「フローリング」は家や店舗など様々な場面で見かける床材ですが、実はそれぞれ種類が異なっています。そのため今回はフローリングのについてご紹介いたします!
私たちTO(ティーオー)は、店舗・オフィスなど商業施設の設計を得意とするデザイン設計事務所です。私たちTOのデザインの強みに関しましては、こちらのページにて詳しく解説しています。ぜひこちらもわせてご参照ください。
フローリングとは
フローリングとは木質系の材料を使用した床材のことです。幅60-100cm、12-18mm厚ほどの板状の木材を床に敷き詰めるかたちで施工します。
フローリングの種類
フローリングには主に「無垢フローリング」「複合フローリング」があります。そしてその他に木質系の素材ではありませんが、木目柄の「塩ビタイル」「クッションフロア」が存在します。
この「塩ビタイル」「クッションフロア」はフローリングではありませんが、フローリング代用として使われることも多いのでご紹介いたします。
①無垢フローリング
これは天然木材を切り出して、加工した素材のため一枚一枚が異なる木目を持っています。単層フローリングとも呼ばれて自然の木目の風合いや、肌ざわりなどを楽しむことが出来ます。天然材のため反りや伸縮が発生するとメンテナンスが必要になることがあります。
②複合フローリング
木材を加工した合板に、薄く加工した木材やシートを貼り合わせた素材です。無垢フローリングと異なり一枚一枚が均一な仕上がりになっていることが特徴です。
また無垢フローリングと比較して値段を抑えることが出来、メンテナンス性に優れているためマンションなど大きい面積に一度に使う場合はオススメの床材です。
③塩ビタイル(木目柄)
合成樹脂からつくられる薄いタイル状の床材です。木材は使われておらず木目柄のため風合いはフローリングには劣るかもしれませんが、メンテナンスや施工性に優れているため店舗でもよく使われる床材です。
④クッションフロア
塩ビタイルと同様に合成樹脂からつくられる薄いタイル状の床材です。大きなシート状になっており柔らかくクッション性があります。耐水性があるためキッチンなど水周りで使用されることが多いです。
フローリングの貼り分け
フローリングには様々な張り方パターンがあります。イメージに合うものを見付けてみましょう。
定尺張り
同じ寸法のフローリング材を一定の幅でずらしながら交互に空間の壁に平行または垂直に貼っていく方法です。最も一般的な張り方で様々な場面で用いられています。
乱尺貼り
様々な長さのフローリング材を用いて空間の壁に平行または垂直に貼っていく方法です。定尺貼りと異なり同じ長さを揃える必要がないので、無駄な部材が発生せずにコストを抑えることが可能です。
斜め張り
定尺貼りや乱尺貼りが壁に垂直、平行に貼っていくのに対して斜めに貼っていく方法です。
ヘリンボーン貼り
フローリング材の角と角を合わせて貼っていく方法です。海外をイメージさせる店舗にしたいとき、空間にアクセントを持たせたい時にオススメです。また角の部分を45℃にカットして合わせたものは「フレンチヘリンボーン」と呼びます。張り方が複雑となるため施工にコストがかかる場合があります。
市松貼り
同じ長さの部材を組み合わせて、正方形の固まりを作り、その正方形の向きを交互に貼っていく方法です。こちらも施工が複雑なためコストが大きくなる傾向にあります。
まとめ
今回は「フローリング」についてご紹介いたしました。身近な部材ですが意外と知らないこともあったのではないでしょうか?知っていると役に立つこともあるかと思いますので、是非参考にして頂けると幸いです。
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