持続可能なお店づくりを目指して

私たちTOは、これまで一貫して、長く愛されるお店づくりに向き合って参りました。持続可能なお店を実現するためには、
施主の「想い」が反映されたデザインと集客戦略、資金繰り、動線設計などのマーケティング視点の掛け合わせが必要です。
私たちは、施主様と一緒にこれらを徹底的に考え抜き、寄り添い、実践します。

TOの施工事例

【徹底解説】焼肉屋で店舗デザインのポイント|デザインが集客の成功や売上の獲得を左右します

飲食店の駐車場 飲食店の店舗デザイン
飲食店の店舗デザイン

焼肉屋の開業にともない、店舗デザインをどのようにするか悩んでいるオーナーは、多いのではないでしょうか。焼肉屋は、店舗デザインが集客の成功や売上の獲得を左右するといっても過言ではありません。店舗デザインを中途半端にしてしまうと、競合店にお客さまを取られて集客に失敗してしまい売上が取れない、なんてこともありえます。

そこで、焼肉屋の店舗デザインを決める際に抑えるべき重要なポイントを解説していきます。なお、こちらの記事で掲載している店舗の画像は、すべて私たち株式会社TOでデザインいたしました。気になるデザインがございましたら、お気軽にお問い合わせください

実績紹介・施工事例・店舗デザイン事例|名古屋の建築デザイン設計事務所|株式会社TO
愛知県名古屋市とニューヨークに拠点を構える店舗デザイン(店舗プロデュース)・建築デザイン設計・オーガナイズを得意とする事務所です。店舗・飲食...

焼肉屋の店舗デザインを決める前に

焼肉屋の店舗デザインを決める前にすること

まずは、焼肉屋のコンセプトを明確にし、高級志向にするのか大衆向けにするのかを決めましょう。ターゲット層の選定や、提供する肉のランクを決めることで自然とコンセプトが明確になります。高級志向か大衆向けかをはっきりさせておくことで、店舗デザインを決める計画がスムーズになり、よりよい空間を作ることができるようになります。

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高級志向の焼肉屋に適している店舗デザイン

高級志向の焼肉店

高級志向の焼肉屋の店舗デザインに必要な要素は以下です。

  • 個室がある
  • カウンター席がある
  • 開放感のある空間
  • 間接照明で明るすぎない店内
  • 黒や茶色、暖色系などの落ち着く色を内装に使用
  • 無垢材や大理石、本革などをカウンターやテーブル、イスに使用
  • 高級感のある素材で作る外観
  • ヴィンテージの雰囲気を出すインテリアの設置

高級志向の焼肉屋で求められるのは、格式の高さ。大衆向けの焼肉屋と比べて、特別感や非日常感を店舗デザインで演出することがポイントです。内装に使用する素材や照明の明るさに焦点をあてて店舗デザインを設計することで、高級感のある空間を作ることができます。高級焼肉店と一目でわかるように外観にも、高級感のあるデザインを施しましょう。

大衆的な焼肉屋に適している店舗デザイン

一般大衆向け焼肉屋の店舗デザインに必要な要素は以下の通りです。

  • 開放感のある空間
  • カジュアルまたはアットホーム感のある空間
  • 大人数で利用できるテーブル席
  • 明るい店内
  • 馴染みのある素材を使用したテーブルやイス
  • 入りやすい明るい外観
  • 白やグレーなど重厚感のない色を使用した内装

一般大衆向け焼肉店の店舗デザインに求められるのは、入ることに抵抗感のない空間です。入店することへの抵抗感をなくすことがポイントとなります。入店への心理的ハードルを上げてしまう原因は以下の3つです。

  • 暗い
  • 重厚感
  • 高価な素材

入店のハードルを上げてしまう3つのポイントを避け、店舗デザインを設計することで、誰でも入りやすい空間を作ることができます。

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焼肉屋の店舗デザインで重要なポイント

焼肉屋の店舗デザインで抑えておくべきポイントは以下3つです。

  • ①グリルの種類
  • ②換気設備の種類
  • ③お手入れのしやすい素材の使用

集客と売上の獲得を確実にするためには、高級志向・一般大衆向けどちらも、上記3つのポイントに焦点を当てて、店舗デザインを設計する必要があります。ポイントとしては3つと少ないですが、重要な部分なので必ず抑えておいてください。

