【店舗デザイン】意外と知らない洗面ボウルについてご紹介いたします。素敵な水回りを設けて清潔感のある空間を作りましょう!

建築設計デザインの基礎知識
建築設計デザインの基礎知識

洗面台で水を出した際に水を受けるボウル上のものを「洗面ボウル」と言います。非常に身近な物ですが中々注目することがない部分ではないでしょうか?トイレなどの水回りはお店の清潔感や高級感に直結する大事なポイントです、そのため今回はそんな水回りに関係する「洗面ボウル」についてご紹介いたします。

「水回りを改装してお洒落な空間にしたい」
「新しく導入するのに何が向いているか知りたい」

などとお考えの方は是非参考にしてみて下さい。

洗面ボウルについて

洗面ボウルについて洗面ボウル(洗面台)は店舗ではトイレの手洗い部分に使われることがほとんどだと思います。そんな洗面ボウルは様々な種類があるためお店の雰囲気に合わせたものを選ぶと素敵な良い空間を演出することが出来ます。また洗面台の高さは手洗いの上端が地面から750㎜程度だと使いやすいとされています。

洗面ボウルの種類

①置き型

洗面ボウルの種類①置き型

キャビネットやカウンターの上に据え置いて使用するタイプの洗面ボウルです。ベッセル式とも呼ばれ洗面ボウルのかたちを活かすことが可能です。洗面ボウル自体に高さがあるタイプの場合、上端が地面から750㎜になるように設置すると、カウンター部分はそれに伴って低くなってしまうので使い勝手に気を付ける必要があります。

またデザインによっては壁との間の掃除がしにくい場合もあるので注意が必要です。お椀のようなかたちから、四角いタイプまでデザインが豊富なため、空間のアクセントになってくれます。

②埋め込み型

洗面ボウルの種類②埋め込み型カウンターに洗面ボウルが埋め込まれており、横から見た際にすっきりと見えるデザインです。完全に埋め込んでカウンターとフラットになっている場合と、少しだけ飛び出している半埋め込み型タイプがあります。シンプルながらも清潔感がある雰囲気を演出出来ます。

③壁付け型

洗面ボウルの種類③壁付け型洗面ボウルを直接壁に設置するタイプのものです。小さめのトイレの個室内に手洗いを設けたい場合は場所をとらないためオススメです。

洗面ボウルの素材

①陶器製

洗面ボウルの素材①陶器製陶器性は最も一般的な素材です。低コストで購入が可能で種類も多いため、多くの場面で愛されています。また傷や汚れもつきづらくお手入れさえすれば長期間、綺麗な状態を保つことが可能です。ただし陶器製のため、物を落とした衝撃などで割れてしまう可能性はあるのでその点は注意が必要です。

②ホーロー製

洗面ボウルの素材②ホーロー製ホーロー製とは鉄などの金属の下地の表面ガラス質の釉薬を高温で焼き付けたものです。金属の熱伝導の良さや強度と、ガラスの光沢の美しさなどを合わせもった素材です。表面はガラス質のため美しく汚れなども着きづらいです。また下地は金属のため物を落とした衝撃で割れることもありません。ただ表面のガラス質が傷つくと、そこから錆びる可能性があるので注意が必要です。

③樹脂製

洗面ボウルの素材③樹脂製樹脂はプラスチックの一種のため割れないことが大きな特徴です。ただし陶器製と比較して摩擦などで傷がつきやすい面もあります。樹脂製はカウンターと一体となったタイプもあり、完全に継ぎ目がないためお手入れはしやすくなります。大理石風などもありますが、ものによっては逆に高級感を損なう可能性があるので注意が必要です。

まとめ

今回は「洗面ボウル」についてご紹介いたしました。トイレなどは客席空間と比べると後回しにしてしまいがちですが、お店の中で全てのお客様にまんべんなく見られる場所でもあります。そのため居心地が良い空間をつくりお客様に満足して頂けるようにすることが大切です。

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