の錦にできました。
今回の出店は、名古屋の繁華街にあるビルの5階という立地で、一般的には好条件とは言えない場所ですが、業態の仕組みがビルの階層に左右されにくいという強みを生かした出店です。
このプロジェクトも、すし昇の昇平大将、「麺やはなび」の新山大将とともにスタートしました。
大将からのオーダーは「今回は暗めがいいです。」でした。カウンター天板のみに照明をあて、その他は間接照明などの反射光で演出しています。明暗の絶妙なバランス感を表現しています。
このてんびの業態は、カウンター内を大将1人で接客をするスタイルです。そのため、極力歩く距離を短くする必要がありました。一日2回転のコースを一人で回さなければならないからです。
これは、物件選定の時点から構想の中に含まれていました。やはり、物件選定の段階でお店のレイアウトイメージが何となくでもできていると、その後のプロジェクト進行において、それが大きなメリットとして表れてくると感じます。
お客様をお出迎えする店内は、M型の壁面としています。コーニス照明でそのM型の壁面を強調し、光のM型が出来上がり、エントランスの引き戸を開けると目の前の床に走る、一本のライン照明。
極めつけは、今回の店舗のカウンター上部の照明もライン照明にし、店舗全体の光の構成を直線で表現しています。それが、暗めの店内で強調され非常に魅力的な空間となりました。
まず、引渡の際、店舗関係者の皆さんから「良い!」の一言をいただきました。ありがとうございます。
そして、L型のカウンターも「動線的にめちゃくちゃ働きやすいこのキッチン」と大将からお言葉をいただき、今回店長をされる社員の方も「ここで働くことを想像するとワクワクしますね。」とニヤニヤ笑顔で言ってくださいました。
引渡し時で、すでに予約が数百組きまっていて、本店同様予約困難なお店です。このお店が、これからも繁盛店として長く続いていくことを願っています。
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