①グリルの種類

グリルの種類は、一般的に「七輪」と「無煙ロースター」の2つ分けられます。どちらを使用するかは、理想の店舗デザインと予算を照らし合わせて考えてみてください。「七輪」と「無煙ロースター」のメリット・デメリットを以下で詳しく解説していきます。

七輪のメリット・デメリット

・煙が見えるため、焼いている雰囲気を楽しむことができる
・火力が強いので、早く焼ける
・初期費用が安くすむ
・煙で目が痛くなる可能性がある
・焼肉の臭いがつく
・換気の問題上、冷暖房が効きにくい
・煙やオイルミストで天井や壁、床が汚れやすい
・火力にムラが出る
・炭にロスが出る
・火起こし場を作らなければならない

大衆店でザ・焼肉屋を目指すのであれば、七輪の導入が向いているでしょう。しかし、焼肉を焼く工程にこだわりがないのであれば、デメリットが多い七輪を避けるべきです。初期投資は安いですが、後のリフォーム費用や人件費を考えると、七輪より無煙ロースターの導入が無難でしょう。

無煙ロースターのメリット・デメリット

無煙ロースター

・煙がでないため、目が痛くなることがない
・焼肉の臭いがつきにくい
・電気やガスのタイプだと点火が早い
・天井や壁、床が汚れにくい
・換気も効率よくおこなえるため、冷暖房が効きやすい
・ロースター内の掃除やメンテナンスが大変
・メンテナンス費用がかかる場合がある
・初期費用が高くつく

無煙ロースターは、その名の通り煙がでないことが魅力的なポイントです。嫌な臭いも付きにくいため、お客さまは、七輪より無煙ロースターを好む方が多いでしょう。

さらに、無煙ロースターは以下の3つに別れます。どのタイプを採用するかは、タイプの特徴と理想の店舗デザインを照らし合わせて考えてみてください。

  • ノンダクトタイプ・・・排気ダクト工事が不要、内部の電気集塵機で煙や臭いを軽減、店内移動が可能
  • ダクト上引きタイプ・・・低コストタイプ、手入れが容易、上から煙を吸いとる、ロースターの真上に排煙フードを設置
  • ダクト下引きタイプ・・・床下に排気ダクトを通し煙を店の外に出すタイプ、多くの焼肉屋で使用されている

②換気設備

焼肉屋の換気設備

焼肉店では、以下の3つのポイントに適するダクトを選びましょう。

  • 排煙機能が優れている
  • ダクト内部が汚れにくい設計になっている
  • 構造がシンプルでメンテナンスが容易

加えて、換気設備には以下の3種類があります。

  • フードタイプ
  • 直管タイプ
  • エルボタイプ

主に焼肉屋で使用されるのは、フードタイプです。油分が入り込まないよう、フィルターが設置されていたりと、料理をする厨房の使用に向いている作りになっています。焼肉屋の場合、各席で料理が常におこなわれている状態のため、フードタイプが適しています。

③お手入れのしやすい素材の使用

換気設備

油汚れがつきやすい焼肉屋の壁や床、天井、テーブルなどには、お手入れのしやすい素材を使用しましょう。以下が、焼肉屋の内装に適している素材になります。

  • ガラス
  • ステンレス
  • キッチンパネル
  • 大理石
  • 磁器質タイル
  • メラミン化粧板
  • 無垢木材

上記の素材を使用した内装にすることで、日々のお手入れが楽になります。価格帯に関しては、素材それぞれピンからキリまであるため、予算と相談しながら決めることが重要です。

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まとめ

焼肉屋の店舗デザイン

焼肉屋の店舗デザインを決める際に抑えるべき重要なポイントを解説してきました。焼肉屋は、コンセプトの沿った適切な店舗デザインが集客や売上の獲得を成功させます。上記のポイントを抑えて、繁盛する焼肉屋の店舗デザインを作りましょう。

株式会社TO(ティーオー)は、店舗デザインを得意とするデザイン事務所です。お客様にとって「心地よい空間とはなにか」という問いに対して真摯に向き合い、最適なプランニングをしております。デザインのご相談は無料で承っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。