【3分でわかる】店舗デザイン・施工費用はどうやって決まる?費用の大枠をわかりやすく解説します。

愛知県名古屋の建築デザイナー 店舗内装デザイン設計のポイント
「飲食店の開業を考えているけど店舗の内装費用はどのくらい必要なんだろう」
「店舗の内装費用はどのように計算すればいいのかな」

このように、店舗の内装費用にいくら必要なのか悩んでいる飲食店のオーナーさんは、多いのではないでしょうか。

結論から言うと、店舗デザイン費用・施工費用の相場はある程度決まっています。しかし、デザイン会社・施工業者によって金額が異なります。そこで今回は、店舗デザイン費用・施工費用の算出方法の大枠を解説します。

店舗デザイン設計料の決め方は2種類

店舗デザイン設計料の決め方

店舗デザイン設計料の決め方は主に「総施工費から店舗デザイン設計料の割合を算出するパターン」と「デザインした面積から店舗デザイン設計料を算出するパターン」の2つに分けられます。

どちらのパターンがこれから開業するお店に適しているかを考えてみてください。

ただし、たいていの設計事務所は案件の最小費用として数十万と設定しているところがほとんどです。設定の基準は、協会などに加入している設計事務所などは、その基準に基づいて設定していますが、未加入の場合、各事務所により設定しています

①総施工費からデザイン設計料の割合を算出するパターン

デザイン設計料の割合

店舗デザイン設計から施工まで一貫しておこなう業者に多い算出方法です。一般的な相場は、総施工費の10%〜15%が店舗デザイン設計料に当てられます。

総施工費から店舗デザイン設計料を算出するため、事前に店舗デザイン設計料のみを計算できないのが難点。しかし、店舗デザイン設計から施工まで一貫して請け負っている業者のため、金額交渉が比較的容易です。

また、業者側が予算内でできる店舗デザインと施工を一貫して提案してくれる利点があります。

  • 総施工費の10%〜15%が店舗デザイン設計料の相場
  • 金額交渉がしやすい
  • 1社だけで施工からデザインが完結する
  • 見積もりを出さないとデザイン料金が分からない

②デザインした面積から店舗デザイン設計料を算出するパターン

店舗デザイン設計のみをおこなう業者が、店舗デザイン設計料を算出するときに多く用いる方法です。基本的な店舗デザイン設計料の算出は、坪単価でおこなわれます。

費用の相場は、設計する店舗の業態、大きさなどによって大きく変動します。

1坪あたりの相場が決まっているため、事前に大まかな店舗デザイン設計料を計算できます。狭い店舗(3坪以下程度)の場合、最低の設定料金が決まっている業者もあるので、事前にチェックが必要です。

 

  • 店舗デザインのみの業者が多く用いる算出方法
  • 1坪〇万という算出方法、相場は設計する店舗によって大きく変動する
  • 事前におおよその店舗デザイン設計料を把握できる
  • 最低料金が決まっている業者もある

施工費用は3つのポイントで決まる

施工費用ポイント

施工費用は以下の3つのポイントで決まります。

①物件の状態
②内装・外装のデザイン
③施工業者

3つのポイントを抑えることで、施工費用を抑えることができます。また、過大な請求を防ぐことができるでしょう。

①物件の状態

居抜き物件なのかスケルトン物件なのかによって施工費用が変わります。

一般的に居抜き物件の場合、内装を大きく変えない限り、施工費用を抑えることができるのが特徴です。ただし、居抜き物件の中でも、ガス設備などの設備の増設や壁紙の張り替え、配管のを変えたりする場合は費用が高かくなります。

一方スケルトン物件は、施工費用が高額になるのが特徴です。一から内装を作り上げる工事をしなければならないため、施工費用は高くなります。

②内装・外装のデザイン

シンプルな内装・外装デザインは、施工費用を比較的抑えることができます。逆に凝った内装・外装デザインは、施工費用が高額になります。

内装・外装のデザインにより費用が変わるため、施工費用を考慮した内装・外装のデザインを考えることが必要です。

③施工業者

当然ですが、施工業者によって料金が大きく変わります。施工工事の一部を下請け会社に依頼している施工業者は、施工費用が高い傾向にあるといえます。

反対に、すべてを一貫している業者は、施工費用が安い傾向にあります。また、大手の施工業者に頼むのか、小規模の施工業者に頼むのかによっても料金が変わります。

施工費用の内訳

建築工事費

施工費用の内訳は、大きく分けて「建築工事費」と「設備工事費」の2つです。

施工費用の内訳を把握しておくことで、施工業者と対等に交渉ができるようになるため、部分的に費用を抑えることができるかもしれません。知識として頭の片隅に入れておくといいでしょう。

①建築工事費

建設工事は、店舗の内装や外装を工事する費用になります。例を挙げると「建具・ガラス工事」「塗装工事」「内装仕上げ工事」「仮設工事」などです。

施工費用を交渉する場合は、設備工事費より建築工事費の内訳を持ち出して話し合いをすると、料金を下げてもらえる可能性があります。

②設備工事費

店舗を運営する上で必要な電気やガスなどのインフラを工事する費用が、設備工事費になります。設備工事費に含まれるのが、「電気工事」「防災工事」「空調工事」「水道工事」「排気設備」などです。

小売店などのガスや水道を使用しない店舗は、設備工事費を抑えられます。反対に、ほぼ全ての設備工費が必要な飲食店は、設備工事費が高くなる傾向にあります。

設備工事費は、専門的な工事の部類に入るため、料金交渉に持ち出すのは難しいでしょう。

予想外の費用に要注意

店舗デザインの予想外の追加費用

店舗デザインや施工費用を決める際、予想外の追加費用が発生してしまう可能性があります。特に多いのは、居抜き物件の追加費用です。

スケルトン物件の場合は、一から設備工事をおこなうため、追加費用がかかる可能性は低いです。しかし、居抜き物件の場合、前の飲食店の業態によって設備関係で問題が起こる場合があります。

例えば、「ガスの火力が弱い」や「電気の出力量が足りない」などです。前はカフェを運営していた店舗を、天ぷらやにする際などに起こる可能性があります。

設備によっては、100万円単位の追加料金がかかるなんてこともありえます。また、居抜き物件の場合は、デザイン費用・施工費用の他に造作譲渡の費用も入ってくるので、注意が必要です。

予想外の追加費用で予算を超えないよう、事前のチェックや、見積もりの際に疑問や不安な点を施工業者に質問してみてください。

まとめ

この記事では、店舗デザイン費用・施工費用の算出方法の大枠について解説してきました。この記事での重要なポイントは以下です。

・店舗デザインの料金は「総施工費の◯%」か「1坪あたり◯万」でという算出方法が多い
・施工費用は、「物件の状態」「内装・外装のデザイン」「施工業者」の3つのポイントで決まる
・スケルトン物件より居抜き物件の方が、施工費用は比較的安くなる
・施工費用の内訳は大きくわけて「建築工事費」と「設備工事費」に分けられる
・居抜き物件の場合、設備関係や造作譲渡などの追加費用に注意が必要

上記の重要ポイントを頭の片隅に入れて、店舗デザイン会社や施工業者と相談を進めましょう。

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