セントラルキッチンの店舗デザインのポイントは?既存点と併用可能?デリバリーとの共存のポイントを解説します

店舗デザインのポイント
店舗デザインのポイント
「多店舗展開にあたり、セントラルキッチンの導入を検討しているけど、デザインで悩んでいる」
「デリバリーの導入でセントラルキッチンを作るにあたり、気をつけるべきポイントはあるのかな?」

このように、セントラルキッチンの導入を検討しているが、デザインについて悩んでいるオーナーの方は多いのではないでしょうか。セントラルキッチンの導入は、業務を効率的にする最適な方法です。既存店との併用もできます。

しかし、なにも考えずにデザインをしてしまうと、効率の悪いセントラルキッチになる可能性が。この記事では、セントラルキッチンのデザインの基本的な考え方やデザインのポイント、デザインの注意点を解説します。セントラルキッチンの導入で失敗しないためにも、この記事を最後までお読みください。

こちらの記事で掲載している店舗の画像は、すべて私たち株式会社TOでデザインいたしました。気になるデザインがございましたら、お気軽にお問い合わせください

セントラルキッチンのデザインの基本的な考え方

セントラルキッチンは、以下の3つを意識してデザインを考える必要があります。

・効率性を意識する
・衛生面を重要視する
・厨房機器は機能性とデザイン性を両立させる

上記3つの考え方をそれぞれみていきましょう。

効率性を意識する

セントラルキッチンでは、動線に焦点を置いて効率性を意識しましょう。セントラルキッチンは、決まった料理を大量に作る必要があります。無駄な作業を削減しないと、業務が回らなくなるでしょう。無駄のない効率的なレイアウトを考えてみてください。

衛生面を重要視する

アルミサッシ

セントラルキッチンで重要視すべきは衛生面です。清潔な環境を保つ必要があります。壁や床に使用する素材、導入する厨房機器の選定を入念におこないましょう。また、店舗内を清潔に保てるレイアウトも併せて考える必要があります。

厨房機器は機能性とデザイン性を両立させる

セントラルキッチンの内装をおしゃれにするのはいいですが、機能性も同時に考える必要があります。機能性が悪いと業務効率が悪くなり、スタッフのストレスとなるでしょう。現在の厨房機器は、機能性とデザイン性を兼ね備えたものが多くあります。機能性も意識しながら、厨房機器を選ぶようにしましょう。

セントラルキッチンのデザインのポイント

セントラルキッチンのデザインのポイント

セントラルキッチンのデザインを効率的に考えるには、これから解説する5つのポイントを押さえておくといいでしょう。

レイアウトは作る料理に対して区分けする

同じ作業でできる料理をまとめ、区分けしたレイアウトにすると効率がよくなります。たとえば、焼く必要のある料理に欠かせない厨房機器を、周辺にまとめてレイアウトするなどです。

セントラルキッチンで作る料理はある程度決まっていることが多いため、決まった作業に区分けすると作業効率が高まります。焼く・煮るが必要な料理を作る区画、盛り付けだけの区画などを分けてレイアウトを考えてみてください。

スタッフ同士がすれ違える通路幅を確保する

通路の幅は効率的な作業をする上でポイントです。最低でも通路幅は、スタッフ同士がすれ違える1.2mを確保するようにしましょう。

通路幅が狭いとぶつかったり、周りを気にする必要が出てくるため、作業効率が悪くなります。すれ違う可能性が高い通路は、できるだけ広い幅を確保するように努めてみてください。

厨房の設備はデザインよりも機能性を重視する

セントラルキッチンはお客様が来店しません。したがって、機能面に優れている厨房機器で揃えるといいでしょう。たとえば、ステンレス素材の調理台かつ、下が冷蔵庫になっている厨房機器などです。

機能性のある厨房機器を多く取り入れることで、作業効率がアップします。また、必要な厨房機器の数も減らせるでしょう。

衛生面に特化している内装材を選ぶ

衛生面に特化している内装材を選ぶことで、店内をきれいに保つことができます。セントラルキッチンでは耐水性があり、消毒薬品に強い内装材を使用するといいでしょう。

カビの発生を防ぐことができ、油汚れなどの掃除がしやすくなります。また、凸凹がなく平らな壁や床にするとほこりがたまりにくくなり、きれいな内装を保てるでしょう。

セントラルキッチンのデザインの注意点

セントラルキッチンのデザインの注意点

なにも考えずにセントラルキッチンのデザインを決めると、失敗する可能性があります。注意点を押さえて上で、デザイン案を作ってみてください。

食品衛生法に従って設計する

食品衛生法では、以下3つの条件を満たす必要があると記しています。

・密室の空間を作る
・内装に使用する素材は耐水性のものにする
・冷蔵庫には温度計を設置する

上記のいずれかを満たしていないと、食品衛生法違反となり、罰則や罰金の対象となります。食品衛生法が定めている条件に沿って、デザインを考えるようにしましょう。

予算を考える

理想の店舗デザインを追い求めると、予算がかかりすぎてしまう可能性があります。事前に壁や床の内装や厨房機器、家具など、それぞれにどれくらいの費用を割けるか計算してみましょう。予算を考えておくことで、内装に使用する素材や購入すべき厨房機器を明確化できます。

専門家に相談する

セントラルキッチンのレイアウトは、初めての方だけで考えると失敗する可能性が高いです。失敗しないためには、店舗デザイン設計事務所などの専門家に相談するといいでしょう。効率的な動線設計などのアドバイスをもらうことで、最適なレイアウトと動線設計ができます。

まとめ

セントラルキッチンの店舗デザインは、効率性や衛生面を重要視して考える必要があります。また、食品衛生法に沿ったデザインにしなければなりません。セントラルキッチンのデザイン設計で悩んだ際は、弊社TOまでご相談ください。

株式会社TOでは、店舗の開業・改装・運営に関する補助金の取得補助を行っております。開業・リニューアルの際には、補助金の申請から建物の完成、受給までを一貫してサポートいたします。補助金取得の流れや過去の採択事例に関してはこちらのページをご参照ください。