小規模オフィスの空間デザインのポイントとは?オシャレと機能性の両立させるコツを解説します!

オフィスのデザイン
オフィスのデザイン
「会社の設立で小規模オフィスにする予定だけど、空間デザインの考え方がわからない」
「小規模オフィスの空間デザインで押さえておくべきポイントを詳しく知りたい」

このように、会社設立にともない小規模オフィスにする予定で、空間デザインに悩まれている方は多いのではないでしょうか。この記事では、小規模オフィスの空間デザインで押さえておくべきポイントを詳しく解説していきます。

小規模オフィスの空間デザインは限られたものしか取り入れられないため、取捨選択がカギを握ります。取り入れるものの選択を失敗してしまうと、作業効率の悪いオフィスのデザインになってしまう可能性が。オシャレさと機能性を兼ね備えたオフィスにするためにも、この記事をチェックしてみてください。

こちらの記事で掲載している店舗の画像は、すべて私たち株式会社TOでデザインいたしました。気になるデザインがございましたら、お気軽にお問い合わせください

小規模オフィスとは?どんなオフィス?

小規模オフィスとは

結論から言うと、小規模オフィスの定義は決まっていません。人それぞれ小規模オフィスの定義が異なるためです。一般的にイメージされる方が多い「小規模オフィス」とは、社員数が10人未満のビルやマンションに付随する施設の一室でしょう。ここで取り上げる小規模オフィスも社員数が10人未満のオフィスになります。

小規模オフィスのデザインを考える前にすべきこと

オフィスデザインの打ち合わせ

まずは、オフィスのコンセプトを決めましょう。オフィスの内装でどのようことを発信したいのかを考えてみてください。たとえば、「自由な社風を発信したい」や「正統派の少し堅いイメージ」などが挙げられます。オフィスの内装は、会社のイメージに直結します。会社のイメージとも照らし合わせながら、オフィスのコンセプトを明確に決めてみてください。

小規模オフィスのデザインのポイント

小規模オフィスのデザインは、必要なポイントを押さえておかないと失敗しやすいです。統一感がなかったり窮屈なオフィスになりやすいでしょう。失敗しないために小規模オフィスデザインで押さえておくべきポイントは以下7つです。

① 空間を広く見せるインテリアの導入・配置
② 機能的な家具の導入
③ 統一感のある配色の選択
④ 統一感のある素材の選択
⑤ 動線を意識した配置
⑥ ゾーニングを意識した配置
⑦ 業務の効率を上げる照明の選択

上記7つのポイントをそれぞれ詳しく解説していきます。

①空間を広く見せるインテリアの導入・配置

小規模オフィスの家具

小規模オフィスは、できるだけ広く見せることが重点です。空間を広く見せるには、遠くを見渡せることがキーポイントになります。家具選びをする際は、背の低いモノを選ぶようにしましょう。背の低い家具にすると遠くが見渡せるようになるので、空間が広く見えます。また、仕切りは透明なガラスなどを用いると効果的です。

②機能的な家具の導入

小規模オフィスでは、収納の確保が問題となる場合が多いです。収納の問題は、収納を兼ね備えた家具の導入やデッドスペースの有効活用で補うといいでしょう。たとえば、間仕切りの役割もしつつ収納になる棚などが挙げられます。さまざまな機能を備えた家具や雑貨は多くあるので、必要なモノを選定して取り入れてみてください。

③統一感のある配色の選択

カラークロス

独特なデザインにしない会社は、内装の色を3色までに抑えるといいでしょう。オフィスの内装がまとまります。まとまりがあると従業員が業務に集中しやすくなったり、取引先から好印象を抱かれる可能性が高くなるでしょう。反対に3色以上取り入れると気が散りやすい空間になったり、ごちゃごちゃした印象になりやすいです。

④統一感のある素材の選択

オフィスのまとまりを意識する上では、配色と同様に内装や家具などに使用する素材選びも重要です。落ち着いた雰囲気のオフィスにする場合は、木材を中心に選ぶといいでしょう。石やタイルの素材を壁に使用したり、コンクリートの打ちっぱなしにするとデザイン性が強調できます。内装に使用する素材も会社のイメージに直結するので、選択は入念におこないましょう。

