このように、オフィスの移転や開業でオフィスデザインをどのようにするか悩まれている方は、多いのではないでしょうか。この記事では、オフィスデザインのトレンドについて詳しく解説していきます。
IT技術の発展やコロナウイルスなどの影響により、従業員が求めるオフィスのデザインが大きく変わっています。オフィスデザインを最新にすることで生産性や従業員の満足度が上がるでしょう。時代にあったオフィスのデザインにするためにも、この記事をチェックしてみてください。
2023年のオフィスデザインのキーワードは主に3つ
2023年のオフィスデザインは「アイジャルオフィス」と「フレキシブルオフィス」「AWB」がキーワードになります。3つのオフィスデザインの違いを理解して、導入を検討してみてください。
①アジャイルオフィス
アジャイルオフィスは、素早く柔軟に対応できるオフィス環境のことです。個人作業や会議、レクリエーション、休憩などの切り替えがすぐにできるオフィスと言っていいでしょう。カフェなどにあるオシャレなデスクや椅子でありながらも、PC業務に必要な機能を備えているなど多機能な製品を多く取り入れているのが特徴です。
②フレキシブルオフィス
フレキシブルオフィスは近年人気のあるオフィスデザインです。以下5つの種類が存在します。
レンタルオフィス
ビジネスをする上で必要な事務機器や通信環境が揃っているのがレンタルオフィスです。必要なものだけが提供されるため、シンプルな内装デザインになることが多いです。
サービスオフィス
レンタルオフィスと似ており、事務機器や通信機器が備わっているオフィス。加えて、受付などのサポートをしてくれるコンシェルジュが常駐しているのが特徴です。レンタルオフィスより高級感のある内装が多いため、企業のイメージやブランディングアップをするのに適しているオフィスになります。
サテライトオフィス
メインのオフィスとは異なる場所に作る小規模なオフィスがサテライトオフィスです。郊外や地方に住む社員が集まるオフィスとして使用されます。コロナ禍で郊外や地方に移住した社員に向けてサテライトオフィスを開設した企業も少なくありません。また、自然環境に恵まれた場所にサテライトオフィスを作ることで、ワークライフバランスの向上や福利厚生として活用できます。
シェアオフィス
複数の企業や個人がオフィスを共有して使用するのがシェアオフィスです。基本的にフリーアドレス席になり、どこで仕事をしてもいいようになっています。異なる部門が多く存在する企業は、シェアオフィスを作ることで新たな交流や発想が生まれる可能性が高くなるでしょう。
③AWB
AWB(Activity Based Working)は、仕事内容に沿って従業員が時間や場所を自由に選択できる働き方を指します。たとえば、一般的なオフィスにある壁や仕切りを取り除いて多目的スペースを作ったり、サテライトオフィスを開設して、働く場所を自由に決められるなどです。AWBを基本路線に考えてオフィスのデザインを考えると最新のオフィスになります。
アイジャルオフィスやフレキシブルオフィスで求められるもの
アイジャルオフィスやフレキシブルオフィスにするには、以下の3つを導入する必要があります。
①マグネットスペース
②会議用スペース
③AWBに適したオフィスの製品や家具の導入
なぜ上記3つが必要なのかを詳しく解説していきます。
マグネットスペース
マグネットスペースとは磁石に吸い寄せられるように人が集まってくるスペースをいいます。AWBを念頭に置いたオフィスデザインは、個人作業になりやすくコミュニケーションの低下が懸念されます。リラックスできて談笑がしやすいスペースを作ることが重要になるでしょう。
たとえば、カフェやバーのスペースを作ったり観葉植物で囲まれたリラックスゾーンを作ることが挙げられます。マグネットスペースがあることで、仕事の情報を共有できたり新たな発想が生まれたり、問題解決に繋がったりするでしょう。
会議スペースの確保
会議用のスペースを設けることが作業効率を上げるために重要です。アイジャルオフィスやフレキシブルオフィスは、フリーアドレスになることが多いです。
そこで問題になるのがWeb会議。隣の人がWeb会議をしていてうるさく仕事が進まなくなってしまう可能性があります。Web会議や電話などをする人としない人を分けるスペースを設けておくことで、集中力を維持できるため作業効率を高めることができます。
AWBに適したオフィスの製品や家具の導入
自由な環境に適したオフィス製品や家具の導入が近年のオフィスデザインに求められます。たとえば、立ちながら仕事ができる昇降式のスタンディングデスクやキャスターのついたデスク、くつろげるクッションやソファーの導入などが挙げられます。また、フリーアドレス制になるためパソコンの充電がどこでもできるデスクを取り入れるのも重要です。
まとめ
オフィスデザインのトレンドは技術や社会環境によって大きく変化します。時代に沿ったオフィスデザインを取り入れることで、生産性の向上や従業員満足度を高められるでしょう。この記事を参考にして、最新のオフィスデザインを取り入れてみてください。
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