残工事ってご存じですか?補修工事や追加工事との違いも併せてご紹介いたします!

建築設計デザインの基礎知識
建築設計デザインの基礎知識

お店を開店するためにはまず、工事が完了し引き渡しを行う必要があります。その際に工事が発生する場合があります。今回はそんな引き渡しまでの流れや「残工事」「補修工事」「追加工事」等についてご紹介いたします。

株式会社TOでは、店舗の開業・改装・運営に関する補助金の取得補助を行っております。開業・リニューアルの際には、補助金の申請から建物の完成、受給までを一貫してサポートいたします。補助金取得の流れや過去の採択事例に関してはこちらのページをご参照ください。

お店の引き渡しの流れ

引き渡しまでの流れ

まず始めに、お店を引き渡す流れについてご紹介いたします。まずは、お客様からの要望を聞き、図面を作成していきお客様と相談しながら内容を決定していきます。そして内容が決定したら見積を作成していき金額の決定も行います。図面内容や金額決定したら工事を始める段階になります。これを「着工」と言います。

そして工事が終わることを「竣工」と言います。「竣工」が終わった段階で、施主の方に建物をお渡しする作業を「引き渡し」と言います。この「引き渡し」では電気スイッチの使い方や、施主様に何か気になる点はないかなどの確認を行います。

この際に工事が完了しているか、他に必要な工事がないかなどの確認を行い「残工事リスト」を作成します。そしてこのリストを元に施工業者の方に工事を完全に完了させて頂きます。

そのため一般的な工事完了までの流れをまとめると以下のようになります。

図面決定→金額決定→着工→竣工→引き渡し(残工事リスト作成)→残工事完了→オープン

残工事について

残工事について

多くの場合、引き渡しは予めスケジュールが決定して行われます。その際にまだ工事が完了していない部分の工事を「残工事」と呼びます。これらは金額を決定した中の工事がまだ終わっていない形ですので、金額には変更はありません。

残工事の例

残工事の例としては次のようなものが当てはまります。

・工事が直前に変更して完了していない
・天候の問題で塗装が完了していない
・オープンの直前に施工して欲しいなど要望があり完了していない
・指定したコンセントカバーや戸当たりがまだ設置されていない

補修工事について

補修工事について

引き渡し際に、全体を隅々確認を行うと補修が必要な箇所が見つかる場合があります。これを「補修工事」と言います。

補修工事の例

補修工事の例としては以下のようなものが当てはまります。

・壁のクロスや塗装が一部欠けてしまっているの補修する。
・建具の建付けが良くないので、滑りを良くする。
・棚の扉に涙目(扉があたる部分に付ける樹脂製の緩衝材 )を設置して開けた時に音が立たないようにする
・家具の表面がざらついているので、滑らかにする

追加工事について

追加工事について

引き渡しで実際に工事内容を確認した際に、「ここに棚があった方が良い」「ここに表示があった方が良い」など変更が発生する場合があります。それらは「追加工事」と言います。追加工事に関しては内容によりますが、大きな工事を行う場合は追加でお金が発生する場合があります。

追加工事の例

追加工事の例としては以下のようなものが当てはまります。

・厨房内に収納棚を追加
・入口の表示としてカッティングシートを追加
・店内に飾るディスプレイを追加
・店外にサイン看板を追加

まとめ

今回は引き渡しまでの流れと「残工事」「補修工事」「追加工事」ついてご紹介いたしました。実際に出来上がってからでないとわからない部分もありますので、引き渡し後に大なり小なりの工事が発生する場合が多いです。

しかし弊社TOでは、施主の方、その先のお客様に満足して頂けるよう工事が完全に完了するまで確認を行っています。ご安心ください。

株式会社TOは店舗やオフィスなどの商業施設のデザインを多く取り扱っています。「お客様が望まれていること」さらに「お客様のお客様が望まれていること」を実現できるように誠心誠意取り組んで参ります。店舗改装や、新規出店、それ以外のことでも何かお困りのことございましたらご気軽にご相談下さい。皆様の理想を叶えるために尽力させて頂きます。