⑤動線を意識した配置

小規模オフィスの導線

業務の作業効率を上げるには、作業動線の確保が重要です。書類を保管する棚やコピー機など、移動が必要な作業がスムーズにおこなえるように動線設計を入念におこないましょう。小規模オフィスなので、席の配置から考えて全体のデザインを考えるようにすると作業の動線が確保しやすくなります。

⑥ゾーニングを意識した配置

小規模オフィスのゾーニング

まず、小規模オフィスのデザインを考える際はゾーニングを決めるといいでしょう。ゾーニングとは役割に沿ってどこになにを配置するかの区分けを考えることです。たとえば、来客用の空間、個人情報などを保管するセキュリティの部分、デスクなど。必要な区分を出して適切な場所に配置していくと小規模オフィスのデザインがスムーズに進みます。

⑦業務の効率を上げる照明の選択

オフィスガラスパーテーション

作業効率を上げるために考えるべきなのが照明。照明の配置場所や色によって従業員の業務の進行に差が出ます。オフィスの照明の色は「昼白色」が最適です。自然の明るさに近い色にしておくことで違和感なく仕事に集中できます。電気色は暗すぎるのでパソコンなどが見えにくく、昼光色は明るすぎて目と脳が疲れやすくなるので小規模オフィスに向かないでしょう。

小規模オフィスのデザイン面でのメリット

オフィスデザインの統一がしやすいのが小規模オフィスのメリット。限られた空間の中でデザインを考えるため、素材や色がバラバラになりにくいです。また、全体のバランスやデザインを考えた上で厳選した家具しか置けないのもメリットのひとつでしょう。大きい家具が多いと全体的なバランスが崩れやすく、素材などの統一感がなくなりやすくなります。小規模だと家具の配置などを変更したとしても、デザイン性が崩れにくいのがポイントですね。

小規模オフィスのデザイン面でのデメリット

小規模なので、デザイン性とともに限られた広さで機能性もこだわらなければならないのがデメリット。ただオシャレな家具や雑貨を取り入れるだけでは、作業効率に悪影響をあたえる可能性があります。また、限られた家具しか置けないので、デザイン性や機能性が抜群でも寸法的に置けないということも考えられるでしょう。デザイン性と機能性、寸法などなにを優先するかの取捨選択が小規模オフィスのデメリットとであり悩みどころであるでしょう。

まとめ

小規模オフィスの空間デザイン

この記事では、小規模オフィスの空間デザインで押さえておくべきポイントを詳しく解説してきました。この記事の重要ポイントは以下です。

  • オフィスの内装は会社のイメージに直結するので内装のコンセプトを最初に考える
  • 家具選びをする際は、背の低いモノを選ぶようにすると室内が広く見える
  • 家具はできるだけ収納を兼ね備えたものにする
  • オフィスデザインに一体感を持たせるため、内装の色を3色までに抑える
  • 内装や家具に使用する素材が会社にイメージに直結する
  • 席の配置から考えて全体のデザインをすると作業の動線が確保しやすくなる
  • ゾーニングを意識して必要な区分を割り出すと全体のデザインがしやすくなる
  • オフィスの照明の色は自然の明るさに近い「昼白色」が最適

小規模オフィスのデザインは、一見かんたんのように思えます。しかし、機能性や作業動線なども考慮しなければならないので、難しいのです。どのようにデザインをすればいいか悩んでしまう場合は、デザイン設計会社に相談するといいでしょう。スムーズに内装デザインが決まります。小規模オフィスのデザインで失敗しないためにも、上記のポイントを参考にしてみてください。

私たちTO(ティーオー)は、店舗・オフィスなど商業施設の設計を得意とするデザイン設計事務所です。空間デザインに対して真摯に向き合い、無理のない最適なプランニングをしております。私たちのデザインしたデザイン事例はこちらのページをご参照ください。