持続可能なお店づくりを目指して

私たちTOは、これまで一貫して、一時的な流行にとらわれない、長く愛されるお店づくりに向き合って参りました。持続可能なお店を実現するためには、施主のこだわり(想い)が反映されたデザインと、出店場所、資金繰り、集客戦略、動線設計などのマーケティング視点の掛け合わせが必要です。私たちは、施主様と一緒にこれらを徹底的に考え抜き、寄り添い、実践します。日本全国、世界中どこでも対応可能です。店舗開業やリニューアルを考えた際に、一番最初にご相談いただく事務所として、どなた様もまずはお気軽にご相談いただければ幸いです。

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デザイン設計費用の計算方法

【5分でわかる】店舗デザイン・設計の料金相場の決め方。費用の計算方法と相場感をわかりやすく解説します。

建築用語鴨居 デザイン設計費用の計算方法
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店舗を新しく開業したり改装する際、工事を行う前に店舗のデザイン・設計を考えなければいけません。開業前の資金はできるだけ安く抑えたいのではないでしょうか。今回はややこしい店舗デザイン・設計の料金相場の決め方をシンプルにわかりやすく解説します。

なお、当記事で紹介している相場観はあくまで目安となります。店舗デザインの相場は、業種、業態、物件の状態や状態によって大きく変動いたしますのでご注意ください。詳しい相場観は物件情報をもとに、早い段階でデザイナーや施工会社へ確認されることをおすすめします。

店舗デザインとは

店舗デザインとは

店舗デザインとは、店舗の開業やリニューアル工事を行う際に、店舗の雰囲気と外装・内装や設備の配置について決定し図面を作っていく作業です。建築設計事務所では、デザイン・設計を考えるのは建築デザイナーで、工事は施工業者が請け負います。

また、設計と施工をどちらも一括で請け負っている施工業者も多いです。設計士と施工業者の違いなど、店舗設計に関するもっとも基本的な基礎知識は、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひこちらの記事も合わせてご参照ください。

店舗デザイン費用の内訳

店舗デザインの内訳

工事全体の費用の内訳としては設計費用施工費用に分けられます。先述の通り、設計と施工を別々の業者に依頼する場合は、施工費用とは別に料金が発生します。別々に料金が発生することには、一見ややこそうですが、実際はそうではなく、設計と施工費用を明確に把握することができるため、ごまかしなどが効かず適正価格になりやすいです。

施工業者に設計デザインの部門がある場合は施工費用と含めた料金提示になります。一部の業者では見積もりの中に、設計デザイン料として明記していないことがありますが、これは料金が発生していないのではなく、施工費用の中にまとめて計算されている場合が多いです。このような見積もりの場合は、設計と施工費用の内訳を提示してもらっても良いでしょう。

店舗設計の料金設定

店舗デザインの料金設定

料金設定には主に総工費から計算する方法と坪単価で計算する方法、時間によって算出する方法の3種類の方法があります。また、たいていの設計事務所は、案件の最小費用を数十万(50万円程度)と設定しているところがほとんどです。

小規模案件に対して、各設計事務所はたいてい物件規模にかかわらず最小設計料を決めているところが多いので、事前にその確認を取ることをお勧めします。設定の基準は、協会などに加入している設計事務所などは、その基準に基づいて設定していますが、未加入の場合、各事務所により設定しています

総施工費から設計デザイン料を計算する場合

多くの場合総施工費の10〜15%程度が設計デザイン費用として計算されます。設計と施工を一緒に行っている業者では、設計デザイン費の割合は総施工費の5%程度と低くなることが一般的です。この計算方法は、設計デザインと施工の両方を請け負っている業者に多いです。しかし、総施工費用は設計を行ってから、実際の工事にかかる費用やインフラ整備などを含めた全額から計算するため、設計デザイン料の見積もりに時間がかかるとされています。

坪単価から設計デザイン料を計算する場合

坪単価×総面積で費用を計算する方法です。非常に大まかな目安となりますが、1坪あたり3万円~10万円程度が相場です。変動が大きすぎるため相場を解説することが難しいですね。主に設計デザインのみを請け負っている専門業者に多い計算方法です。物件の広さで価格が大きく変動しますが、あらかじめ面積が分かっていればおおよその費用を計算することが出来ます。

坪単価とは?

坪単価とは?

坪は日本古来の面積を表す単位です。坪単価は一坪あたりの工事にかかる料金を示す言葉で、メートルで表すと約3.3㎡、おおよそ2畳分の大きさを示します。通常は建物本体価格を坪で割った数値が坪単価とされます。

店舗設計の相場感(居抜きorスケルトン)

当然ながら、店舗の設計費用は、入居するテナントの状態によって大きく変動いたします。店舗テナント物件の状態は大きく分けて「居抜き」と「スケルトン」に分けられます。それぞれの特徴と設計の費用感を解説します。

居抜き物件の場合

居抜き物件

居抜き物件とは前の事業者の厨房やカウンターなどの設備に加え、テーブルやイス、壁紙などの内装がそのまま残っている状態になります。この物件は飲食店で多く利用されています。

居抜き物件は設備が最初から整っています。そのため必要なものを付け加えるか、または不要なものを取り除くかという簡単な工事で済ませることが出来るため、工事全体の料金が安くなる傾向にあります。

そのため総施工費からの割合で設定したほうが安くなりますが、逆に10坪よりも狭い物件になると坪単価で料金設定するほうが安くなります。小規模案件に対して、各設計事務所はたいてい物件規模にかかわらず最小設計料を決めているところが多いので事前にその確認を取ることをお勧めします。

スケルトン物件の場合

スケルトン物件

スケルトン物件とは居抜き物件とは反対に内装も設備もすべて取り払った状態の物件です。居抜き物件は内装と設備が残っているので、自分のイメージする店舗を探すことが難しいですが、スケルトン物件であれば1から自分の思い通りに作りあげることが出来ます。

スケルトン物件の1坪あたりの工事費用は、工事内容にもよりますが60万円〜80万円が平均的な相場になります。スケルトン物件は居抜き物件に比べて工事費用は高くなる傾向があります。また、店舗の雰囲気や内装にこだわりがある人はさらに工事費用は高くなるため、設計デザイン料の値段もそれに伴って高くなります。

まとめ

店舗デザインのデザイン料

店舗デザイン・設計の料金相場と平均費用についてご紹介しました。デザイン設計の料金は施工業者に設計も一括で依頼する場合は、工事内容や業者によって変動してきます。大まかに費用が分かれば、店舗物件に合わせて業者を選びやすくなるのではないでしょうか。

株式会社TO(ティーオー)は、店舗デザインを得意とするデザイン事務所です。お客様にとって「心地よい空間とはなにか」という問いに対して真摯に向き合い、お客様に最適なプランニングをしております。

デザイン事務所と相談して店内レイアウトを決めたい場合は、どの様なデザイン事務所を選んだら良いのでしょうか。

デザイン設計事務所の選び方はこちらの記事で解説しておりますのでぜひご参照ください。